本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846004279
作品紹介・あらすじ
オスマン・パリ大改造計画に乗じて巨万の富と官能美を獲ようと蠢く男女の闘い。ゾラが活写する変革期のパリが織りなす底知れぬ野望。
感想・レビュー・書評
-
ルーゴン・マッカール叢書2巻。
虚しさばかりが残る狂乱の饗宴。
第1巻で、選択に失敗したルーゴン家の三男・アリスティッドが、故郷プラッサンを去り、パリへ出てサッカールと苗字を変えて、欲望のまま突っ走って、オスマンのパリ大改造を背景に財界でのし上がろうと企み、しかし失敗する話。
いいとこがあるんだか全然わからない上に、巨悪の貫禄も無いんだけど、なんとなくアリスティッドが憎めなかったりするのはなんで?(笑)
なんかこううたれても叩かれてもへこたれないというか懲りないところとか、とにかくしぶとい。そういうところは父親より母親にそっくりか?
…家系樹によると、野心は母似で、欲望は父似で、その欲望が彼の成功をジャマするのか。成る程。
話は18巻の「金」に続く〜。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全2件中 1 - 2件を表示