- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860635459
作品紹介・あらすじ
就職活動内定ゼロ、フリーター生活、居場所のない孤独…心の折れた私を、やさしく抱きしめてくれた学校があった-。米国名門校が贈る人生を虹色にする31のメッセージ。
感想・レビュー・書評
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【2013.08.01】
初めて読んだのは何年も前。それからはことあるごとに読み直し「大丈夫だ、君なら未来を変えられる」「Everything has a reason」などの優しくも力強く希望を持たせてくれる言葉達に励まされた。読む前まで無気力で闇の中にいた自分に光を見せてくれた本。この本に出会えたおかげでいまの自分があると感じるうちの一冊。 -
信頼している先輩に、親身に人生アドバイスを頂いているような感覚であっという間に読み終えました。自分をさらけ出して真っ直ぐ向き合われている姿勢が、最大の魅力なんだろうな。
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組織に縛られず、個人として望む生き方をしてくために大切な知識が詰まっている。
何度も読み返したくなる本。 -
【読書】林英恵/それでもあきらめない
・例え簡単な作業でも、それは全て大きな仕事の土台になるものであって、雑にやったか丁寧にやったかで後の結果に大きな違いが出る
・ハーバードの一角に学生が自習などをするカフェテリアがある。いつもここにいてるある一人の生徒がいた。彼に声をかけると、これから定例ミーティングがあり、そのために準備をしているという。私は彼がどんな準備をしてそれによってどんな成果を出しているか聞いてみた。彼の担当教授は、学内でも上位の役職に付いている教授なので、ミーティングは1回30分、しかも1ヶ月に1回なのである。つまりその機会を1度でも逃すと博士課程の終了時期に影響が出てしまうため、彼も必死なのだ。1ヶ月間のせいかとそのまとめ、ミーティングの進め方、優先的に確認したい質問事項を整理したもの。最新の経歴書。この枯葉ハーバードに在学した3年間1分1秒たりとも無駄にせず、濃厚な時間を積み重ねていった。
その後、在学中にいくつもの論文を発表し、様々な大学から誘いを受けるに至った。
・選ばれる書類とは一言で言うと、魂が細部に宿っているのだという。
・部下のミスがどれだけ重大な結果を及ぼすかは、事の重大さを認識してもらうためにも、きちんと伝える必要がある。でもその事を伝えた後、反省したあとは、それ以上の叱責はいらない。本人の気持ちにも値段があるなら、必要以上に落ち込ませるのは、もっと深刻な損失を引き起こすかもしれない。
これをエモーショナルコストというんだよ。
・ある授業で一人の学生が教授に質問を投げかけた。
ところが、その質問によってその場がひどくしらけた雰囲気になってしまった。学生は、事前に調べればわかるような事を質問してしまったのだ。
・他人に無償でものを教える。それで世の中が少し良くなるかもしれない。
それは無償でなくなる。相手に何かをして見返りを期待してはいけない。見返りを期待すると自分が苦しくなるだけだから。
・大学院で勉強しながら、脳外科医として働くアンドリューは、とにかく朝が早い。朝7時には業務を開始するので、毎朝5時起床だと言っていた。だから夜10時を過ぎると次の日の仕事モードに切り替わる。会食などはそれまでに切り上げ、翌日の予習に励み、睡眠時間をきちんととるという。
「なぜそこまで追い込むの?」という私の質問に対し、「アメリカの医療をもっと良くしたいから」と答えた。
・リーダーは自分の精神状態を最高に保つ方法も知ってなければならない。
リーダーの精神状態はみんなに影響を及ぼすから。
・(あるアフリカ人)誰もが教育を受けれるわけではない。でもどういうわけか私はその切符を得た。与えられたからにはその役割は精一杯果たさなければならないような気がする。私はやりたいことをさせてもらっている。だからいつも誰かの役に立てればいいなって思ってるの。
・人を信じても決して執着しないこと。どんなときも、送り出す人の幸せを願うこと。
人は来て、去っていく。だから必要以上に怖がることはないんだよ。
奇跡は起こるに値する人間が用意できた時に舞い込んでくるもの。
その用意とは、たゆまぬ努力や学びによって得られることだと学長は言っている。 -
エリートな人たちは努力なんてしなくていいし、人を思いやることもない、なんてイメージがどこかにあったのですが、全くの誤解であることがわかりました。
まさにNever give upを体現している人たちの実話はいい刺激になりました。 -
林英恵さんから、いただきました。
感謝します。
(2012年10月4日)
読み終えました。
元気が出ます。
(2012年10月9日)
【追記】
書いた人は、取材することで、
それから、書いたことで、
自分の体験を、何倍もの宝物にすることが
できたと思います。
(2012年10月9日) -
ハーバードでの体験を通して、成功とつかみ取っていく人の仕事の仕方や考え方が解かれている。また自分が幸せになれる仕事の探し方について、たくさんの挫折と努力をした著者の視点で語られており、心が洗われる。
人生の岐路で悩む人たちすべてにオススメしたい良書。 -
<医学部・らあめんさんからのおすすめ 投稿日 2022/04/23>
紆余曲折を経てハーバード大学の大学院に入学した著者が、そこで学んだ文化を述べた本である。
ハーバードの学生は、ポジティブな言葉のシャワーを浴びる。「将来リーダーになる君たちは」「この分野の改革者になる君たちは」「社会の問題を解決する任務を背負ったあなたたちは」など、自分の身を大きく上回る言葉をかけ続けられる。こうした言葉のシャワーを毎日浴びていると、次第に自分がその言葉に近づいていく。当初は著者と同様に言葉の重さについていけないと言っていた同級生たちも、授業のときの発言が変わり始めた。「リーダーになる私たちは」「私たちが果たすべき役割は」など、責任感や使命感を意識した言葉が学生同士でも自然と交わされるようなった。
求められたことに“プラスアルファ”を付け加えて返す。Give & Give & Give。与えて、与えて、与えて、気が付いたら嬉しいことが起こる。
人生を実りあるものに変えるのは、シンプルな考え方だと実感した。全力を出す。成績に影響するか、記録に残るか、競う価値があるかは関係ない。どんな小さなことであれ、真剣勝負で向き合う。そう決意させてくれた本である。
福島医大蔵書検索
https://www-lib.fmu.ac.jp/opac/ja/search?searchmode=complex&target=local&isbn=9784860635459