フリーの教科書: 生き延びるための読書

著者 :
  • 早美出版社
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本棚登録 : 15
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860420574

作品紹介・あらすじ

突然会社をクビになったらどうする?
お金がなくても暮らしていけるのか?
組織に属さず、社会を渡り歩くためには?
……このように、尽きない悩みに苦しみ続けるフリーランサー、フリーターの人々は大勢います。わかっていることは、自分の身体のみが資本だということ。
健康を維持するためには心と体のバランスが大切ですが、即効薬などありません。著者が見出した滋養強壮剤は、本。本を読み、みずから考え続けるための言葉を燃料に、日一日を生きていくこと。クビにされてもからっけつでも、ひとりしぶとく生き続ける著者の心と体の均衡は、本の言葉によって保たれているのです。
私小説・詩・SF・映画・ハードボイルド・スポーツ・哲学…あらゆる本の世界の言葉をおのれの生命力に変えるフリー編集者のタフな生き様は、フリーの人たちの心を燃やす〝生きた教科書〟そのものです。

感想・レビュー・書評

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  • フリーランスで生活している私には
    心強い心構えが載っている本といえば良いかしら?
    フリーターに自信を持って欲しい本では無いですw

    取り上げられるのは文学作品がほとんどですが、
    別分野の本も読みたくなる読書への欲求も貰えました。
    が、そんなに生きる為の読書って意気込んで読んでませんw

  • ここまで本を自身に引きつけ、生きていく力に変えている若い人には、なかなかお目にかかれないと思う。文学は実学だということを痛感するはずである。「蟹工船」を超えた絶品!

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著者プロフィール

1972年長崎市生まれ。山口大学人文学部中退。日本映画学校卒。著書に、『蒸発父さん』『赫獣』など。

「2018年 『暴力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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