地球温暖化論への挑戦

著者 :
  • 八千代出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784842912288

作品紹介・あらすじ

地球は本当に温暖化しているのだろうか? この挑戦的な問題提起は,これまでの地球温暖化に関する議論を根底から揺さぶるものである.地球温暖化論は世界中の政府を動かし、現在では国際的な大問題となっている.今さら「実は温暖化などしていないかもしれない」などと誰が言えるだろうか.しかし,本書の提起する疑問と実証的分析の数々は驚愕すべき真実を伝えている.これまでの地球温暖化論の常識を覆し,全く新たな視点で考えることを余儀なくさせる,注目すべき啓蒙の書.

感想・レビュー・書評

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  •  世の中には、英語が話せなければ大変だとか、原発がなければ日本はどうしようもないとか、何となく事実だと思わされ、いつのまにか「常識」だと信じ込まされてしまっていることがいくつもあります。社会学者である著者は、そうしたことについて、本当にそうなのか、自分で考えることを求めます。
     この本は「地球温暖化」ではなく、「地球温暖化論」への挑戦です。この本で著者は、地球温暖化そのものや、その原因が二酸化炭素であることを、否定しているわけではありません。ただ、地球温暖化に関して、巷で当然とされていることについて、著者が疑問に思うこと、例えば、70年代には地球寒冷化が問題視されていたのに、それを警告していた同じ学者が今は温暖化を憂いていることなどについて、専門家に答えを要求しているのです。従って、温暖化やその原因が二酸化炭素であることが仮に事実だったとしても、この本の価値が損なわれることはありません。
     地球温暖化だけでなく、世の中の事象全般について考える際、大変有益な本です。

  • 著者の考え方が興味深いから

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著者プロフィール

1961年大阪市生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程中退(教育社会学)。京都大学教育学部助手を経て現在帝塚山学院大学教授(社会学)。主な専攻分野は、社会学理論、現代社会論、民主主義研究。主な著書に『禁断の思考:社会学という非常識な世界』(八千代出版)、『民主主義という錯覚』(PHP研究所)、『社会主義の誤解を解く』『日本語の宿命』『日本とフランス 二つの民主主義』(以上、光文社新書)、『政治家・橋下徹に成果なし。』(牧野出版)、『ブラック・デモクラシー』(共著、晶文社)など。

「2017年 『「文明の衝突」はなぜ起きたのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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