- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860673789
感想・レビュー・書評
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平井さんの本と出合って、花を気負うことなく飾れるようになりました。ありがとうございます(^^)。
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春夏秋冬に分かれていて、その季節ごとに
旬な草花を紹介しつつ生け方のレクチャーをしてくれる。
花器だけではなく、食器や籠など身近にあるものを
使って生けると土手や庭に咲く花に、より親近感が湧く。
使われている写真も素晴らしく写真集としても良い。
さりげなく咲く花にもっと目を向けようと思わせてくれた。
春になったら自分も野花を生けてみよう。 -
「花を飾る、花を活ける」という行為は日本人にとって少し前までは身構えて臨まなくてはならないものであった。まずは花屋に行って花材をそろえて・・・・というところから始めなくてはならいように思えたはずだ。
しかし最近では花屋さんでもとてもカジュアルに花材を揃えてあったり、値段もリーズナブルになり、また家の庭ではガーデニング等で花や緑が容易く手に入るようになった。
この本を著者はお花の教室やカフェを営む女性で、彼女が日々の生活の中でどのように花や緑に接し、生活に取り入れているか、季節ごとにその花のしつらいを多くの写真で紹介している。それは身構えたものではなく、庭の枯葉でさえ、シュチュエーションや花器を上手に使えばおしゃれなインテリアになり得ることを私たちに教えてくれる。写真を見ていると花を生ける当人が季節を感じることの大切さ、また日本人は昔から自然を上手に生活に取り入れていることがわかる。本に掲載されている花々を見ていると、とても楽しく心豊かになる。この著者の花に対する感性が私のものと近いと感じられた。
花を生けることは日常に無くてはならないものではないが、その家に集う人の心を和ませる大切な要因の一つだろう。ささやかなものでもいいので、生活に花を忘れずにいたい。 -
家に一冊欲しい