アルゼンチンババア

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制作 : 奈良 美智  奈良 美智 
  • ロッキングオン (2002年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860520120

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アルゼンチンババアの感想・レビュー・書評

  • 吉本ばななの本には、ほんわかしていて、とても変わっている人々が多く登場する気がします。

    そしてとても大きなことについての“語り”のシーンがあります。

    なんだかその大きさが、少し重くて受け入れきれず、読むのを敬遠していたので、ずいぶんと久々に読みました。

    やっぱり穏やかで、優しくて、いい小説だなぁと思います。
    なんとなく笑えるし♪

    日常になじむ庶民的なアイテムが登場するのもいいところ。

    コタツとか、冷蔵庫とか、屋上菜園とか…。

    登場人物が、そんな日常の道具をわりかし普通に使っていたりするのも、ほのぼのしてていいかなぁ、なんて。

    あと、デブとフケツについてもさりげなく語られている気がします。

    デブ、はいいとしても、ふけつって…。

    なんとなく幽霊チックにゆらゆらした人たちが多くて、あっちの世界にいってしまったのかな~、感もないこともないのですが。

    こうゆう、一般的に受け入れられなそうなポイントをなんとなく受け入れられるように、この本を読ませてくれたばななさんに拍手を贈りたくなりました♪

  • 「文・よしもとばなな、絵と写真・奈良美智」、という、なんとも贅沢で、ある意味なんともミーハーな本です。
    ド派手なキラキラした装丁と、タイトルが気に入って、図書館で借りてきました。

    主人公の「私」は18歳のときに、母親を亡くす。
    その後、職人気質の石工の父が、“アルゼンチンババア”と呼ばれる変わり者のおばさんのところに出入りしていることを知る。
    アルゼンチンビルに住む、派手な衣装と化粧をしたちょっと頭のおかしなおばさん、通称“アルゼンチンババア”。
    「私」は父親に会いに、半ば廃墟と化したアルゼンチンビルに入って行く――というお話。

    大人向けのおとぎ話のような、心温まるお話。
    奈良さんの絵(と写真)が加わることでその効果が増幅されています。

    ちょっと物足りないけど、時と場合によってはいいかな。
    たとえば、ほっと一息つきたいとき、とか。

    実はこの本、日英対訳になっていて、右側のページが日本語、左側のページが英語になってます。
    英語の勉強にはいいかも。
    とか言いながら、英語の方は読まないで返しちゃいました。

  • なんだか匂いの漂ってくる本だったな。

  • とても読みやすくて、おだやかな話だった。
    ゆりさんの言葉は、とても静かに心に響いて、心地よかった。
    絵もかわいくて、雰囲気もよかった。
    教訓めいているわけではないのが何よりもよかった。

  • 前に読んだ。
    古い、きれいなガラスみたいな作品だと思った。

  • 何度も読み返してしまう。手元に置きたい。奈良美智の絵がいい。

  • 時代の流れに乗れなかった父親が、何にも制限されずに、自分の想いに身を委ねていくような話だった。しかし、個人的には、亡くなったお母さんが可哀想だと思ってしまう…。

    2015.5.31

  • ばななさんの「死」の描き方がとても好きだ。今作で一番印象に残っているのは、主人公とアルゼンチンババアが出会う場面。母の死に直面したみつこは、その死から一生消えない大きな贈り物をもらったと考えていた。アルゼンチンババアはその場面で初めてみつこに出会うにもかかわらず、みつこが思っていたことを知っていたうえに、彼女も母を亡くした時に同じことを感じたと言う。その贈り物とは、母との思い出のことなのだと思う。一見、使い古された言い回しのように思われるが、ばななさんの使い方は過去を振り返るための思い出ではなく、かと言って感傷的になるための材料でもない。本当に贈り物なのだ。誕生日やクリスマスに貰う、あのプレゼントと同じ感じの。喜びに満ちたもの。その描きかたが素敵だなぁと思った。

  • 最後の最後の、大切な人にいつまでも生きてほしい云々・・
    とか
    人は死ぬまで生きている
    とか
    そんなことを実感せざるを得ないお年頃になってきたので、響く言葉があった。

  • 命に必ず終わりがあることはわかっていて、
    それでも、いや、だからこそ
    「好きな人がいつまでも死なないで今日が続いてほしい」という
    願いは永遠なのだな、と。

    タイトルと見た目で衝動買いしてから3年。
    はやく読めばよかったと思いつつ、
    今だから引き寄せられた1冊。

    著者よしもとばなな
    装画・写真 奈良美智
    発行 渋谷陽一(ロッキンオン)。←!!!

