怪獣玩具の冒険

著者 : 神谷僚一

• フィルムアート社 (1997年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[道標さんの感想 · 2019年4月20日]

硬派の骨董玩具店「空想店主」による待望の怪獣玩具集。「ウルトラQ」の怪獣玩具をめぐる新興VS伝統の大バトル!怪獣ゴメスはキューピー人形を真似て作った!なぜモスラはデパート売り場で嫌われたのか?おもちゃ屋の親父を凍りつかせたバルゴン?伝説の玩具メーカー「マルサン」とは何だったのか?怪獣玩具といっても、1966年から現在に至るまで、会社も違えば、サイズもさまざまなものが出ています。本書では、1966年から1968年の「マルサン商店」の普通サイズの、通常「ソフト」または「ソフビ」と呼ばれる人形を中心にとりあげた。（アマゾン紹介文）

怪獣というジャンルの一メーカーのみを取り上げたニッチなコレクター本。
その分熱量は高く、豆知識的な解説に所どころ挟まれる詩の様な表現は、熱を共有できない者からすると暑苦しくも感じる。
とは言え、現代のリアルな造形と違い稚拙にも見える人形を格好いいと思わせるのは、その暑さゆえだろう。

[mur@samさんの感想 · 2005年6月2日]

神谷さんの名著です
マルサン好きな人のバイブル