効率がすべて - 誰でもできるけど4%の人しかやっていない報われる行動 -

著者 :
  • ワニブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847095245

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    うーん。井上裕之の本にしては、内容があまり自分の中に浸透しなかった。
    読み終えてみて、結局タイトル通りの内容だったっけ?と思う事ばかり。
    確かに効率は大切だけど、学びを深めていくにあたって、無駄打ちの多さも大切じゃないかなーとも思った。

    自分自身のゴール設定を持ち、明確なプランを立て、それに進むためのToDoを行なう。確かにどれも大切だ。
    ただ、ToDoに効率ばかりを求めすぎて、最短距離を行き過ぎる事は結局薄い知識・経験につながりかねない。
    無駄を楽しむのもまた人生だなーと思えた。

    ・変化に対して柔軟な視点や考え方を持つ
    ・リスクは行動の速さでヘッジする
    ・「楽観」と「執着」を併せ持つ
    などなど・・・

    今後も参考にしたい部分も随所に見られたので、読んでいてまぁまぁ面白かった。
    サっと読める本で頭にすんなりと情報も入り易く、気休めにはなったかも。



    【内容まとめ】
    1.なぜほぼ差がない人たちが、望みを達成する人と達成できない人に分かれるのか?
    その違い「考え方」と、それにつながる「行動の違い」によって生まれる。
    「報われる行動」をすれば目標を早く達成できますし、「報われない行動」をすると何事も成し遂げることができない。

    2.願うだけで行動ができるほど、人間は単純ではない。
    目標を設定し、やるべきことを明確にしなければ、なかなか行動できないのが人間である。
    願望があっても「TO DO」がなければ、自己実現はできない。
    目標達成のためには、明確なプランのもと日々行動を積み重ねていく他なし。

    3.「何のために自分は生きているのか」ということをもう一度よく突き詰めて考えてみること。
    ただただ1日を過ごしていないか?
    人生の中で、無駄にしていい1日なんてない。
    1日を過ごしながら、何を成し遂げるか、成し遂げているかということを常に意識すること。
    生活を営んでいく事よりも、その生活の中で「何をするか」ということが重要である。

    4.変化に柔軟に。
    人や出来事、環境に柔軟に対応しながら、自分の目標を達成していく力が必要である。
    今の状況をしっかりと見つめ把握しながら、臨機応変に柔軟に対応していける人しか、最終的に目標達成できない!

    5.リスクは行動の早さでヘッジできる。
    勿論、リスクに関して全く考えないのは問題だが、そればかりを考えて動き出せなくなるのはもったいない!
    リスクを明確にし、防止策や対応策を考えたなら、すぐに行動を始めること。
    行動の数だけ、結果を生み出す可能性が高まる!

    6.所詮は、すべて大したことない。
    できないと思っていることでと、取り掛かってみると案外難なくできてしまうもの。
    グズグズ行動できない人は、未知への挑戦を頭の中で勝手に複雑にして、達成が困難だと思い込んでいるだけ。
    誰かがやれているのだから、それが自分にできない行動ではないと捉えよう。

    7.「楽観」と「執着」を併せ持つこと!
    何事も楽観的にポジティブに捉えられる人は強い!
    ただし、結果を出すためには、楽観的であると同時に、執着心も兼ね備える必要がある。
    楽観と執着の両方を持てる人は、挫折や諦めがなくなる!

    8.アインシュタイン「成功した人間になろうとするな。むしろ、価値のある人間になろうとせよ。」



    【引用】
    なぜ社会に出た時にはほぼ差がない人たちが、時間が経つにつれて望みを達成する人と達成できない人に分かれていくのか?
    「考え方と、それにつながる行動の違い」によって生まれます。
    「報われる行動」をすれば目標を早く達成できますし、「報われない行動」をすると何事も成し遂げることができません。

    「4%の人の行動パターン」と「96%の人の行動パターン」に焦点を当てる。
    誰にでもできるのに、ごくわずかな人しかやっていない「シンプルな法則」とは??


    p38
    ・「偶然の幸運」に頼らない目標設定を。
    「強く願えば勝手に行動が引き起こされ自己実現される」という文言に疑問。
    願うだけで行動ができるほど、人間は単純ではない。
    目標を設定し、やるべきことを明確にしなければ、なかなか行動できないのが人間である。
    願望があっても「TO DO」がなければ、自己実現はできない。

    王道だが、目標達成のためには、明確なプランのもと日々行動を積み重ねていく他ありません。


    p52
    ・ただただ1日を過ごしていないか?
    人生の中で、無駄にしていい1日なんてない。
    1日を過ごしながら、何を成し遂げるか、成し遂げているかということを常に意識すること。
    生活を営んでいく事よりも、その生活の中で「何をするか」ということが重要である。

