リスクを取らないリスク

  • 245人登録
  • 3.65評価
    • (14)
    • (34)
    • (22)
    • (7)
    • (2)
  • 30レビュー
著者 : 堀古英司
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2014年9月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844373759

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐々木 圭一
シーナ・アイエン...
ジャレド・ダイア...
ロバート キヨサ...
クリス・ギレボー
ベン・ホロウィッ...
有効な右矢印 無効な右矢印

リスクを取らないリスクの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 人間はリスク回避本能を持っている。
    リスクとリターンは需要と供給によって変わる。
    小額でも確実な利益を好み、小額でも確実な損は嫌う。

    現時点でリスクに見合うリターンがあるか。

    ボンジスキーム=自転車操業の詐欺。ローリスクハイリターンはない。

    リーマンショック後は、自己責任原則は適用されなかった。AIGの救済。

    AXA保険=リスクをとらないリスクを避けるために、保険金を支払って評価を勝ち取った。

    政策金利を0%にしても、長期金利は2.5%までしか下がらなかった。金利はマイナスにできない。長期金利を2.5%以下にすれば、実質的にマイナス金利になる=国債の買取など量的緩和。

    スィーニー夫妻の「金融理論とベビーシッター組合の危機」=お金の量が少ないと自己保全から景気が悪くなる。

    経済成長がないと税収は増えず、負債はたまる一方になる。

    人間は弱いものである=ほおっておけば努力しなくなる=努力に対するご褒美が必要。
    人間はリスクを回避したがる=リスクをとったものがご褒美をもらえる仕組みが必要。
    資本主義は、弱い、リスク回避、な人間に経済成長を促す仕組み。

    格差は広がる。貧困問題は別の問題。
    少子高齢化で負担は増える。高い経済成長がどうしても必要。

    円高の時代は終わった。

    株式は長期投資に向いている。年金資金など。

    生命保険は若い人のためにある。65歳以上の人のためではない。

    先進国の人口の伸びはアメリカ、カナダが高い。フランスイギリスも伸びる。イタリアが下がる。ドイツ日本が一番下がる。

    株式会社は株主のもの、をはっきりさせる。

    日本の会社は子会社が多く、よくわからない=リスクが高い=投資できない
    アメリカの株式が長期的にいい。円安にも有利。

    好きなこと、やりたいことを職業にするのは競争が多い。他人にできないこと、は需要が高い。他人にできることでも他人がやりたがらないこと、も需要が高い。

    信用は簡単にはつみあがらない。個人間オークションは信用で成り立っている。

    人間は弱いもの。このへんでいいか、と思い勝ち。スポーツ、芸術、音楽の一流の人たちを思い浮かべて、弱さを克服する。超越した人たちを見る。
    逆境に追い込む=資源の呪い=資源国の成長率は低い。

  • リスクをとるとはどういうことであるかとかリスクのとり方はどうすればよいのかなど納得がいく形で説明されている。投資するなら米国株がよい、それはなぜか、実行にはどう移せばよいか、も理路整然としていて好意的に読める。

  • 投資顧問会社ホリコ・キャピタル・マネジメントLLC最高運用責任者という肩書を持つ著者。
    日本では楽天証券から、ホリコ・フォーカス・ファンド(自由の女神)という投資信託で日本に限って個人でも投資することができるようです。
    そして著者である堀古さんは、自分の退職積立金を含めたすべての金融資産を自分のファンドで運用しています。

    ちなみにアメリカの株式がはじめてならS&P500に連動するETFや投資信託で十分という正直な一面もあります。
    本書の内容からは少し外れていますが、こういうファンドマネージャー(運用責任者)は好感がもてます。

    日本では、自分が運用するファンドを自分で保有したいと思えるファンドマネージャーは指で数えられる程度かもしれません。
    著者自身の運用に責任をもてる証拠でもあります。

    本書は、リスクについて…リスクテイカーが恩恵を受けなければならない重要性であったり、リスクを取らなかった場合に起こりうるリスクについてであったり、非常に明快です。

    投資の世界でリスクというとボラティリティ(ブレ幅)についてと思われがちですが、本書の場合にはタイトル『リスクを取らないリスク』とあるように損をする可能性のほうのリスクです。

