トリプルメディアマーケティング ソーシャルメディア、自社メディア、広告の連携戦略

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  • インプレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844328834

感想・レビュー・書評

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  • 先日覗いてきたフォーラムで購入した一冊。
    2010年発行ですので若干古いですが、注釈の語句解説が便利でした。

    「トリプルメディア」とのフレーズは大分浸透してきてますが、
    まだまだコンシューマー向けに使われることが多いかなぁ、と。

    個人的には、バラバラに存在する情報資源をどうつなげていくのか、
    その上で「セレンディピティ」をどう喚起していくのか、が一つの軸です。

    それを踏まえると、デジタル領域を起点にしたCMOとはスルッと、、
    といっても社内では厳しいので、『ワーク・シフト』で言うポッセを見つけたいところ。

    手元に置いておいて、たまにぱらぱらとめくる感じですかね、なんて。

  • 現在のネットを活用したマーケティングについて書いた本だが、買うメディア、所有するメディア、信頼を得るメディアの3つにわけて体系化されているのが非常に参考になった。

  • スマホが出始めくらいの時代の著作なので
    大部分の内容が古くなってしまっています
    基本的な専門用語などは吸収できたので星2つとします

  • 3つのメディア
    ・所有するメディア(OWNED MEDIA)は自社ウェブサイト
    ・買うメディア(PAID MEDIA)はディスプレイ広告
    ・信頼や評判を得るメディア(EARNED MEDIA)はソーシャルメディア

    ・Owned Media
    例)ウェブサイト/ブログ/ツイッター/メルマガ/商品パッケージ/カタログ/店頭POP/自社社員など。
    役割)既存顧客や見込客との長期的な関係を構築すること/外部メディアに広がること
    長所)コントロールできる/コスト効率よい/長期継続する
    短所)保証がない/企業初の情報は信頼されにくい/成長させるのに時間がかかる

    ・Paid Media
    例)ディスプレイ広告/検索連動型広告/スポンサーシップ/マスメディア広告/交通広告など
    役割)短期的にリーチを獲得/Owned Mediaに誘導したり、Earned Mediaを創出したり
    長所)必要なだけ調達可能/即時性/コントロールできる
    短所)反応率が低下している/信頼度が低下傾向

    ・Earned Media
    例)ニュースサイトの記事/掲示板への投稿/SNS/消費者のブログ/専門家/マスコミ報道/ユーザーの口コミなど
    役割)第三者からの推奨による信頼性の構築/消費者主導により評判が広まる
    長所)最も信頼される/販売に強く影響/透明性
    短所)コントロールできない/ネガディブな要素にもなりうる/測定しづらい

    ・何か一つのソーシャルメディアを使いこなすと、その他のソーシャルメディアの特徴を理解しやすくなる。毎週1つ、新しいソーシャルメディアに会員登録してみるとか、私用したことのない機能を試してみるとよい。

    ※インプレッション
    Webサイトに掲載される広告の効果を計る指標の1つで、広告の露出回数のこと。

    ・検索連動型広告(リスティング広告)が市場を拡大し、208年にはラジオ広告の市場規模を超えた。広告市場が前年割れを続ける中で、検索連動型広告だけが堅調なのは、広告主がインターネットのユーザー(商品カテゴリーやブランドに興味を示しているユーザー)にマーケティングコストを使用させようとしている証拠

    ・ブランドサイトに訪問してくれるユーザーは基本、「買う理由」を探しに来ているといってよい。しかし、その理由は企業側が考えている「売る理由」ではない場合がほとんどだ。ウェブサイトでは、まずセールストークではなく、そのブランドを選ぶ理由に出会うことが重要である。

    ・ソーシャルメディアやオンラインコミュニティーとは6つの社会的欲求(自己表現、自尊心と地位の表現、ギブ&テイク、帰属性、連帯感、価値と自己の再認識)を満たし、これを理解し、その欲求に対するソーシャルネットワークを構築した企業は、生活者との関係以上に感情的なつながりを形成する可能性がある。

    ・いまやいつでも検索可能である。必然的に、PCやスマホをみながらテレビを見ると言った「ながら視聴」も当たり前になっている。その中で、いかに自分事として捉えてもらうかが勝負の肝だ。

  • 自社メディアの役目を改めて考えるいい機会になった。

    キャンペーン結果の診断場所としての役割は新しい視点だった。

  • トリプルメディアマーケティングとは?

    →ペイド、オウンド、アーンドメディアの三つでアーンドメディアは信頼や評判を得るメディア
    コンテンツによって創出されるシェアオブボイスこそメディア過剰環境で消費者の心を掴み注目を引き寄せる
    うそのない行動データをもとに組み立てるマーケティングこそ真実のカスタマーインサイトの発見につながる
    社会事化から仲間事化、そして自分事化に変わる

  • マーケティングの基礎を知っていないと読めない本であるが、ソーシャルメディアを使用した戦略の示唆に富んでおり一読の価値がある。
    なお内容の図式化の多様や注釈の配置から、リーダーフレンドリーなレイアウトを意識していることが伝わってくるのも好ましい。

  • この広告は私のことを言っているなと感じる広告が最高の広告だ

  • 概念整理

  • 3つのメディアの連携という概念を学べる書籍。
    どうミックスさせるかが、ポイント。

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著者プロフィール

(株)デジタルインテリジェンス代表取締役
82年青山学院大学文学部英米文学科卒。同年(株)旭通信社入社。96年デジタルアドバタイジングコンソーシアム(株)を起案設立。同社代表取締役副社長に就任。01年同社を上場。インターネットの黎明期からネット広告の普及、理論化、体系化に取り組む。08年(株)ADKインタラクティブを設立。同社代表取締役社長に就任。10年デジタルコンサルティングパートナーズを主宰。11年デジタルインテリジェンス代表取締役に就任。『CMを科学する』(宣伝会議)、『新世代デジタルマーケティング』(インプレス)など著書多数。

「2017年 『デジタル変革マーケティング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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