腸をダメにする習慣、鍛える習慣 ~腸内細菌を育てて免疫力を上げる30の方法~ (ワニブックスPLUS新書)
- ワニブックス (2013年4月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784847060601
作品紹介・あらすじ
健康で長生きするには免疫力を上げること、そしてそのためには、「腸内環境」を健康に保つことが大事、ということが昨今広く知られるようになりました。腸内細菌が元気に働くいい腸を持つ人は、心身ともに状態が良く病気にかかりにくい-つまり、「腸の健康があなたの寿命を決める」のです。でも、現代に生きる私たちは、知らず知らずのうちに腸を痛めつけて、免疫力を下げてしまっていると著者は指摘します。では、どんな習慣が腸をダメにしているのか?免疫の70%を担う腸を鍛える食べものや食べ方とは?70歳を過ぎてますます元気な腸内研究の第一人者・藤田先生が、腸内細菌をぐんぐん育てて免疫力を上げる30の習慣を明快に解説します。
感想・レビュー・書評
-
自分は、数年前に過敏性腸症候群と診断され
ずっとお腹が弱く、現場仕事や移動が多いため
かなり苦労してました
今は薬をもらい、7割くらい症状がマシになりましたが
この本を読むと
もっと食事のとり方
生活の仕方
改めようと思いましたΣ(゜Д゜)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
外部で初めてフリー編集として担当。
-
私たちの常識を破る健康へ向けての提案の数々。腸が脳以上に重要な位置づけであるということが強調されており、いずれも腸内細菌が免疫力を高める効果があるとの説明。それはストレスを避けるということに尽きるように思う。タバコ、アルコールの休肝日、肉食、落ちたものを食べないこと(つまり過度に清潔を求める)、悪玉コレステロールや悪性菌(大腸菌など)の効用、ワインの効用などである。ニンニク、食物繊維、イワシ、トウガラシの摂取が健康に良いことは常識通り、ぜひ実行していきたい。7色(赤、オレンジ、黄、緑、紫、黒、白)の野菜のお薦めは覚えやすくクリーンヒット!
-
一口30回噛む
糖質を下げる 主食を食べない
噛まずに「美味しい」と感じる物は食べない
適度な運動
総コレステロール280未満長生き
湯船に浸かる -
腸内細菌にとって良いものを摂る。
-
生命の歴史は40億年生命の歴史は40億年のうち8~9割もの期間を脳を持たずに生きていた。
脳ができたのは5億年前と推定される。
p160
恋愛とセックスは長生きするための百薬の長です中国の古典には「一薬一日、一撫十日、一吸百日」とあるそうです薬では1日分の効果しかないがパートナーとスキンシップをすれば10日長生きしお互いの愛液や唾液を口にすれば100日長生きするという意味だそうです
p163
四十歳を過ぎて離婚すると男は早死にする。女性は離婚しようと夫に先立たれようと寿命に変化は起こらない。男性は隣に女性がいないと免疫力が落ちるタイプが多い。
p164
免疫力70%は腸内細菌が作る30%は心が作る。
人が最もストレスを感じない生き方とは結局のところ「あるがままに生きる」こと
カリマンタンの住民は川で生活をする川で糞尿をしその水で体を洗い皿を洗う食事の用意をする。
川を荒らす洗剤や消毒剤などは誰も使わない。大腸菌や寄生虫の卵がうようよいる。しかし命を奪うような怖い病原菌はあまりいない。雑多な菌が共生している場所では特定の病原菌だけが増殖することはない。
p167
「あるがまま」に生きる」ことは他人の「あるがままを受け入れること。「わがまま」とは他人の「あるがまま」を受け入れようとしないこと。
p182
毎日立派なうんちを出せるよう心掛ける。うんちは体からの大きな便りというように大便の大きさと状態がその人の生命力の強さを表している。
最も立派なうんちはメキシコ人。メキシコは植物繊維の摂取量が一人当たり1日に93.5 G これに対し日本人はわずか31.9 G。 メキシコ人の1/3。
メキシコ人は世界一自殺率低い国一方日本の自殺率は世界トップクラス。 -
一人暮らしを始めておなかが弱くなったのは、食生活が変わったからか??
