不動産投資の裏側(ブラックボックス)を見抜き、堅実に稼ぐ方法~投資初心者のための「マンション経営」~
- クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2015年11月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784844374428
作品紹介・あらすじ
その物件、購入して大丈夫ですか!?求められる高い専門性、手間暇のかかるトラブル処理に、サヨナラ。同じ不動産投資なら「放ったらかし」のマンション経営をセレクト!
感想・レビュー・書評
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アパート1棟投資をしようとしている人に、購入する前に読んでほしい一冊。
ただし、この本のとおりに投資することもおすすめしないし、この本に書かれていることには間違いや著者の邪推と思われる部分も多いので注意が必要。
特に第5章は読むべきではない。
その例を3つあげておく。
1.毎年毎年のROIを求めるのなら、ROIの分母の投資金額は、2年目以降には返済額(繰上返済を含む)を加えないと正しい“投下資本に対するリターン”を求められないが、加えていないため正しい各年のROIが算定されていない。
2.繰上返済をすれば毎年の支払いが減ると説明しているが、期間短縮型の場合には返済額は変わらないので支払いが減らない。また、繰上返済に手数料がかかる金融機関がある説明がない。
3.繰上返済のことを再投資と言っている。
あと、本書を読んで同意したことを書いておく。
・不動産投資市場は不動産会社ではなく銀行がつくっている。
・利回りが高い物件はリスクも高い。
・家賃収入合計の多寡より、1室(1㎡)あたり家賃に対する原状回復費用の割合が大切。
・家賃に対する経費(管理費・修繕積立金)の割合も大切。
・1度退室が発生すると、原状回復費用、広告費、仲介手数料が発生する。
・新築の場合、家賃下落リスクや空室リスクをしっかり見積もる必要あり。
・1棟投資だと、人気のない1階部分も購入しなければならない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不動産投資は依然よりブームになっている感がありますが、その手の書籍は成功者と言われる人が書かれている物が多数あります。そんな中、良い情報ばかりではなく、反対のリスクが何であるか?特に、初心者の方は分からない事ばかりなので、少しでも不利になるリスクを低減するには、読んで損はない一冊です。
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投資にはやってはいけないことがあるようだ。リスクをなくすことはできないが、少なくすることを書いてある本。