日本文学にみる純愛百選 zero degree of 110 love sentence

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  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860420321

作品紹介・あらすじ

現代の大方の日本人たちから見れば、
この二人がどうして別れないのか、とんと理解できないということになるのではないか。
とりあえずは、このわからなさが、じつに純愛なのではある。
そもそも、純愛なるものはどれも、どうしてその人を、
そこまで? という問いに対する答えを準備していない。
対象設定の理由が深い謎に包まれていることが、
純愛の必要条件なのだ。(本文より)

著者プロフィール

1951年、埼玉県生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了、同大学教授(フランス文学、文芸批評)。主な著書に、『闘う小説家 バルザック』(せりか書房)、『謎とき「失われた時を求めて」』(新潮社)、『「ボヴァリー夫人」をごく私的に読む』(せりか書房)、小説に『歓待』(水声社)、『坊っちゃんのそれから』『吾輩のそれから』『先生の夢十夜』(以上、河出書房新社)、主な訳書にクロード・シモン『農耕詩』(白水社)、バルザック『サラジーヌ 他三篇』『ゴプセック・毬打つ猫の店』(以上、岩波文庫)、フローベール『ボヴァリー夫人』(新潮文庫)、プルースト『失われた時を求めて』(角田光代と共訳、新潮社)ほか多数。

「2022年 『村上春樹とフィクショナルなもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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