科学者はなぜウソをつくのか――捏造と撤回の科学史

著者 :
  • dZERO(インプレス)
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844376910

作品紹介・あらすじ

知的なはずの研究者が驚くほど幼稚なウソをつき、周囲の研究者もだまされるのはなぜ?科学史に残る「過ちの瞬間」を「撤回論文」を軸に振り返り、「科学者の夢」に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • まだ記憶に新しい一連のSTAP細胞騒動から、その道の専門家には有名(らしい。門外漢なもので…汗)な海外の捏造騒ぎ、私にも結構衝撃だった神の手とあがめられた考古学の権威の自作自演の発掘劇まで、8件の国内外の捏造事件が取り上げられている。

    骨太な理論に基づいた科学分析がなされているものと期待して手にしたのだったが、意外に皮肉たっぷりの軽い読み物風だったのががっかり。
    読みやすくはあったが、想像と違いちょっと裏切られた気分…。

  • 週刊誌引用多い(笑)。STAP疑惑と併せて有名な捏造事件をさらっとまとめたミーハーな本だった。字が大きく隙間だらけですぐ読み終わる。知らない事件が多く、私には勉強になった。

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著者プロフィール

1967年、東京都生まれ。
東京大学理学部物理学科卒業。博士(理学)。
専門は宇宙物理学と観測装置開発。
理化学研究所、NASAゴダード宇宙飛行センター、東京工業大学、早稲田大学などの研究員を経て国際基督教大学ほかで教鞭を執るかたわら、科学のおもしろさを一般に広く伝える著作活動を展開している。
著書:『宇宙はどこまでわかっているのか』 『言ってはいけない宇宙論 物理学7大タブー』(幻冬舎新書)、『身のまわりの科学の法則』 (中経の文庫)、『科学者はなぜウソをつくのか ―捏造と撤回の科学史』(dZERO)、『知れば知るほど面白い宇宙の謎』(三笠書房)、『物理学、まだこんなに謎がある』『科学者たちはなにを考えてきたか』『科学の世界のスケール感をつかむ』(ベレ出版)など多数。

「2020年 『宇宙の謎に迫れ!探査機・観測機器61』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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