図書館戦争

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著者 : 有川浩
  • メディアワークス (2006年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840233613

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図書館戦争の感想・レビュー・書評

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  • 好きすぎてなかなかレビューを書けなかったけど、映画化記念に。。。

    とにかく、本を守るために体を張って戦う!っていう設定だけで、「まかせて!一緒に戦うわ!」という気持ちにさせられてしまう。

    テンポのよい会話や、「キャラが立ってる!」という言葉をギリギリまで具現化したような登場人物や、ミリタリーな状況下での「恋愛フルスロットル♪」ぶりに軽く見られがちだけれど。。。

    言論の自由、表現の自由、生き方の自由など、人がそれぞれいちばん大切にしているものを守るために、自分のやり方で戦うことへの賞賛に満ちた名作だと思います!

  • ハマります!
    郁が素直に悩んだり、頑張ったり、間違えたり、憤ったりしてくれるので、読んでて嬉しくなります。
    良化法のある世の中なんて、まっぴら御免なので、今、自分の持っている自由を正しく使える人にならなきゃな~なんて、まじめに思ったりしました。

  • ひたすらニヤニヤできる本。

    面白かった。読む前から絶賛されていたので、逆にドキドキしながら手に取ったのだけど、なんのその。素晴らしかった。評判に恥じない。
    軽妙なタッチだけれど、文章ひとつひとつに確実に力がある。
    本が好きなひとにはたまらない設定やセリフもいい。
    面白さに完敗。可愛い恋模様には、乾杯(笑)

  •  図書館戦争は、言わずと知れた有川浩さんの人気シリーズ、その第一作目です。

     「メディア良化法」は公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律として昭和最終年度に制定された。
     出版物の検閲に対する権限が曖昧で、時の為政者によりなんとでも解釈できる、ある意味恣意的に言論統制ができると反対派は、既存の図書館法に第四章を付け加える形で対抗する。

     図書館法第四章 図書館の自由
      第三十条  図書館は資料収集の自由を有する。
      第三十一条 図書館は資料提供の自由を有する。
      第三十二条 図書館は利用者の秘密を守る。
      第三十三条 図書館は全ての不当な検閲に反対する。
      第三十四条 図書館の自由が侵される時、我々は団結して、あくまで自由を守る。

     そして、メディア良化法の制定から三十年が経過した、正化三十一年。

     メディア良化法を根拠に作られたメディア良化委員会と、言論の自由を守る図書館との間には、武力を以て対立することもある。
     図書館は武装化され、図書館は専守防衛を旨とする図書館防衛隊を配備している。
     笠原郁は、図書館の図書隊員。体力、運動能力も優れた郁は女子で唯一の防衛員志望であるが、高校生の時に良化委員会の検閲から本を守ってくれた図書隊員に憧れて防衛員を目指している。
     担当教官の堂上篤からは目の敵にされるほど厳しく訓練される。そして、後に女子では初の図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)に配属され、堂上やその同僚の小牧、同期のエリート手塚とともにタスクフォースでの活動が始まる……。

     いやあ、破天荒で楽しいですねぇ。この作品を書くきっかけはある図書館の「図書館の自由に関する宣言」のプレートだそうですが、確かにこの宣言は勇ましいですなぁ。

  • もし図書館が武装したら、という出オチ的ネタがこの話の全てなわけで、その出オチ的ネタで分厚い本一冊もたせようとなると相当の筆力と説得力がいるわけです。
    で、本作は残念ながら筆力・説得力ともにあまりにも足りないかなと。
    対立しあう二つの組織、良化委員と図書隊二つともが合法なのがわけわからないし、検閲のために武装が認められている社会で調教・凌辱もの(柴崎の言葉からしてこれらの描写は健在の様子)AVだの漫画だのがお目こぼしいただいてるのもわけわからん。
    ラノベ的文章もなかなか居心地悪かったが、なんというか、最近のラノベってこんなに親切なの?ってくらい一から十まで解説してくれて(〇〇はつまりこう言いたかったのだ、~~な点が〇〇の食えないところだ、ってなにもそこまで説明してくれなくてもわかりますよ)、逆に言うと最近の読者はここまで説明しないとわからないのでしょうか。不安です。

