ニュクスの角灯 3 (乱コミックス)

著者 :
  • リイド社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845850105

感想・レビュー・書評

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  • フランス編と日本編に分かれて。

    慶が美世に、
    「人には 悩みを抱えて 落ち込んだままでいる権利もあるんだよ
    あんたの嘘で悩みをなくしてやるとは簡単たい
    でもその事で
    その人が 自分で悩んで成長する機会を
    奪ってしまう事になるとは思わんかい?」

    深みのある人生観!

  • 慶さんが美世に言った言葉が深い。

    人には 悩みを抱えて 落ち込んだままでいる権利もあるんだよ
    あんたの嘘で悩みをなくしてやるとは簡単たい
    でもその事で
    その人が 自分で悩んで成長する機会を
    奪ってしまう事になるとは思わんかい?

    本当に誰かの力を借りないと助からない時もあるが、
    自分の力でもう少しで出来そうな所まで行ってるのに
    気付かないだけかもしれない、と良く思う。
    なので「聞けば答えてくれる」と言うスタンスの人とは
    根本的に解り合えないんだ…と実感する。

  • いやー、冒頭からまさかの展開。
    日本とパリ、舞台が2ヶ所になるのですが、ストーリーの運び方、描き方が上手なのでそのままスッと入り込んじゃう。
    美世ちゃんがめきめきとかわいくなっていき、話もどんどん面白くなっていきます。

  • 3巻目はモモの
    パリでの商売話がメイン。
    こういう起業家の物語は好きだ〜。

    で、モモがパリで再会した想い人は
    高級娼婦に身をやつしてるようで
    彼と目も合わせてくれないどころか
    商売敵の日本人と懇意にしている様子。
    この日本人…黒川がまた
    インテリぶった嫌なやつなのさ( ̄▽ ̄)

    長崎の美世のほうは
    ちょっとびっくりな事実もわかったけど
    店主になった大浦さんや
    新しく入ってきた民平くんと共に
    頑張っているみたいです。

    読み切り付録の
    レディー慶の大冒険も良かった。

  • 「「君を10年以上ずっと恨んでいた。 つまり……愛していたんだ…」
    きらびやかなパリの街で再会した日本の青年と碧眼の美女。再び動き始めた愛の時計は、やがて頽廃と破滅の時を刻み始め―1878年・長崎ーパリ万博で最先端の品々を仕入れてきた小浦百年は、今度は日本の優れた工芸品を海外で販売するため渡仏を決意する。出発間際、美世から恋心を打ち明けられた百年だったが、彼の懐中時計には碧眼の美女の写真がしまってあり……。既刊大重版&各界から絶賛の嵐!!明治ハイカラ・アンティーク浪漫、大注目の最新刊!!」

  • <Nyc's Lantern>
      
    裝幀/坂根舞(井上則人デザイン事務所)

  • 2017
    Cabinet
    16トランク
    19世紀に世界旅行がはやるとトランクが利用されるように
    持ち運びといよりも裕福な階級の人のため

    17遠山事件
    大浦慶 嬉野茶の海外輸出で大成功をおさめた
    が、煙草の連帯保証人で大きな負債をかかえる

    18モンマルトル
    アーティストが集まっていた地域でそのそばの大通りにはムーランルージュ、シャノアールがあった

    19煤すす
    19世紀のパリと20世紀のパリの違いは、煤

    20ビール
    フランスはわりとビールも飲まれている
    ドイツ、ベルギーのものが多いが、アルザス地方で生産されているものも
    パスツールの低温殺菌法が発明されてからビールも運搬されるようになった


    21タトゥー
    幕末あたりでは労働計の人もタトゥーが流行っていた
    遊女も
    白粉彫り~身体があたたまると浮かぶらしい

    22山口さん(美世のおじさん)
    はフィクション
    1878年のパリ万博の出品者名簿には会社名しかないが、職人さんがいたと想像されるところから~

    23イギリス租界
    アヘン戦争後に開講した上海には国際的な貿易都市へ成長
    まんがの設定(慶さんが密航したころ1848年)はまだ開発が始まっていない、はず

    24チャイナドレス旗

  • ストーリーはパリの百年と長崎の美世それぞれの視点で進む。長崎側では、予想されていた美世の嘘が明らかに。逆にそれが功を奏してか、美世も少しずつ立ち直りつつあるようで。やはり母は強かった。一方でパリの悪童チームは…あのキノコ頭が…。情熱を持った悪い人じゃないことはわかるんだが…

  • お慶さん若い

  • 当時の綺麗な部分、汚れた部分の両面を描く。人の弱さと強さの両面も。

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