ニコニコ学会βのつくりかた―共創するイベントから未来のコミュニティへ

制作 : 江渡浩一郎  くとの  富野由悠季  瀬名秀明  メレ山メレ子  辻 順平  高井浩司 
  • フィルムアート社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845915910

感想・レビュー・書評

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  • 仕事での必要性から読んでみた。
    正直なところ自分にはピンとこなかった。成功の理由を知りたかったけれど、何が理由だったのかはわからなかった。

  • およそ4年間にわたり大成功を収めた新しいかたちの研究発表の場「ニコニコ学会β」をどのように企画し、運営したかが詳らかに書かれた本です。<共創>の理念を掲げ、何を実現すべきなのか、どのように達成すればよいのかをブレイクダウンしていく過程がわかります。イベントを起こしたい人は必読の一冊です。

  • 共創型イノベーションの実施例。ユーザー参加型を標榜しているので、本来の学会、研究会のあり方とも言える。

    学会(イベント)の運営としては、生放送等の動画配信を強く意識している点が従来の学会とは異なることころである。

    グーテンベルクの印刷技術が聖書を万人に解放し、パーソナルコンピューターが情報の民主化に寄与してきた。本書は放送というサービスが民主化された現在において、アカデミズムとして閉ざされていた”学会”を解放しようとしているムーブメントを紹介している。

    学会とは広義の意味での”オタク”の集まりであるので、そのコミュニティへのアクセス方法が解放されることによって、集まってくる学会員(オタク)は増えるのは必然であろう。

    理工系の学会は文部科学省などが監督省庁として存在するわけだが、学会の運営自体は学会構成員によって行われており、監督省庁との結びつきは、博士号取得のために箔がつくぐらいの恩恵しかない。中央官庁のから独立した形でのニコニコ学会βのようなムーブメントは、興味がある人が自然と寄ってくるという本来の姿と言える。
    アピールの仕方には、従来の学会が学ぶべきところが多い、

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784845915910

  • ニコニコ学会β実行委員長江渡さん、運営委員長くとのさんがニコニコ学会βの仕組みづくりや運営について書いた本。フォーカスされる機会が少ない運営側の話で、4年間のニコニコ学会βの活動を凝縮して振り返ったような感覚で面白かった。

    有志イベント運営について書かれた本はあまりないので、イベント運営する人にはぜひ読んで欲しい。

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    共創と協力の違い。共創は共通善という大きな1つの目標に向かって異質な才能が集結する。
    共創はルールだけで決まるのではなく、そこに参加する人で決まる
    パートナーを探す。パートナーとやらないといけないことはイベントの目的を決める。
    企画案をまとめた
    多くの活動はきちんと終わるということをしない
    全力を出しきる
    アンカンファレンス:カンファレンスのロビーでの議論をメインイベントとしたもの
    ニコニコ学会βからどんな産業が生まれたか?→まだこれから
    協創的科学技術イノベーション
    一般市民とプロ研究者がともに研究を進めたり成果を発表したるする環境が今後の科学技術に重要
    ゆるいコミュニティ


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    共創を実現するために必要なこととは? ——Fujitsu Forum2014セミナーレポート(3)
    http://www.ashita-lab.jp/special/2532

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著者プロフィール

(ニコニコ学会β実行委員長・プログラム委員長)
1997年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。2010年、東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。メディアアーティストとして、「sensorium」でアルス・エレクトロニカ賞グランプリを1997年に受賞。国立研究開発法人産業技術総合研究所主任研究員として「利用者参画によるサービスの構築・運用」をテーマに研究を続ける傍ら、2011年11月に「ニコニコ学会β」を立ち上げた。おもな著書に『進化するアカデミア』(イーストプレス)、『ニコニコ学会βを研究してみた』(河出書房新社)、『パターン、Wiki、XP』(技術評論社)。

「2016年 『ニコニコ学会βのつくりかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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