12歳の少年が書いた 量子力学の教科書

著者 :
  • ベレ出版
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860645137

感想・レビュー・書評

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  • 今まで断片的に勉強していたことが、この本によって有機的に結びつけられた。つまり、初学者が量子力学の全体を把握することにも向いているが、散発的に勉強してきた人にも有効であると言える。「物理数学の直感的方法」を気に入っている人には受け入れやすいかもしれない。この本に対する批判が、序に予見されていることも驚くべきことである。この著者には、是非Louisell著のQuantum stastical properties of radiationを邦訳した本を書いてもらいたいと思った。

  • 復習の一冊として良い

  • 数式と解説のバランスが私にはちょうどよかった。

  • 12歳といえば、小学校卒業して中学に入学した頃だろうか。これだけの内容を執筆したということ自体驚きだが、なんというか普通の教科書にはない、熱意のようなものが感じられた。
    普通の啓蒙書と異なり、きちんと数式を使って説明してあるので、量子力学を本格的に学ぶための入門として、非常に良い本だと思う。ぼくは、学生時代に結局量子力学を深く学ぶことはなかったが、もう一度、量子力学をきちんと勉強したいと刺激を与えてくれた。著者の読書量も半端ではないというが、確かに非常に豊富な知識を背景に書かれているようだ。

    結構厚みはあったが、興味深く最後まで読み通せる一冊だった。

著者プロフィール

2001年生まれ。
2018年孫正義育英財団2期生に選出。翌年より正会員。
2020年から自由な研究時間を確保するため英国Open University, School of Physical Sciencesに在学。専攻は理論物理学。現在の研究テーマはフレーバー物理学, 余剰次元など。
著書に『12歳の少年が書いた 量子力学の教科書』(ベレ出版、2017年)がある。

「2021年 『独学する「解析力学」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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