君のための物語 (電撃文庫 み 13-1)

著者 :
  • メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840241663

作品紹介・あらすじ

華やかさとも成功とも無縁で、幸福や繁栄は手に入らない対岸のもののように感じられる、そんなひとりぼっちの冬の寒い夜。ひょんなことから死にそうな目に遭った私を救ったのは、奇妙で不思議で美しい「彼」…レーイだった。出会いと喪失をいちどきに運んだ不思議な力、老婦人の昔日の想いが込められた手鏡と櫛、天使をも魅了する声を持つ女帝とも称された歌姫、そして「彼」を追う魔術師-私は彼にまつわる不思議な事件に巻き込まれ、そして-?第14回電撃小説大賞"金賞"受賞。「彼」と「私」をめぐる数奇な運命を綴った物語。

感想・レビュー・書評

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  • 敢えて言います。今まで1000近く読んだライトノベルの中で1番好き、と。
    作家を諦めきれない「私」と、奇妙で親愛なる「彼」との出会いから始まる物語。
    きれいな世界観と、彼らを描く丁寧な文章がとても上質。大好きです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「1000近く読んだライトノベルの中で1番」
      その中から一冊選べる!っと言うのが凄いと思います、、、
      水鏡希人は全然知らない作家さんですが、...
      「1000近く読んだライトノベルの中で1番」
      その中から一冊選べる!っと言うのが凄いと思います、、、
      水鏡希人は全然知らない作家さんですが、興味が湧いてきました。。。
      2013/01/23
    • 円軌道の外さん

      はじめまして!
      フォロー
      ありがとうございました(^O^)

      兵庫県に住む、
      猫と映画とロックと活字中毒な
      プロボクサーで...

      はじめまして!
      フォロー
      ありがとうございました(^O^)

      兵庫県に住む、
      猫と映画とロックと活字中毒な
      プロボクサーです。

      自分もライトノベルはほとんど読んだことないけど
      コレは見かけたら
      是非ともチェックしてみたいと思います!

      これから何かと
      レビュー等参考にさせてもらいますんで、
      今後ともよろしくお願いします(^_^)

      コメント頂ければ
      必ずお返しに伺います☆

      2013/06/25
  • ***未処理***

  • 第一章の「私」とセリアの話が好き。
    レーイの飄々としながらも何を考えているのか分からないような感じが面白い。

    「私」はレーイのことを疫病神か何かのように思っていたようだが、傍から見ると幸福を呼んでいるように見える。セリュサの世界を私も読んでみたい。

    第二章のフローリアの手鏡と櫛の話も読んでて心が温かくなる。

    第三章は因果応報というか与えるばかりではないのだな、と少し後味が悪くなる。
    レーイの過去というか出自には驚いた。

    第五章の彼女は人形の家の主人公の女の子?

  • 作家志望の主人公「私」と、とある事件で出会った謎の青年「レーイ」の、少し不思議系ファンタジー。
    良い話だった()
    いえ、めちゃくちゃ新しかったり心臓に悪かったりする点がないので…雰囲気を楽しむタイプの作品ですね。

  • 手にとってみたきっかけは表紙の青年がかっこよかったから(笑)
    しかし、新人さん&ライトノベルと侮るななかれ!(>▽<)
    (↑あくまで私の意見でございますよ?笑←こんな所で自信なし!?爆)
    書き出しの一節「奇妙。そして、親愛。」から、なんだか惹かれる(爆)
    表紙の青年と主人公との掛け合いが面白くて
    それでもって、興味そそる不思議さをちりばめた物語でした★
    しかも「切なさ」もあって私好み(=▽=)
    「さようなら」---・・・彼を失いたくなかった。(本文より)
    そそられません?(笑)

  • コレ好きだ

  • 性格の悪い物書きの私と尊大な変わり者の彼の物語。
    流れるように優しくて少し不思議なお話。

    私の心情描写は細かいが、少し読んでいて分かりにくくもある。
    また最終章が唐突な感じは否めない。

    第一章の私と彼女の心が近づいていく描写や私と彼とのたわいもないやりとりはそこにある空気が伝わってくるようだった。

  • 雰囲気というか、情景がとても綺麗。するすると流れるように読んでしまった。
    ただ、他の方もレビューで書かれている通り、トゥリス編は無理やり突っ込んだというか、それまでの話とは空気が違う上に、描写不足な感じが否めない。

    それでも、短編形式であるため、その他の話だけでも十分に満足感が得られる作品。

  • キャラクターの人となりがいまいち想像しにくかった。ストーリーはよく言えば王道悪く言えばありがち。このテのストーリーだとキャラと小さなエピソードが勝負だと思うんだけどどっちも魅力なし。

  • 一番好きと言っても過言でない作品です。
    彼と私のちょっとおかしな日常にニヤリとしながらあっという間に読み終えてしまいました。
    挿し絵も素敵。癒されました。

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