世界一役に立たない発明集

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860202385

感想・レビュー・書評

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  • 19世紀後半の発明家は、ペダルとプロペラがあれば何でもできるというように考えていたのか?
    たくさんのヘンテコな発明が記されているが、はじめにプロペラで何でも解決しようという発明が続くため、このような感想を持った。

  • 面白いのは、数々の失敗作を通して感じられる、当時の人々の情熱ですね。名誉欲なのか、金銭欲なのか、趣味なのか、生きがいなのか、それぞれの人によって違うとは思いますが、とにかく、奇天烈でもなんでも、懸命に夢想したようなものがあったり、目の付けどころと発想は良さげなのに、あとひと押しが足りないだとか、ちょっと抜けてる部分があるだとか、あるんですよね。その頃の時代に比べると現代って洗練されていて、失敗してもその理由には納得させられるものがある、というパターンが多いですが、当時の失敗には、まだ科学の水準だとかが低いために自由だったこともあり、そんな方向へ考えや発想をすすめるのかい!と今の人ならツッコミたくなるような発明(特許取得)をしている。ただ、そこが、豊かさとも言えます。現代人はツッコミを恐れていて不自由な時代を過ごしているのかもしれない。それに比べて、この失敗の人間臭さ、そしてその人間臭さの中から生まれたいろいろな成功が現代の礎になっていたりもするでしょう。

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著者プロフィール

1943年生まれ。英国の著名なテレビ・キャスター、ライター、写真家。テレビ・プロデューサーとして活躍後、BBC放送のシリーズ「古代ローマ人の遺産」のために書籍を執筆。歴史から科学まで20冊以上の著書。

「2019年 『世界の歴史 大図鑑 【コンパクト版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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