相対性コム デ ギャルソン論 ─なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか

  • フィルムアート社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845912995

作品紹介・あらすじ

1969年に誕生、1981年にパリ進出以来、クリエイション全般に大きなインパクトを与え続けるコム デ ギャルソンを問題提起的、思考実験的、体験的、さまざまなアプローチから照らし出す。

感想・レビュー・書評

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  • ギャルソンの否定されないしてはいけない雰囲気に微妙な違和感もあったが、そこに果敢に切り込む千葉雅也のところが相当おもしろい。

  • とっても刺激的な内容みたいですね。

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    「ファッションがもつ無限の可能性を読み解くために。
    1969年に誕生、1981年にパリ進出以来、世界のファッション、ひいてはクリエイション全般に大きなインパクトを与え続けるコム デ ギャルソン。その比類なきブランドを、問題提起的、思考実験的、体験的、さまざまなアプローチから照らし出す!
    建築、哲学、アート、デザイン、都市論、メディア論、社会学……「ファッション」という分野にはとどまらず、さまざまなアプローチで語られ、論じられるべき重層性を持った、日本が世界に誇るブランド、コム デ ギャルソン。
    従来のファッションジャーナリズムとは異なる視点で、ファッションについて自由に議論し書くことの重要性を実践した、かつてない「コム デ ギャルソン論」である本書は、コム デ ギャルソンという比類なきブランドからファッションの「向こう側」を読み解き、“ファッションを突き破るファッション”ともいうべき、あたらしいかたちを予感します。」

  • ファッション

  • 服飾から門外漢である人達が語るコムデギャルソン。
    でも、それが服のことをよく知らない私には分かりやすくて良かった。女性を女性として美しくすることに疑問があったから、この考えの元、ギャルソンと対峙すると面白いという導きと出会えた。会えて身体に沿わないとか。
    シンプルに自分の軸を魅せるのカッコいいなあ

  • コムデギャルソンをとにかく語る。いろんな角度から、いろんな人が、ある意味自分勝手に。
    川久保さんがこの本読んだらどう思うんでしょう笑
    でも本質的に「衣」というものを定義しようとし、肉体から問い直す、その姿勢にファンが生まれているというのはわかりました。
    ここで語られることは言葉遊びが多い気がして、評価は低いですが、ファストファッションの時代に生き残るブランドとしての在り方を感じました。

  • 服飾において数少ない異分野からも多くの注目を集め続けるブランド・コムデギャルソンについて多角的な論客・視点を用いた分析を行った本。

    脱構築・黒の衝撃など既存の美意識を根底から覆したブランドの服を身につけることを通じて行う自己主張。ユニフォームとはまた違う、自ら選んで着ていることが大事だ。

  • 服飾業界以外の人が論じる川久保玲とコム デ ギャルソン。いかにデザイン、芸術、文化、思想的に前衛かつ先鋭な存在か分かる。コム デ ギャルソンを取り巻く世界が崇高にも思える。

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著者プロフィール

1967年パリ生まれ。東北大学大学院工学研究科教授。博士(工学)。建築史・建築批評。1992年東京大学大学院修了。ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展2008日本館コミッショナー、あいちトリエンナーレ2013芸術監督。
主な著作に『過防備都市』(中公新書ラクレ、2004年)、『建築の東京』(みすず書房、2020年)、『様式とかたちから建築を考える』(菅野裕子との共著、平凡社、2022年)がある。

「2022年 『増補版 戦争と建築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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