    「何のために自分は生きているのか」ということをもう一度よく突き詰めて考えてみること。


    p63
    ・変化に柔軟に。
    ダーウィン
    「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である。」
    人や出来事、環境に柔軟に対応しながら、自分の目標を達成していく力が必要である。
    今の状況をしっかりと見つめ把握しながら、臨機応変に柔軟に対応していける人しか、最終的に目標達成できない!


    p94
    ・リスクは行動の早さでヘッジできる。
    勿論、リスクに関して全く考えないのは問題だが、そればかりを考えて動き出せなくなるのはもったいない!
    リスクを明確にし、防止策や対応策を考えたなら、すぐに行動を始めること。
    行動の数だけ、結果を生み出す可能性が高まる!


    p110
    ・所詮は、すべて大したことない。
    できないと思っていることでと、取り掛かってみると案外難なくできてしまうもの。
    グズグズ行動できない人は、未知への挑戦を頭の中で勝手に複雑にして、達成が困難だと思い込んでいるだけ。

    結果を出す人は、未知の世界へ挑戦するときに、すでに経験して達成している人の情報を集め、行動する。
    誰かがやれているのだから、それが自分にできない行動ではないと捉える。


    p116
    ・「報われない事」はそもそもやるな!
    自分のゴールにつながらない行動をただこなしていても意味はない。
    また、得てしてその「つながらない行動」をやったことで自己満足してしまうことが多いもの。。。
    自分の価値観や将来を見据え、成し得るべきことを明確にすることが第一歩!!

    「ゴールにつながる今やるべきこと」に全力を傾けよう!!


    p128
    ・「楽観」と「執着」を併せ持つこと!
    何事も楽観的にポジティブに捉えられる人は強い!
    ただし、結果を出すためには、楽観的であると同時に、執着心も兼ね備える必要がある。
    楽観と執着の両方を持てる人は、挫折や諦めがなくなる!


    p150
    ・「先に与える人は大きな報酬を得る」仕組みに逆らわない。
    人は何かを与えられると、感謝し、相手に恩返ししたいと思うもの。
    「先に与えること」は、成功のための絶対法則である。

    しかし、結果を出せない人は、自分が何も持ち得ていない段階で、人に与えるということをしてしまう。
    これでは自身の不足感や欠乏感が大きく、本当の意味での利他の精神は芽生えない。

    闇雲に与えるのではなく、「誰に」「いつ」与えるのかを明確に知っておくべきである。
    多くの場合は、その人の目的や夢、目標が叶えられる時である。
    何のリターンも見込めない人、他者に依存するだけのような人に対しては、利他の精神がマイナスに働くだけなので、やらない方がいい。


    p166
    ・定期的に孤独を味わうことで磨かれる。
    孤独を恐れる人は、自分のやりたいことが明確に自分の中にない人である。
    独りでいることに、孤独感ではなく充実感を見出そう。
    独りの時間にこそ、独自性と魅力が磨かれるものである。
    他者からの影響を受けることなく、自分の価値観を見つめ直そう。
    最低でも週に一度は、自分を見つめ直す「独りの時間」をつくってみよう。


    p175
    ・「無知を恐れるな、偽りの知識こそ恐れよ。」
    パスカルの言葉。
    今いる環境が世界の全てだと思い込む事ほど恐ろしいことはない。
    また、多くの人は今いる環境から得る情報がすべて正しいと思い込んでしまう。

    今の環境から一度外に出てみよう。
    一流の人に触れ、今いる環境から出ることで、初めて見えてくることは多い。

    今いる環境は確かに心地いいが、そこにいつまでと安住しても成長はできない。
    思い切って、レベルの高い世界に触れてみることで、人生は変わる!


    p182
    アインシュタイン
    「成功した人間になろうとするな。むしろ、価値のある人間になろうとせよ。」

  • 目標設定やチャレンジなど、普通の自己啓発書でもありそうなことが多く、あまり目新しい内容は無かったです。

著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。東京歯科大学大学院修了。歯学博士、経営学博士、メンタルセラピスト。
医療法人社団いのうえ歯科医院理事長。歯科医師として、その技術は国内外で高く評価されている。また自己啓発に造詣が深く、2012年1月、ジョセフ・マーフィー・トラストより、日本でのマーフィー理論の普及に対する貢献を認められ、公認グランドマスターの称号を授与される。
主な著書に、『J・マーフィーの教え 最高の自分を引き出す法』(きこ書房)、『がんばり屋さんのための心の整理術』(サンクチュアリ出版)、『後悔しない人生を送るたった一つの方法』(中経出版)、『20代でやるべきこと、やってはいけないこと』、『自分で奇跡を起こす方法』(以上、フォレスト出版)、『価値ある生き方』(大和書房)、『「学び」を「お金」に変える技術』(かんき出版)、『夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣』(すばる舎)、『たった一度の人生を、自分らしく思い通りに生きる方法』(Gakken)などがある。
著書累計で100万部を超える。

「2015年 『未来を創る生き方 20代からの成長哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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