I Love Youの訳し方

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著者 : 望月竜馬
制作 : Juliet Smyth 
  • 雷鳥社 (2016年12月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844137160

I Love Youの訳し方の感想・レビュー・書評

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  • ILOVEOUを訳してみるとどんな言葉になるでしょう?
    この本では、100人の作家による100通りの愛の表現が紹介されています。有名作家の作品も出てきます。知っている文章があると嬉しくなる。私は太宰治の「斜陽」ににんまり。確かにあの文は情熱的。

    ただ好きだと伝えたい、好きだから不安になったり、寂しくなったり、命がけの想いに、ロマンチックな想い…そんな色んなILOVEYOUが詰まった1冊。
    私の1番好きなILOVEOUは藤野恵美さんの「わたしの恋人」からの一文。物凄くシンプル。だけどそれがやっぱり1番で、私が死ぬ時はその言葉を伝えたい。

  • 図書館の企画コーナーで発見♪100人の作家の100通りの“I LOVE YOU”が紹介されています。

    ピックアップされている原文だけを読んだ。古くさいかもしれないけど、野菊の墓が好きだったりする。

  • 文豪の引用は素晴らしいです。
    前後の文章もなく、どういった状況で書かれた言葉かもわからないのに、たった一行やたった数行でこちらの心臓を鷲掴みにしてくれるものがいくつもありました。
    人の感性は違うので、どれがどのような作用をするかは千差万別かと思いますが、それでもいくつかの言葉は珠玉として心に残るのではと思います。

    ではなぜ星が2つか。

    ひとえに、作者?著者?の厚顔無恥も甚だしい、コメントともエッセイともいえぬ駄文の羅列があまりにもひどかったので。
    通常であれば、自分の感性に合わなければ、それは決して作者の責任ではないと思って、ただ残念に思うだけですが、今回は久しぶりに文章を読みたくなくなる程度には不快感を覚えました。

    冒頭で、文豪たちの言葉を味わってほしいから、あえて引用元の内容には触れていないとあり、なるほどそれは一理あるなと納得したのですが、ではなぜ、その文豪たちの言葉にひたる時間も与えられぬままに、作者が「直感で」書いたらしい文章を毎ページ読ませられなければならないのでしょうか。
    この本を手に取る大多数の人間は、文豪の言葉の使い方に興味があるはずで、作者のコメントとやらを目的に読むのではないかと思います。恥ずかしながら、私は作者のことを存じ上げなかったのですが、もし作者自身に固定のファンがついているのであれば、わざわざ文豪の言葉を前面に押し出さずとも、「文豪の言葉を読んで作者が思ったこと」といった内容がわかるタイトルで本を出版されればよかったのでは。

    久方ぶりにここまで怒り狂っているのでレビューが長くなりますが、大昔にリリーフランキー氏のエッセイで読んだ「女の子っていうのは、ロマンチストな男が好きだよね。バーとかでさ、俺は世界平和に貢献したいんだとか、恵まれない子供たちにチャンスを与えたいんだよねとかいう男に、女の子たちってすぐにときめいちゃうでしょ?でも、考えてみてよ。その男がさ、本当に世界平和に貢献したくて、本気で発展途上国の子供たちの状況に危機感を抱いているんなら、そいつはなんで都会のバーでへらへら酒なんか飲んでんだって話じゃない?」というような内容を思い出します。
    あえてきつい言葉で書くと、他人の褌で勝負しているんだなこのひとはという思いが大変強かったです。コメントを書いている自分に陶酔しきっているだけで、読者なんて存在はどこにもいない。読み手を意識した文章ではなく、あくまでも耳触りが良い(とご本人は感じていらっしゃるであろう)言葉をそれっぽく羅列しただけかと。

    あとがきで、日本語ではたった一文の英語(I love you)を何通りにも訳すことができるから、日本語は世界で最もロマンチックな言語である、とありましたが、日本語が最も優れているというような書き方をする意図が理解できません。本の中には、シェイクスピアやゲーテ、ナボコフやコクトーといった非日本人の引用も載っているにも関わらず、しかもそれらは全て、訳者のものではなくオリジナルの文豪のものだとあるにも関わらず、なにをもってして非日本語を扱う文豪たちは常に「I love you」とした書かなかったというような扱いになっているのでしょうか。はなはだ謎です。
    日本語はロマンチックかもしれませんが、ドイツ語も英語もフランス語も中国語もロマンチックでしょう。優劣を決める意味がわかりません。

    と、散々、悪いレビューを書きましたが、引用されている言葉は美しいものが多く見られて、何度もドッグイヤーをつけました。すでに知っている文豪から、名前だけは知っているけれど作品は読んだことがない文豪までいて、新しい作家を知るきっかけになるかと思います。
    再三再四になりますが、作者のコメントがなければ、文句なしの星5つの本になるかと思います。