    でもやっぱり、一番許せないのは、どうしても許せないのは、たとえ本を守るためとはいえ
    「図書館が武装して、人を傷つける」
    ってとこですねえ。違うだろう、図書館の戦い方はそうじゃないだろう。図書館の自由宣言も、そういった意味じゃないだろうと。図書隊のメンバー誰一人そこに疑問もってないのがなんとも。登場人物全員に嫌悪感を持ちます。
    一番この話のキモの部分が、どうしても納得できないので、私はこの話、嫌いですね。

  • これはまいった。

    私は有川浩という人の小説を読むのはこれがはじめてで、売れっ子小説家というのは知っていたけれども、それよりも去年の私が観た映画の中ではワースト&不愉快な『阪急電車』の原作者というイメージしかなかった。『阪急電車』は本当に糞映画で、女性を「スイッチ入れるように泣ける音楽流せば(内容は糞でも)感動するんじゃね?」みたいな、「レイプしてもチ○コ入れたら気持ちよくなるよね?」的心意気が本当にご立派だったけれども、原作は音楽もないしオムニバスとしてそこそこ完成度の高い小説じゃないかな~と思っていた。映画を憎んで原作憎まずの姿勢で。

    でもさ、『図書館戦争』を読んでハッキリしたのだけれど、私は有川浩という人とは決定的に相容れないと思った。今の世の中で、ここまで「リアリティ」というものについて無頓着であっていいのかと。そこは現代の小説家が一番気を配るところでないのかと。そして、なにかを問題提起するときにその無頓着さが逆に害悪となるんじゃないか、とさえ危惧する。私はもちろん表現の自由を守るのは当然だし、検閲や焚書などは現代日本であってはならない愚行である、という立場なのだけれど、ハッキリ言えば『図書館戦争』で描かれるのは幼児的な世界観でしかない。

    もちろん、「表現の自由が規制された日本」という設定がダメだ、と断じているわけではない。表現の自由が規制された世界、というディストピア設定はSFでは一般的なもので、『華氏451』や、最近の映画ではガン=カタで有名な『リベリオン』などがあるし、歴史を紐解いても検閲や焚書が行われていた時代や場所はたくさんあった。現在でもイスラム教の影響が強い国や、独裁政権下では、そういうことが行われているという。でも、フィクションとして、例えば「現在のアメリカが国家として思想統制的な検閲や焚書している」ように描く映画はほとんど記憶にない。なぜなら、起こりえないからだ。

    起こりえないことについてはリアリティが低くなるのは当然のことだ。それでも、「起こるかもしれないじゃないか!」と思う人もいるかもしれない。しかし、ちょっと考えれば分かるように、強権的な検閲や焚書ができる国家というのはファシズム的な性格を帯びているわけで、そのような政体が幅をきかせている国にアメリカがなったとしたら、それは私らの目から観れば、もはや別の国にしか見えないだろう。そこに、ディストピア設定が遠い未来や、平行世界での出来事として描かれる理由がある。また、歴史的な描き方や、別の野蛮な国として描く方法もあると思う。

    さて、『図書館戦争』で描かれるのは、現在の日本だ。(平成じゃなくて正化という年号なので平行世界で、しかも刊行された年から計算すれば10年後の近未来ということになっているが)物語のどこをどう読んでも、未来的な描写が何一つないので、現在の日本と考えてもいいと思う。私は「本が検閲され、街にある普通の本屋が国家所属の武装集団に襲われる現在の日本」が舞台で、「図書館が本を守るために武装し」、「公的機関同士が戦争をする」という物語の根幹3つについて「どういうこと?」という疑問しか沸かなかった。いろいろと説明はされているけれども、「それって理屈としておかしいよね?」という疑問が晴れることはない。そして、この3つが揃って描かれるのは、恐るべき人命軽視の世界観だ。私は『図書館戦争』を読んでいて、本を守るよりも、人を守ることを優先しろよ! と憤慨してしまった。本を守るとは、つまり図書館が武装して戦争することではないはずだからだ。

