- Amazon.co.jp ・本 (737ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860640941
作品紹介・あらすじ
「覚えるべきこと」と、「理解すべきこと」の違いに気づく。豊富な「誤答例」で間違いの理由がわかる。声が聞こえる徹底解説。数学の基本はすべて中学数学にある。
感想・レビュー・書評
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数学が懇切丁寧に解説されている。私が手にしたときは高校三年生のとき。定期テストで赤点しかとれなくて、本当に数学がわからず半ば絶望しながら手にとってみると、あまりのわかりやすさに感動した記憶がある。いまだにこれ以上わかりやすい本はないのではないだろうか。これを読破して以来、数学がさほど苦ではなくなった。理解力がない私にとっては本当に有難い一冊だった。著者の理解をさせる才能は見事だとしか言いようがない。
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これはelder boyの中学進学祝いかな (・´艸`・)・;゙.、ブッ
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★★★★☆
問題文が話し言葉になるだけで、同じ問題でもずいぶんトッツキやすくなるものだなあと(^^)
面白い講義を受けているみたいでしたよ。
ただ、かなし分厚いんで、中学1年・中学2年・中学3年と分冊にしてくれると、もっと手に取りやすいかも。
(まっきー) -
塾講師のバイト用に通読。
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非常に肉厚な本だが、実際に読んでみると内容は中学数学の範囲なのと、非常に丁寧な説明で案外早く進むことがわかると思う。この本は中学数学の範囲についてかなり丁寧に説明しているので、食らいついて読んでいけば、これでつまずくことはほとんどないだろ。特に一年で扱われる食塩水の問題や速度の問題の解説などは必見で、これだけでも同書は読む価値がある。恐らく著者自身が大変に苦労したであろう学習内容をこのようにして理解しなのかな、なんて思いながら読むことができた。大人の人の再学習にも非常によい本だろう。
で、コラムを読むとこの本の著者である高橋一雄氏自身が、やはり数学の学習では大変に苦労された方であろうことがうかがえる。高橋氏は「オール1先生」宮本延春氏のような意味での苦労人ではない。しかし凡人の苦労を乗り越えて国立の名門東京学芸大学を卒業したという意味において、凡人の苦しみは人一倍よくわかっているはずである。多数の「誤答例」がこの本に出ているのは、それが数学の理解に役立つからだけでなく、こうした蹉跌を繰り返しがちな凡人の苦悩をよく知っているからではないだろうか。
また、勉強に関しての苦労もお涙頂戴説教列伝よろしく丸々一冊書くというわけではなく、むしろそれをコラム程度に抑えて実際には数学の参考書という形で社会に還元している。説教列伝なんか金八でも見ていればいいのだ。しかし、それをどうやって自分のものとして実践するか、という段になるとみんな恐ろしく無口になる。何らかの形での当事者ならいざ知らず、ギャラリーがただ口で「がんばれ」とだけ言うことほどやさしいものはない。そうした時に自らの苦労をこうした形で社会に還元している人こそ真に「がんばれ」と言える資格があるのではないだろうか。
勉強が浪花節的な変な精神論や努力論ばかりになるというのは、何おかしい気がするのは私だけなのだろうか。確かに「受験」という目標を考えれば、訓練的な努力は必要だろう。そこに関しては私は何も言うことはないが、本来、勉強は楽しいものであるはずだ。
とっかかりはテレビのお笑い番組に比べれば、それは悪いだろう。しかし、勉強が進んでいけば、知識が自然に自分に対して語りかけ、問いかけてくるはずだ。それは数々の学問上の偉人もそうであったに違いないだろう。お涙頂戴説教列伝でアホみたいに努力ばかりを語るのは、百害あって一利もないように思う。 -
読んで勉強しなおしたい。
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数学苦手な方でもわかりやすい。
続編の高校数学編も見てみたいと思います。 -
中学数学の総浚(ざら)いが出来て良かった。
索引がついていればもっとよかったのに、とは思う。 -
数学に挫折したのは中学校からでした・・・・・・(泣)。なにを思ったか卒業してン十年経った今、一念発起してトライ。一通りやり終わりました。
こんな風に丁寧に教えてくださる先生が当時いてくれたら。私もきっと数学を嫌いにならずに済んだのではないかと思いました。どれほど稚拙な内容でも、「自分でできる」という感覚を持てることが上達への一歩なのですね。
久しぶりに一からやり直して、正直、大嫌いだった数学が結構楽しくなりました(笑)。