リリアとトレイズIV イクストーヴァの一番長い日〈下〉 (電撃文庫 し 8-17)
- メディアワークス (2006年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840234276
作品紹介・あらすじ
トレイズが借りたという湖畔の別荘で、年明けを迎えることになったリリアとアリソン。気を利かせたアリソンが一人街に出て、リリアとトレイズ二人っきりの大晦日になる。トレイズは、この機会に"自分が王子であること"をリリアに告げるつもりでいた。しかし-。年越しの瞬間、リリアとトレイズの、穏やかな年越しは一変する!二人はイクス王国を襲った犯罪へと巻き込まれてしまったのだ。リリアとトレイズ二人で反撃を開始するが、事態は望む方向には動かなくて…。"イクストーヴァの一番長い日"完結編!巻末に短編サイドストーリー「メリエルとトレイズ」をスペシャル収録。
感想・レビュー・書評
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トラヴァス少佐たちの活躍で、フィオナとベネディクトは無事にテロリストたちのもとから逃げ出すことに成功しますが、今度はメリエル王女と間違えられたリリアが人質になってしまうことになります。彼女を救出する作戦で、トレイズがカッコいいところを見せるも、けっきょくリリアを怒らせてしまうことになります。
きれいなストーリー構成で、楽しく読むことができました。さすがにここまできたら、トレイズの正体をリリアから隠し通すのは無理じゃないかと思ってしまいますが。
巻末には、口げんかでチビメリエルに言い負かされるチビトレイズの姿を描いたサイド・ストーリー「メリエルとトレイズ」を収めています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リリアとトレイズ〈4〉イクストーヴァの一番長い日〈下〉 (電撃文庫)
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下巻。
リリアは普通だけどもいい子だな。
主人公である若者二人の活躍はもちろんのこと、トラヴァス少佐は相変わらず頭が切れるなあ。
それにしてもトレイズくんはあの場面でも告白することができなかったのか。。。
秘宝については「なるほど」と思ってしまえるものでした。
それにしても、"カルラちゃんが可愛い"。ぜひ本編に出てきてほしいな -
頼りになるんですけど、肝心なところでヘタレなトレイズ。
最後の最後に意味深な…。
また一波乱がありそうな。 -
アリソンの娘にしては常識人のリリアが、テロリストの親玉の毒気を抜いたシーンが印象的。
やはりトレイズよりヴィルがかっこいい…。 -
このシリーズも好きです!
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読了。
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イクス編後編。というか解決編?
今回の方が、より危険度いっぱいです。とくに、トレイズが頑張ってます。大活躍です。相変わらず「だいじなこと」はリリアに言えずにいますが…。
そんなトレイズのあおりをくって、人間違いで人質にされてしまったリリアだったり。ただ、そのリリアの「普通な」感覚が普通でない経験をしてきた人には新鮮だったのかもしれません。そういう意味で、このシリーズのなかで、生粋の一般人である、リリアの存在は大きいと思います。
巻末に収録されていた短編も秀逸でした。