東京百景 (ヨシモトブックス)

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著者 : 又吉直樹
  • ワニブックス (2013年8月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847091797

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東京百景 (ヨシモトブックス)の感想・レビュー・書評

  • 思わず笑ってしまうので、自宅で一人で読むのがおすすめな本です。

  • 又吉直樹は、文章が上手だな。こんなふうに、的確に自分を見つめ言葉に置き換えられることがうらやましいと思った。
     東京で暮らすそれぞれの地名が身近に感じられた。北海道に住んでいる私は、地図で調べたり、グーグルで調べたりして、東京でも訪れたことのない地域を味わった。

  • 読了。

    とても面白かった。自分の思ったことをちゃんと言葉にできる人なのだな。羨ましい。どう表現していいかわからない時がある私にとって素晴らしい文才だなと感じる。

    人の魂を吸う話がかなり面白かった。
    (170215)

  • 又吉さんは言葉をとてもだいじに扱う方なのだなと思った 肩肘張らずに読める文章で、くすっと笑える話も多かった 七十六 「池尻大橋の小さな部屋」ではちょっと泣いた そしてこの手になじむようなカバーといい、重さといい、装丁もすごくいいな

  • 自分も東京に出て来て早10年来。
    上北沢も梅ヶ丘も田端も神保町も井の頭公園も銀座も。
    既視感のある光景ばかり。
    そして、その日常生活の下手さ加減にも既視感が。
    その自意識のもどかしさを、こんな風に自分の通ってきた風景に投影してくれて嬉しいというか、なんか、救われた気分。

  • 売れずにくすぶってた頃の著者を献身的に常に明るく励ましてくれた彼女との別れ。後輩に奢るために消費者金融に走る先輩芸人のこと…。
    「火花」のネタ元はやはり自身の体験が投影されていたんですな。エッセイの形を借りた掌編小説のような巧緻な出来映え。全篇通じて「切なさ」「哀しみ」を心象ではなく情景で描き切る達者な作家。

  • 東京の百の風景。
    同じ風景を見たとしても、何倍も何十倍にも違ってみえているような気がする。
    言葉の選び方、使い方が絶妙で、それが独特の雰囲気を醸し出すのよ。たまら〜ん。
    同じように捉えることができれば、あたしもキラキラした日常に浸れるのかもしれないな。

  • 著者のエッセイに職務質問はつきもので、何回読んでも笑える。
    観光地とは違く、身近な場所を思い出とともに描かれて目に浮かぶ光景が広がります。
    自分が知っている場所だと、なおさら想像できて空気感も感じられて楽しく読みました。

  • 「誰がゴミやねん。」

    読ませる力がある。
    日常を書いているだけなのに面白い。
    和服で過ごすというこだわりもかっこいい。
    すごい人だ。

  • 76景の池尻大橋の小さな部屋=女の人との危うい(変な意味でなく)関係性が切ない。後、「自意識って不死身なんやね」って、一語に瞬時に同期する自分がいる。

  • 駄目だ…涙がとまらない。フラットな視点で淡々と東京を切り取った掌編が百本。夢があるけど金はない。底辺をさまよう若者の普遍的な苦い青春小説のよう。青い実の彼女の話には別のエッセイでも泣かされたがこちらはさらに詳細な短編小説のように書かれていて、滂沱に涙した。まさか泣くとは思わなかったのが2009年の「太宰ナイト」に纏わる西加奈子さんとのエピソード。西さんなんて温かいお人柄なんだ。「近い将来、みんな又吉さんに帯書いてほしいって言うてくるよ」そしてそれは事実となった。又吉さんにはぜひもっと書いてほしい。

  • まだ無名のころのエッセイなど、今の活躍ぶりを思うととても切なくなり、本当によかったねと言いたくなる。たぶん名前も知らないまま消えていったたくさんの又吉さんがいて、そういう人たちも皆どこかで幸せであってほしい。

  • 『火花』が図書館で予約21だったり、架蔵なしだったりするので、よその図書館で借りて、試しに代替として読んでみたエッセー。図書館本。 107

  • 美しい日本語。
    ふっ…と噴き出す、おもしろさ。
    行ったところも、まだ行ったことのないところも
    親しみを感じるようなイキイキとした表現で
    東京のあちこちに連れて行ってくれるエッセイ。

    街には、思い出があり、それが楽しいもの、
    哀しいものであれ、どれも愛しい。
     
    とりわれ「池尻大橋の小さな部屋」は、
    愛に満ちていて、愛にまつわる哀しさや
    あたたかさに満ちていて、
    何度も何度も読み返した。
    毎回、人恋しくなる、あたたかくて哀しい想いになった。

  • 私のほうが又吉さんよりずっと長く東京に住んでいるのに。
    鋭い感性と文章力にただ脱帽です。

  • 東京の中のありふれた風景と、著者の思い出が綺麗にリンクしている印象。柔らかく気張っていなくて読みやすかった。

  • クスリと笑える。おもしろくてスイスイ読める。

    この人の感受性というか…思考能力の高さというか…
    体の中に宇宙が広がってる人だなぁ…と感心してしまった。
    でも、難解な論文を読んだ時のような拒絶感がない。不思議な人だなぁ…

  • すごく好きな作品。読みながら笑った。1人暮らしをしていた頃を思い出した。読み終わった後、無性に自分の東京時代を振り返りたくなった。
    文章がすごく綺麗で、面白くて、ひとつひとつ丁寧に読みたい作品。

  • 「火花」の次に読んでみたのだが、個人的には「火花」より良かった。最初のほうは無理におかしさを出そうとしてないか?と思ったが、中盤以降はクスリとさせられることが多く。読んでいて自然と笑みがこぼれてしまって、電車の中だったので、ふと我に返って恥ずかしかった。著者は、短編またはこうしたエッセーのほうが活きるのでは?と思った次第。

  • 立川と国分寺の間やから国立らしいで

  • 私の場合は自分の気持ちを読む本に投影してしまう傾向が強いと思っています。この本を書店で手にとって見たのも、故郷の雑司が谷のことが書いてあるのだろうかと思ったのがきっかけでした。
    ありました。
    「80 雑司が谷の漱石の墓」
    子供の頃にはよく行ったものです。作者又吉は、漱石の墓のある雑司が谷霊園からの帰りがけに、サンシャイン60などの高層ビルを遠くに見て、「墓のようだ」と表現しています。東京に出てきて苦労を重ねてきた作者の孤独な気持ちがたった1ページの短い文章にギュッと詰め込まれていて、とても共感しました。

  • さすが、文章書けますね。
    どれもおもしろく、飽きずに読み切れました。
    コントのような部分ときちんとした筆力が合わさって独特の雰囲気が出てます。

  • お笑いは好きだけど、フランスに行ってから見なくなって、今はテレビも見ないからほとんど分からないけど又吉さんの文章は面白いね。素直だけど複雑で、不器用そうでいてスマート。

  • ピース・又吉直樹、すべての東京の屍に捧ぐ。「東京は果てしなく残酷で時折楽しく稀に優しい」いま最も期待される書き手による比類なき文章100編。自伝的エッセイ。

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