子どもの創造力スイッチ! 遊びと学びのひみつ基地CANVASの実践

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  • フィルムアート社
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本棚登録 : 149
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845913152

作品紹介・あらすじ

MITメディアラボ、世界のチルドレンズ・ミュージアム、学校、家庭、社会での多様な学び…自発性、好奇心、応用力が育つ「新しい学び方」の実践例を豊富に紹介!

感想・レビュー・書評

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  • 一番頭の柔らかい子供の創造力を
    簡単に以下のように定義する
    1)自分、または仲間と学び取る力
    2)問いを作る力
    3)そして形にする力をつける

    この中には、他人とのコミュニケーションだったり、違いを理解することだったり、可能性を探すマインドだったり、
    複数の項目が入ってくる。

    これらを子供たち自らが進んで学び取り、お互いに学び合うような力をつけるには
    大人はどのような仕組みや環境を意識して
    共に過ごしていけばいいんだろう?

    それらのヒントが、世界のクリエイティブラボのチャレンジを事例に散りばめられていると思う。
    格段特別なことはない。ちょっとしたことの意識や、関わり方を工夫すればいい。

    それで、自分の力を信じ、周りの助けを信じて、前に進むエネルギーを作り出せるなら
    コンセプトだけを保ちつつ
    いくらか工夫してやってみる価値はあるんじゃないだろうか

  • のりこです。こてっちゃん♪から頂きました!

    小学校一年生の息子がいますが、息子に身につけて欲しい力については漠然としか考えたことがありませんでした。何しろ、加速度的に変わりゆく世の中は、既に5年10年先でさえ予測不能と言われています。

    そんな時代に子供達に身につけて欲しい力って??

    筆者の石戸奈々子さんは、21世紀スキルとは、「かんじる力」「かんがえる力」「つくる力」「つたえる力」であるとし、それらのスパイラルを基本とする、主体的で創造的なワークショップを開発・実践されています。

    この著書では、そのワークショップや、海外の様々な大学・機関での取り組みの豊富な事例の紹介だけでな、子どもたちへの豊かで創造的な、新しい学びの場をつくる10個のヒントが惜しみなく書かれています。

    例えば、家庭、学校、地域で。
    試してみる価値は充分にあります。

    全ての子育て中の方に、一読をお勧めします!

    こてっちゃん♪、ステキな本との出会いをありがとうございました!

  • デジタルネイティヴの子どもたちを相手に、教材の工夫次第で、子どもたちがもつ様々な力を引き出すことができると実感。従来の教育方法から転換する時期にきていると感じているので、本書で紹介されていた図工やプログラミングの事例をどうアレンジしていくか考えさせられた本。

  • 創造11周年を記念に纏められた1冊。代表の石戸さんの研究や実践の成果、未来の子ども達への想いがぎっしり詰まった、読んでいてワクワクが感じられる内容でしたぁ!
    冒頭のキーワード“想像を創造する!”は私も好きです。親こそが、もっと寛容な気持ちを持って、子ども達と一緒に豊かな心を育むべき。私も子どものハートを掴むようなファシリテーターになりたい!息子と実践したいと思います!

  • 2児の父です。子供へのデジタル教育については非常に興味があるところです。
    デジタル教育についての方向性、課題、事例がわかりやすくまとめてあり、勉強になりました。
    このような積極的な教育を受けるか受けないかで、子供のデジタルリテラシーはどんどん格差ができるのでしょうね。

    紹介されていた事例の中でも、「反転事業」というやり方はとても面白い取り組みだと思いました。教わるのではなく、自ら学ぶ。これからの教育の主流になっていくのでしょう。

    下記は参考までに。

    『小学生に「反転授業」は可能か?デジタル教科書教材協議会シンポジウムで武雄市などが講演』
    http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/14/090400717/

    『サルマン・カーン「ビデオによる教育の再発明」』
    http://www.ted.com/talks/salman_khan_let_s_use_video_to_reinvent_education?language=ja

  • 子ども向けのワークショップ界を牽引するCANVASの実践。自発性、好奇心、応用力が育つ「新しい学び方」の実践例を豊富に紹介。OPAC → http://t.co/gaOrodpQWF

  • 子どもの教育は読み書きそろばんの基礎基本を徹底させることがもっとも重要、という考えの僕も、一方でこういった働きかけも重要であることはよく理解できる。
    で、せっかくこれだけいろんな機器が発達しているのだから、それらを活用しない手はないよね。

    単に「新しい」ってだけで拒絶する人もけっこういそうだけど、個人的にこの流れは歓迎しているんだよね。
    読んでいてなんだかワクワクする。そして、いい時代になったなあと思う。

  • 上田信行氏の取り組みを子ども対象に拡大し派手にやっている感じ。アートとテクノロジーの懐の深さを感じさせる。世界でも同じような取り組みが行われているらしい。取り組み自体はおもしろいし興味をそそられる。これを継続し拡大していくには色んなパワーがいるなぁ。こういう場がないと創造力のスイッチが入らない時代なんだろうか。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784845913152

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著者プロフィール

一般社団法人超教育協会理事長、NPO法人CANVAS理事長、株式会社デジタルえほん代表取締役、慶應義塾大学教授。政策・メディア博士。東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、NPO法人CANVAS、株式会社デジタルえほん、一般社団法人超教育協会等を設立、代表に就任。総務省情報通信審議会委員など省庁の委員多数。NHK中央放送番組審議会委員、デジタル教科書教材協議会理事等を兼任。著書に『プログラミング教育ってなに? 親が知りたい45のギモン』(ジャムハウス)、『子どもの創造力スイッチ!』(フィルムアート社)、『デジタル教育宣言』(KADOKAWA)など多数。

「2020年 『日本のオンライン教育最前線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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