★本書のメッセージ
腸内細菌によって健康が決まる。腸を弱らせる現代的な食生活を改めよう
※本著者は薬事法違反のある広告をほう助したことによって書類送検されたことがある(その後は不起訴処分。悪質性は無いと判断)。やや、過大な論調で書かれることが多いのには注意。鵜呑みにせず、同じテーマを扱った研究者の本も同時にあたろう
★本の概要・感想
私は今年の春から一人暮らしをしている。実家から初めて離れて生活し始めてから、お腹が大変弱くなったのを感じていた。その原因が、私の食生活にあるかもしれないと、この本を読んで思い立った。私は一人暮らしを始めてから、加工食品ばかりを食べている。
実家生活では、主に母の作った食事を食べていた。野菜や肉など、素材から調理された手料理が多かっただろう。一方、一人暮らしをしていると、何でも一から料理をするのが面倒になる。そこで、保存料の添加された、冷凍食品やコンビニ弁当を食べることが多くなっていたのだ。
本書では、加工食品に含まれる保存料が腸内細菌を減らしているという。腸内細菌が人間の免疫系やエネルギー吸収に影響を与えている。そのため、保存料や添加物によって腸内細菌が減れば、人はどんどん病弱になってしまう、というのが主要なメッセージだ。
私は実体験を通じてこの主張に共感した。一人暮らしを始めて加工食品の食べる割合が増えてから、かなりお腹が弱くなっていたからだ。本書を読む前では、そのことに気づかなかったが。
腸内細菌のメカニズムを簡単に抑えたうえで、どういう食生活をしていけばいいのか軽快に語られる。あまり深い論理まで得ることはできないが、初めて腸内細菌について知るにはちょうどいいくらいか。
★本の面白かった点、学びになった点
*保存料は腸内細菌を減らす
確かによく考えれば、分かることだが、これまで意識してこなかったなぁ。保存料が添加された食品がなぜ長持ちをするかというと、その食品における細菌の増殖を減らされるからだ。いわば食品中の菌を殺しているのである。そのような成分が、身体にどう影響をおよぼすか、深く考えたことはなかった。ただ、確かに、健康に良い影響はなさそうだ。人間という細菌の塊の有機体に、良いことはないだろう。
企業は、消費者の中長期的な健康など知ったこっちゃないだろう。だからマーガリンなどの植物油性由来商品を売り続ける。消費者は自前で勉強し、知識をつけて防衛するしかない。
●本のイマイチな点、気になった点
食生活から性生活にまで雑多に話をしているためか、各論調のエビデンスは弱め。健康の因果関係に断定的に述べているわりには、論文などの参照して書かれることはない。筆者の自前の知識で覚えがきされているような印象を受ける。「各国の大便を探しもとめてきた」「大便はだいたい税関に引っかかる」という、研究者としての「ホンモノ」っぷりに信頼はしたい、が。
本書のみで書かれた多くの通説を信じることはムズかしい。
●学んだことをどうアクションに生かす
*具体的には食生活を変えることは難しい。健康で良質な食事をとるには、お金と手間(時間が)が必要になる。できる限り、お金も手間もかけないが、加工食品にはできるだけ頼らないような仕組みを模索していく必要がある
・納豆を食べる。納豆は手間をとらず、手軽に腸内細菌を増やせる食事の一つ。納豆菌、そのような細菌は腸内細菌の増加に良い影響を与える
・同様にして、ヨーグルト。乳酸菌は腸に調達する前に、胃酸などでその多くが死滅してしまうという。しかし、それらの死骸が、腸にとっては重要な栄養となるのだ
・海藻も良い。海藻は乾燥食品をお湯で戻せば簡単に摂取することができる -
食べ方の重要性を説いている。
おいしいと感じながら、ニコニコ食べることで、熱を消費させ、痩せやすい体を作る。
よく噛んで食べる。一口30回。
中年期に入ったら、糖質は徐々に減らし、高齢期に入ったらできるだけ摂らない。
腸内細菌をダメにする食べ物。
スナック菓子、ファストフード、レトルト食品、コンビニ弁当。
人生を楽しむ心を忘れない。何事もポジティブに捉える。1日1回大笑いする習慣を持つ。 -
こういうのは眉唾で読まなあかん、と思ったがさほどトンデモ説は無く、終わりに差し掛かった頃に、ああサナダムシ先生か!と気がつく。
せっかく禁煙しているのに、禁煙のストレスは体に良くないです〜との記載で揺らぎかけるも、思いとどまる。
肉は週3全然オッケーとの事。あとは香味系(ニンニクやネギ、シソ)ってやっぱりいいのね。