会社・仕事・人間関係で「もうダメだ!」と思ったとき読む本

著者 :
  • あさ出版
3.21
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本棚登録 : 132
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860631550

感想・レビュー・書評

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  • モタさんである。
    今の世の中、非常に生きにくいものである。
    心の病を抱えて心療内科や精神科の門を叩く人が何と多いことか。
    本であるため、実際に言葉を聞き、話しをし、心がスッキリするものではないかもしれないが、気持ちの面で救われる部分は大いにあると思う。
    モタさんは、もうこの世にはいないが本の中で語りかけてくれる言葉は本当に温かい。

  • 消極的な待ち方と、積極的な待ち方。

  • 書いてあることは最もだがただそれだけ。当たり前の解説で新味がない。

  • 消えてしまいたい…ってなった時、いつも助けられています。
    きれいごとばかりじゃなくて、ちょうどイイ。
    この手の本の中ではおそらく一番じゃないかと。
    私にとって大切な一冊です。

  • 斎藤茂太氏は、斎藤茂吉を父にもつ精神科医で、メンタルヘルスについての著書を多く書かれています。この本もその1冊で、昨今仕事に悩む人が増えていることもあり、かなり読まれている本のようです。
    自分は今の職場では「もうイヤだ」と思うことは全くと言っていいくらいありませんが(だったらなぜこんな本を読んでいるのだろう。自分でも謎です)、過去にいた職場や仕事では、いろいろと思い悩んだ経験があります。もともと根がマジメなほうなので、「うつ」にもなりやすいそうですし。

    誰しも自分の都合のよい人ばかりと付き合うわけにもいきませんから、どうしたって人間関係の悩みは出てきます。でもそこで、○○でなければならないと自分の考えに固執するのではなく、他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられると考えて思考を柔軟にすれば、悩みの質が変化し、前向きになれるはず。
    また、相手の立場で考えることで、自分や人間関係を客観的に見ることができ、必要以上に落ち込んだり攻撃的になったりしなくなれます。「自分フィルター」が外れる効果もあるし、他者の言動に悪意や裏の意図があると思い込んでしまう人は、その思いが自分の中にある悪意を反映している可能性を意識する必要もあるかもしれません。

    自己を客観的に見て落ち込みすぎないことも大事ですが、必要以上に強がることもまた問題。若いころの自分がそうで、自分は楽観的なほうだから、とずっと言い続けていたのですが、実際には精神的にそれほど強いわけでもなく、反動がきました。
    弱い自分を認め、素直に考えるようになることができてからは、非常に楽になっています。
    自分の弱さを隠そうとしたり、それが行きすぎて人間関係を拒んで「引きこもり」になってしまったりすると、精神的には余計に辛いのではないかと感じます。弱点をある意味笑いのネタにしてしまえば、あるいは少なくとも隠さずに自然に振る舞えば、そして外に出て色々な経験を積み重ねれば、弱点だと思っていたことも実は大したことがなかった、というのもよくある話だと思います。

    最後に、「もうダメだ」と思ってしまわないための対処法。趣味を持つことが勧められていました。ひとつの嫌なことにばかり着目しないでほかのことに目を向ける意味が大きいですが、それだけではなく、自分のホームグラウンドとなる得意分野を持っていることが精神的に助けになりますし、また身体を動かすことそれ自体が大きなリラックス効果を生みます。
    自分も、会社の野球部に入り、2年くらいぶりにボールを握ります。それ以外にもものを書くのが趣味のようなもので、このブログも自分の考えを伝えるだけではなく、自分自身の心の安定や息抜きにも機能しているのではないかと思います。
    趣味を持てというのは簡単ですが、実際何かを始めてみるのは大変だと思います。まずは三日坊主でもいいので、何か始めてみるのが大事。形に残るものだと途中でやめたことが負担になるかもしれませんので、できれば気軽に取り組めて形が残らないもの。
    そのひとつとしておすすめしたいのが、私のこのブログでも時々取り上げていますが、読書会や勉強会に参加すること。たいていの読書会に、初参加ですという人は必ずいますし、どこの読書会でも歓迎されますから、ミクシィやフェースブックなどで読書会のイベントを探して参加してみてはいかがでしょうか。

  • 様々な症状を具体的に取り上げているので、当てはまるものがある人にはその箇所から、当てはまるものがなくても全体を読むだけで悩みが軽減されると思われる。ただ、本当に「うつ」状態までいってしまったときに効果があるかどうかは断言できない。
    モタ先生、ご自身うつを身をもって理解していらっしゃるだけあって、無理な言葉がなく、自然に体に入ってくる感じがする。

  • 仕事に疲れていた時に購入した本です。
    もがいていました。

  • ダメって結論を出す前に読んだら?

  • 「クヨクヨ」版と「イライラ」版があります。

  • クヨクヨしたときのための1冊。

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著者プロフィール

1916年、東京に生まれる。精神科医、エッセイスト。歌人・斎藤茂吉の長男。作家・北杜夫の兄。父の跡を継いで東京・府中の斎藤病院院長を務めるかたわら、テレビ出演や講演、作家活動を活発に行う。人間味あふれる話し方、卓越した人柄で多くの人を魅了し、「モタさん」の愛称で親しまれた。
著書には『いい言葉はいい人生をつくる』(成美文庫)ほかベストセラー多数。2006年逝去。

「2022年 『折れない心をつくるいい言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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