    全体を通じて読みやすく、最初にある行動ファイナンスで出てくるような問題から、アメリカと日本の中央銀行の使命の違い、為替の変動要因についての説明(金利平価説?)、株式と債券のプラス要因・マイナス要因など、説明の上手さに目からウロコに思えた箇所も多い。

    誇大ではなくタイトルに偽りなしでした。

  • 資本主義に関する理解が深まった。理論的に今の日本の問題が解説されていてわかりやすい。投資を始めたくなった。

  • 学校ではあまり教えられないが、資本主義経済の中で生きていく上で必要な感性はこういうものなのかも...。

  • ファンドマネージャーである著者の金融理論に基づく、これからの本当のリスク回避の仕方。
    攻めは最大の防御という言葉が個人的に好きなのだけれども、変わらないということはこの時代においては全く防衛になっていなくて「じゃあどうすればいいの?」ということをわかりやすく噛み砕いて説明してくれている。
    ただひとつ注意しなくてはいけないのは、何が正解なのかはやっぱり誰にもわからないということ。パックス・アメリカーナも有限だし。だからきっと「どんなときも攻めの姿勢でいること」が求められるのじゃないかなーと思った。
    それにしても、会社の年金積立の比率、もっと外国株式上げようっと。

  • リスクを取らないことが知らずして機会を損失させている それこそがリスクだ

    リスクテイカーになろう
    と背中を押してくれる

  • 言っていることは8割方同意できるのですが、文章の端々にどうも強者の理論のようなものを感じてしまいます。著者はアメリカでヘッジファンドまで立ち上げているとのことなので経済的は十分裕福であろうことは容易に想像でき、そういう人であればこういう考え方になるのだろうなとうなずかされます。ちょっと極端ですが、同時に読んだ鎌倉投信の本(投資はきれいごとで成功する)の読後感とは正反対です。

  • リスクを取らないことがリスクになるという趣旨の本。
    ニューヨークの幼稚園に「リスクテイカーになれ」というモットーが掲げられていると書いてあって、ちょっと衝撃。意味わかるのかそれ。
    なお、本書はリーマン・ブラザーズは救済しなくて正解だったというスタンス。なぜならあれは自己責任だから。こういう考え方はアメリカ的っぽい気がする。日本だと叩かれそう。
    それにしても、日本の債務は本当どうなるのかと。なんか、「返さなくていい」みたいな論調でいってる人もいたような気がするし、多分、返す気ないんだろうなと。この本にも書いてあるように、移民受け入れも積極的じゃないしなぁ(まあ別に、海外からの人材確保は必要だけど、それが移民である必要性はないと思うけど)。
    後、日経平均が過去最高を更新することは今後あるのだろうかと……。少子高齢化だし、移民受け入れも消極的だし。この本にも書いてある通り、自分ももう少し海外株式とかも投資してみようか(やるとしたら、まずはインデックス投信だろうけど)。
    なお、住宅を買うときはキャッシュがあっても住宅ローンを利用したほうがいいとのこと。まあ確かに低金利だしね。それってどうなの? とも思ったけど、リスクをとるという意味では確かにそれが正解か。

  • 気になった点を下記に記載
    ・投資にギャンブルの要素はあるが、ギャンブルに投資の要素は全くないのです。
    ・日本は1973年2月に変動相場制に移行しました。
    ・何かを実行に移そうと思えば、必ず想定されるリスクが付きまといます。重要なことは、リスクを想定することもそうですが、それを実行に移さなかったときに何が起こるかというリスクも想定することです。
    ・キャッシュがあったとしても、できるだけ住宅ローンを利用して住宅を購入すること

全30件中 1 - 10件を表示

リスクを取らないリスクに関連するまとめ

リスクを取らないリスクを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

リスクを取らないリスクを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

リスクを取らないリスクを本棚に「積読」で登録しているひと

リスクを取らないリスクの作品紹介

収入、キャリア、年金、資産…。何もしない=マイナスの時代。ニューヨーク、ウォール街で起業したファンドマネジャーが予測する「将来日本で起こるリスク」、知っておきたい「お金との向き合い方」、「お金で買えないものの話」。

リスクを取らないリスクのKindle版

ツイートする