  • 100人の作家の100通りの愛の表現を集めた本。所謂「文豪」と呼ばれるレジェンドの名言から、現在活躍中の若い作家さんの作品まで、幅広く紹介されています。

    小説なり書簡なりの中からポンと抜き出されたたった数行の言葉なのに、「わかる!」って何度も何度も頷いてしまったり、心臓を鷲掴みにされたような衝撃を受けたり、自分が言われた訳でもないのに思わずにやけてしまったり……。
    激しく情熱的な言葉もあれば、狂気すら感じる鋭い言葉もある。冷たくいじけた言葉もある、ふわふわと夢見ているような言葉もある。だけどこれ全部言わんとしていることは「愛」なんだなあ。
    様々な名作を一口ずつ味見させてもらっているような気持ちで読みました。

    ただ、各名文に添えられた著者のポエムがちょっと……。
    「編集者・ライター・ロマンチスト」である著者が「直感」で書いたコメントだそうですが、名文そのものを素直に味わいたい人にとっては蛇足かと。
    100通りの愛の言葉を楽しむ、という趣旨にしては、著者が全面に出過ぎている感じ。
    著者の「同じ文章を読んでも、ちがう受け取り方をする人はいるはずです。」(あとがきより)という考えには全面的に賛成なんですけど、私にとっては解釈違いを超えて殆ど別の話題のように感じたものも結構あったんですよね(こればっかりは相性が合わなかったと思って諦めるしかないんですけど)。

    本文のフォントはすごく好き。

  • 100人の作家の愛の表現
    それぞれにすごいなあ
    これらの言葉に酔うには私はかなり歳をとりすぎました
    やはりね
    かなしいけど
    著者の説明(?)がまどろこしくなって文豪たちの言葉だけを味わっていきました
    ≪ 恋をする 言葉がすべて 詩になるの ≫

  • 自分の結婚観について悩んだのと同時に、私には愛という感情が不足しているのではないかと浸っていたときに出会った本。
    言葉の力から、愛ってなんぞやの原点に立ち返ってみようと思い、購入。

    ここからは、心に響いたものを徒然と記録。

    ---------------

    神様の名を呼ばぬ時はお前の名を呼んでいる
    - 八木重吉

    わたしをすきなひとが、わたしに関係のないところで、わたしのことをすきなまんまで、わたしいがいのだれかにしあわせにしてもらえたらいいのに。わたしのことをすきなまんまで
    -最果タヒ

    会いたくて 淋しい
    あなたに会いたくて淋しい
    会えなくて淋しいではなく
    -北川悦吏子

    ほんとうはただたださわりたくて、キスしたくて、抱きたくて、少しでも近くに行きたくてたまらなくて一方的にでもなんでも、涙が出るほどしたくて、今すぐ、その人とだけ、その人とじゃなければ嫌だ。それが恋だった。思い出した
    -吉本ばなな

    愛しているから 愛していると云えないのです
    許してください わたしの不器用な沈黙を
    -谷川俊太郎

    話したいことよりも何よりもただ逢うために逢いたい
    -竹久夢二

    君に似し姿を街に見る時の
    こころ踊りを
    あわれと思え
    -石川啄木

    僕はあなたを思うたびに
    一ばんじかに永遠を感じる
    -高村光太郎

    ---------------

    結局これで分かったのは、愛という気持ちに固まった形はないのね、という非常に、単純で当たり前なことだった。なんとも情けない。

    恋のような甘酸っぱさも愛、
    相手を大切に思うあまりの不器用さも愛、
    空気のような温かさも愛、
    相手を思うあまりか、自分を守ろうとするあまりか、気がおかしくなってしまうのも愛

    色々な愛の形が様々な言葉で表現されていて、心底言葉にできることの才能が羨ましいと思ったよ。
    なんて言ったらいいのかわからなくなってしまうのも愛で、その歯がゆさに苦しむ人が大半だと思うから。私を含めて。

    私自身の経験で言えば、デートの去り際などにバイバイと言って一度別れたあと、どうしてももう1度だけ振り返りたい気持ちを抑えて歩き続ける時の気持ちを思い出させられました。
    振り返ったときに相手と目が合うのも怖いし、相手がもしもとっくのとうにいなかったら…と考えるのも怖くて。
    可愛くないなぁ

    良い本だった。

  • 恋がしたくなる。誰かをぎゅっと抱きしめたくなる。

  • 好きな小説の好きなフレーズが多くあった。
    一言でその小説は蘇ってくる。

  • アイラブユーは恋愛的な訳だとばかり思っていたので、最後の宮沢賢治にやられましたよね、あの愛に勝るものはなかなかないでしょうね

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