ウォーター・ウォーズ: 水の私有化、汚染そして利益をめぐって

  • 緑風出版
3.38
  • (1)
  • (1)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846103019

作品紹介・あらすじ

いま欧米の多国籍企業は、ダム建設や水道・潅漑システムからミネラルウオーターまで、世界貿易機関(WTO)などを利用しつつ国際的な水支配、水戦争を仕掛けている。しかし、水の私有化や水道の民営化に象徴される水戦争は、人々から水という共有財産を奪い、農業の破壊や貧困の拡大を招き、地域・民族紛争と戦争を誘発し、地球環境を破壊するものだ。世界的に著名な著者が世界の水戦争を分析し、水問題の解決の方向を提起する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 専門用語もとても少ないので入門者にもわかりやすくてよい

    ただインドの地名等が多く使われていて少しイメージがわきづらい感はある

    インド人独特の語り口なので、
    そういう語り方に違和感を覚えないのであればおすすめ

  • ごく身近にあった「水」そのものがオイルに代わる資源戦争の火種になる。各国の内情を踏まえた上で未来の世界勢力地図はどう変遷していくのか。

  • 分類=水問題。03年3月。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

 1952年、インドのウッタラーンチャル州生まれ。カナダのウェスタン・オンタリオ大学で物理学および科学哲学の博士号取得。1980年代から、農業問題、環境問題、社会問題の研究と実践活動に関わる。研究と連動した社会運動の基地として1982年に「科学・技術・エコロジー研究財団」を設立。これまでに300本を超える専門的論文を発表し、20冊に及ぶ本を著者・共著者として出版。主な邦訳書に、『緑の革命とその暴力』(浜谷喜美子訳、日本経済評論社、1997)、『生物多様性の危機——精神のモノカルチャー』(戸田清・鶴田由紀訳、明石書店、2003)、『生物多様性の保護か、生命の収奪か——グローバリズムと知的財産権』(奥田暁子訳、明石書店、2005)、『食糧テロリズム——多国籍企業はいかにして第三世界を飢えさせているか』(浦本昌紀監訳、明石書店、2006)などがある。1993年、もうひとつのノーベル賞と呼ばれる「ライト・ライブリフッド(正しい生活)賞」、国連環境計画の「グローバル500賞」、「アースデイ国際賞」を受賞。

「2007年 『アース・デモクラシー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヴァンダナ・シヴァの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×