    2500円。
    高いとおもいきや、安い。

    英語と日本語両方書いてあるのもありがたい。

    心がたくさん動いてあったまる作品でした。
    何度も何度も読もう、大切にしよう、と思える1冊に出会えてシアワセです☆

  • なんか変なババアが、妙に優しくて心地よかったり。

    英文併記。

  • 久しぶりによしもとばななさんの本を読みました。『キッチン』で涙した時と同じ感じがよみがえりました。『キッチン』を読んだの20歳ころ。モラトリアム中に読んだのと、それなりに実体験を経て今感じるのと違う部分もあるのが面白いです。20歳のころばななさんに出会えていてよかったなあ~。

  • 買ってから何年経つだろう。
    この著書のひとつは読んでおこうと思って探していたら、
    派手な装丁とタイトルに衝撃を覚えた。
    思わず手に取り......

    そして何年振りかに初めて読んだ。一気に読んだ。
    中身も衝撃的だった。

    ファンになったかもしれない。

  • ユリさんの存在感はすごいけど、それ以上にお父さんから漂う哀愁と、地に足をつけて歩いていく姿が印象に残った。

    妻を亡くして、墓石職人を廃業してからのユリさんとの同居、曼荼羅制作、イルカの墓石、街のオブジェ作成依頼をうけたり、子をもうける。愛する人を失っても、たとえ将来自分が死んだとしても、後に続くものを生み出す。自分の生きるすべを知っているんだなと思う。

    とても素敵なお父さん。

  • とても幸せな気持ちで、よしもとばななさんの「アルゼンチンババア」を読みました。
    最近長編小説ばかり読んでたので、少し短いものが読みたくて。
    町の廃墟で自給自足の生活を送る素敵なおばあちゃんとの交流を軸にしたお話ですが、かなりコロラドのパンクの集まりを思い出しました。

    このアルゼンチンばあちゃんのおうち、アルゼンチンビルがまさに、コロラドで経験したパンク世界を表現しているようで、なんか、変に感情移入。

    また、”すごく自由な感じと、振り向かずに走らないと壊れてしまいそうな孤独がいっぺんに私のものになっていた”

    という一文は、父が消えてから、コロラドに行く前、そして滞在時に私が常に持っていた感覚と似ているなと思いました。

    よい気分転換になった短いお話でした。

  • (「BOOK」データベースより)
    初子出産を控え、ペンネームも改名したよしもとばななの最新書き下ろし小説。それに加え、世界的アーティスト、奈良美智の描き下ろし絵画16点に撮り下ろし写真40点。全文英訳文も同時掲載の、まさに世界が待っていた日本人アーティストによるコラボレーション最新作。

  • 生きること、死ぬこと。

  • 装丁がとても可愛かったです!

    いるかの墓石の部分は泣けました。

    よしもとさんの他の作品も読んでみたいです。

  • 沁みた。心身共に弱っている時には、沁みる本だ。

  • オンボロビルに住む、変わり者との交流を綴った話。いい話だと思うけど、あまりの短さと、値段にビツクリ。

  • 映画化されて話題だったこと、よしもとばななさんの小説だったこともあり、期待は花丸◎級でした。期待が大きすぎたこともあって期待よりはちょっと・・・でしたが、とてもよい話でした。登場人物が非現実的な2人と、平凡な主人公の3人なのに、妙に共感できたり、静かな中で、心温まるような、やさしい、ほっこりとするような空気が読んでいるときに漂います。映画も見てみたいな!

  • 奇抜だけどなんかあったかくなる 奈良さんのイラストもイメージが膨らむ

  • ページ毎の色使い、レイアウト含めての作。
    ハードカバーで読むべき一冊!

  • 愛って何だろうって、自分気持ち悪いなと思ったけど、真剣に考えてしまった。
    もう少し大人になってからまた読みたい。

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アルゼンチンババアの作品紹介

初子出産を控え、ペンネームも改名したよしもとばななの最新書き下ろし小説。それに加え、世界的アーティスト、奈良美智の描き下ろし絵画16点に撮り下ろし写真40点。全文英訳文も同時掲載の、まさに世界が待っていた日本人アーティストによるコラボレーション最新作。

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