考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844374053

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  • 遺伝子は持ってる能力のそのままの働きをし、生きるということに専念しているのだが、ストレスが生まれるのは、能力に無い、または及ばぬことをしようとしてストレスがかかる行動をしようとする「脳」

    遺伝子がわかれば楽になる。
    脳の不思議や習性がわかれば、無理せず生きる可能性が見つかるかも、という本。

  • なるほど、と思う内容でした。


  • すごくわかりやすかった!

  • 脳が勝手に考えてしまうのを考えないようにしてみる。

    たとえば外の車の音や音楽を単純に音として聴く。

    動物らしい世界観を取り戻すとはなかなか面白い視点。

  • 1時間半ほどで読めちゃう「脳に振り回されずに生きる方法」を生物学的な視点から考える本(著者さんのことば)です。

    人間はどうも頭でっかち(脳による思考優勢型)になってしまって、それがためにストレスを感じてしまう傾向にあるとのこと。

    社会的成功は、遺伝子が半分、環境が半分で決まるそうだけれど、社会的成功を考え過ぎて、自分の遺伝子に合った生活から逸脱し過ぎちゃうと楽しく生きられないよってことみたいでした。

    ま。
    それほど他人に迷惑をかけない程度にもっとユルく生きていいんじゃないって話だったよ。
    読みやすかったです。

  • 人間は考えすぎる生き物なのかぁ。
    それなら、あれこれ気になっても当たり前。
    そんなものだと受け流すしかないな。
    しかも、楽をしたい遺伝子。
    楽をしたいと思うのも当たり前ってことで、自分が気持よく快適にそして無理をしない暮らしをするのが1番だわ。

  • いったん買うのはよそうかなあと思ったけれど、今の自分の置かれた状態を少し客観的に見たかったのと、長男に読ませたいと思ったのがあって、見つけてから2日後に購入。もちろん、2つめの理由は、常に達成されていない。「これおもしろいよ」と私がすすめた本は、全く読まない。というか、全く本は読まない。小学生のころまでは結構読んでいたと思うのだけれど、父親に対する反抗心からか、いっこうに読もうとしない。まあでも、いつか読むのではないかと思って、本棚に並べている。で、1つめの方だけれど、少し我慢するのも大事。けれど、からだが受け付けないとなったら、しかるべき人と相談するしかない。遺伝子を調べて、自分には何ができて、何ができないか、どういう病気の危険性があるかを知るのもおもしろいかもしれない。でも努力でいくらかはカバーできるとも思いたいし、病気のリスクを避けるために、生活習慣を見直すのは良いとしても、先に手術をしようとは思わないかなあ。著者が50歳過ぎて、少し人生を見直しているという点には共感できる。それから、あとがきに出てくる「楽毅」、書店で立ち読みしていたとき、私は「森毅」と読み間違って、「オォー」と思った。

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著者プロフィール

1961年、人類初の宇宙飛行の日に生まれる。深海生物学、微生物生態学、系統地理学を専門とし、極地、深海、砂漠、地底など、世界中の極限環境にいる生物を探索する。筑波大学大学院生物科学研究科博士課程修了、海洋科学技術センター(JAMSTEC、現・海洋研究開発機構研究員)、カリフォルニア大学サンタバーバラ校海洋科学研究所客員研究員などを経て、現在、広島大学大学院生物圏科学研究科教授。『宇宙がよろこぶ生命論』(ちくまプリマー新書)、『形態の生命誌――なぜ生物にカタチがあるのか』(新潮選書)、『辺境生物探訪記 生命の本質を求めて』(共著・光文社新書)、『地球外生命 われわれは孤独か』(共著・岩波新書)、『生命の始まりを探して僕は生物学者になった』(河出書房新社)ほか著書多数。

「2016年 『ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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