    言うては悪いけれども、有川浩は「書けないものについては書かない」を徹底することで小説としての体裁を整えるタイプの作家だと思う。「メディア良化法」や「メディア良化隊」や「図書館の武装」というアイデアの設定は語れても、それが社会をどう変容させるかについては説得力があるものを提示できないので書かない。現代の日本を舞台にした突飛な設定というのは、それを描くには相当な知識と理解がないと無理なので、それは正しいとは思うのだけれど、「書けないものについては書かない」という技法は恋愛小説やコメディーでこそ効果的で、『図書館戦争』のような物語では逆効果じゃないかなと思う。一方で、有川浩のこの作風があるからこそ、『図書館戦争』の登場人物たちは魅力的に描かれている。そこに「戦争」と言いながらも、この物語が「ごっことしての戦争」であるという限界がある。

    よく、「『図書館戦争』ってこれはこういうものだから、と思えば楽しめるよ」みたいな言があるけれども、「これはこういうものだから」と笠原たちの戦争ごっことコメディドラマを楽しむのを強いるって、小説としてはちょっとダメすぎだと思う。あと、有川浩の設定に対する無頓着さは、言論統制に対する警鐘については役に立たず、現実に行われている言論の自主規制的風潮を目隠ししているのでは? と思った。この小説で描かれるような幼稚さは現実にはなく、もっと巧妙に、もっと誰もが反対しがたいように言葉が縛られているのにね。

  • 有川浩さんの本は2冊目。多くの方が登録されているのですね。今更ながら読みました。

    想像以上のアニメ的な状況設定で(読了後にアニメもあったのを知りました)、最初の方はページがなかなか進まなかったですが、すぐに面白くなり一気に読んでしまいました。

    行き過ぎた検閲から本を守る図書隊の話。よくこんな話を考えましたね。

    郁と柴崎の会話のやり取りが好きですね。

    郁の猪突猛進なところも面白いですが、私の周りに柴崎のような情報通がいたので、柴崎のキャラクターに妙に惹かれてしまいました。柴崎の恋も気になります。

    一番好きなくだりはフォーラムで『考える会』の会長に郁が異議を申し立てたところ。子供の頃の郁が図書隊に守ってもらったように目の前で窮地に陥っている中学生を放っておけずに助けた場面は痛快でした。

    王子様はやっぱりそうでしたか!そうじゃないかなと思って読んでましたが今後どう展開していくのか楽しみです。

  • いやー!
    なんと、まぁ!
    純粋なおんなと、誠実なおとこしかでて来ない!!
    誰かあたしに、強いお酒をちょーだい!(笑)

  • おもしろかったです。
    なんで今まで読まなかったのか、後悔。
    次の巻も、読みます。
    堂上教官のような上司、
    うちにも来ないかなあ。

  • 【内容】
    メディア良化法の下に組織された「良化特務機関」が,不適切な図書を取り締まる時代.情報の自由を守る最後の砦が,図書館の自由法に関わる公立図書館とその元で組織された「図書隊」だった.良化特務機関と図書隊の抗争が激化する中,「笠原郁」は高校生の頃に本を守ってくれた図書隊員に憧れ,図書隊に入隊し,任務をこなしていく.

    【感想】
    ラブコメでした.てっきりシリアスなメッセージがたくさんあるものかと...

    郁の真っ直ぐな性格や,憧れていた図書隊員が目の前にいても気づかない展開や,柴崎や手塚やキャラの濃いベタなサポートとか思わず顔がにやけました.

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