星の王子さま (RONSO fantasy collection 1)
- 論創社 (2005年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846004439
感想・レビュー・書評
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キツネが王子さまに手なずけて欲しいと頼み,二人が友達になったことで,王子さまは王子さまの星のバラが特別なバラであったことを理解します.
手なづけるためには,忍耐力がいるということ,ことばは誤解のもとだからいらないということ,少しずつ近くに座るということ.
そういえば,そういう状況を作られていた気もするなあ,もっと若い時にこのことを知りたかったなあ,といった切ない気持ちになりました.
そして,いたずらに傷つけられたり傷つけたりしないように,手なづけることは責任を伴うものだというキツネの言葉を,覚えておきたいと思います.
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読みやすい訳だったと思います。
大人にはとてもわかりやすい訳で、
今回はじめてすっと物語が自分の中に入ってきました。
でも、子どもにはかえって難しいかも? -
「いちばん大切なものは目に見えないんだ」
この本は世界の縮図なのかもしれない。
王子さまは、様々な星をめぐり、様々な大人と出会う。出会った大人は、みんなどこか生き急いでいる。子供の頃なら当たり前のように疑問視していたことを、大人になった彼らは何も疑問に思わなくなっており、立ち止まることなく、当たり前のように自分の仕事をこなしている。
大切なものは目に見えない。この本を定期的に読み返すことで、日常生活でスルーしてしまっていた大切なこと、本質に立ち返るきっかけを与えてくれるのだと感じた。 -
病院待ちの間に、病院に有ったから読み直し。
三野さんの訳は分かりやすくて
前に読んだよりも、「大切なものは目に見えない」というメッセージがよりわかりやすい。
ラピュタの君をのせてが聴きたくなった♡ -
子どもの頃に読んだときは何がなんだかよくわからずつまらなかったが、大人になった今読み返すと、哲学的な物語だということに気付いた。大人だからこそわかる。王子さまが行く先々の星で出会った人々は、世界の大人の縮図だと思った。王子さまの子どもならではの、大人がどきりとするような指摘が面白かった。
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星の王子様を初めて読んだのは小学生のころ。
なんてつまらない物語なんだと思った。
大人になってからなんとなく読みたくなってもう一度読んだ。
なんて深く、心に響く話なんだろうと思った。
繰り返し読みたい作品。 -
『彼らは特急列車に乗り込むけれど、いまでは自分が何を探しているのかを知らないんだ。それで、彼らは落ち着かず、堂々巡りをしている…そんな必要はないのに…』
何度も読み直したい(*^^*) -
請求記号:953.7サ
資料番号:010872208 -
縦書き。
常体で書かれていて大人っぽくドライな印象。
大蛇(ボア)