- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860112486
感想・レビュー・書評
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「本の雑誌」で連載を読んでいたので、もういいかなと思っていたけれど、やっぱりまとめて読むとずーっと面白い。迫力満点である。
「捨ててスッキリ!」なんて簡単な話ではない。やむにやまれず、たまりにたまったモノたち、つまり過去の自分を捨てていったら、またその先に違う葛藤が待っている。それでもそれは自分で決めて選んだことで、痩せても枯れてもそれを引き受けて生きていくのだという内澤さんの潔さを感じる。
グルグルめぐる思いがかなり正直に、というより赤裸々に語られているので、決して軽い読み心地ではないが、笑えるところも多々あって、充実の一冊だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
断捨離を考え始めた頃に手に取った。
この溜め込んでしまう心理、よく分かる。思い切って捨てて行く様も気持ちよく、自分も身軽になったように錯覚してしまう。いやいや、ちゃんと行動に移さねばね。 -
どうかしちゃってるんじゃないかと思う位、ぶっ飛んだ体当たりルポタージュを書く内澤女史としては正直物足りない。物を捨てていくという事に対しては、中崎タツヤの「もたない男」という衝撃的な本があるので、だらだらと書き連ねているという印象がぬぐえませんでした。それでも普通のエッセイよりは充分どうかしているのですが、期待値高すぎてハードル高く設定しすぎたか・・・。
名作ルポタージュ「飼い喰い」で住んだ空き家のその後を読むことが出来たのはとてもよかった。
この後は島暮らしをする本が有るのですが、そちらはまたハードル上げて期待する事にします。 -
内澤旬子さんは、ルポルタージュを数冊読んで面白かったので、私自身の課題でもある「捨てる」ことについて彼女が実体験を書いたこの本に興味を持った。
しかし、どうも筆が走りすぎていて、彼女の精神状態のことが心配になり、途中から読むのがかなり辛くなった。読まないほうが良かった。 -
エピソートとしては、トイレットペーパーを断捨離するくだりに感心。その発想はなかった。でも、なくても何とかなりそうだなと読んでて思った。
ずいぶん極端だなと思うきもちと、共感するきもちが交互にやってくる。内澤氏の本はほんとうにおもしろい。 -
あの養豚・屠畜の内田さん。そうだったのか!
自分の知りたいことにノメル、そのあげくの断捨離決行。
すごいパワー、離婚もしてしまう。その先は人生まで捨ててしまいそうなくらいすさましい「捨て方」。参考になりました。同様の書籍・資料マニアだから・・。-
「すごいパワー」
一度だけ、お話を聴いたのですが、ボソボソと喋るけど面白い雰囲気でした。
著作に溢れるバイタリティは凄いね、分けて貰いた...「すごいパワー」
一度だけ、お話を聴いたのですが、ボソボソと喋るけど面白い雰囲気でした。
著作に溢れるバイタリティは凄いね、分けて貰いたいです。。。2014/03/14
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才能とパワーにあふれた方だなぁと思う。才能はともかく、パワーの10分の1くらい分けてもらいたい。小豆島に移住される流れが少しわかった。
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旦那も自分の挿絵も珍しい装丁の本コレクションも全部捨ててしまう話。で、東京の家も捨て小豆島かぁ。
物とのお別れがなかなかできない私の背中を少しは押してくれたか…な。 -
初めて内澤さんのエッセイを読んだが面白い。乳がんになって、断捨離よろしく本やイラスト原画、果ては旦那まで捨ててしまう本。
本の雑誌に連載。