暁の円卓 4

  • 長崎出版
3.55
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本棚登録 : 105
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860950460

作品紹介・あらすじ

本書は『暁の円卓』第四之書「暗黒の歳月」の後編にあたります。30年代のベルリンで、ナチが民衆をしだいに洗脳し、テロとプロパガンダによって独裁体制を確立していく様子が克明に描かれます。

感想・レビュー・書評

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  • 第二次世界大戦に向けて、徐々に不穏な空気が高まっていく。ドイツへと向かったディヴィッドであったが、ユダヤへの締め付けなど、息苦しい空気が高まっていく。

    今ひとつ、戦うべき「敵」の姿もよく見えないし、前巻までに比較すると、今一つ面白みに欠ける。物語として一つの結末を迎えてから、次へと向かってほしかった。
    レベッカがユダヤ人であることを考えると想像通りであったが、上中下巻で編集した方がよかったのでは?と思えてくる。

  • 数日かけて、きのう読了。「暁の円卓」シリーズ第四巻。
    時代はナチへ。レベッカがユダヤ人という設定の割に、迫害の描写がそれほどなく、さらっといくなぁと思っていたところで、終盤。今後の展開で重くなる、のかしら?細かい雰囲気をもっと描いてほしい気もするけれど、一世紀を描き切ろうとすれば仕方がないのかな。
    ここまできても、どうしてもデービッドを好きになれない…とちょっと落ち込む。大どんでん返しを期待したいところ、だけども。

  • (推薦者コメント)
    以前から読んでみたいと思っていました。20世紀の100年を描いた壮大な歴史ファンタジーだそうなので、21世紀を生きる私たちにとってもファンタジーの世界から歴史を振り返るのは面白いことだと思います。全9巻ですが、とりあえず1巻だけでも読んでみたいです。

  • 1巻読了時の感想がブログにあります。
    4巻では第二次大戦が始まったとこ。ドイツが宣戦してさあ大変。

  • 2008/6/8

  • ドイツがなぜあのような狂気のさたともいえる、ナチをおさえられなかったのか・・・。多くの人が洗脳されていく様は、一度走り始めると誰も止められない様子が伝わります。信じているものがある人、平和、正義を貫く人、企画に合わない人、そしてユダヤ人というだけで粛清されていくのを止められない、止めようとする主人公がどんどん小さくなっていく絶望感、深い闇を感じます。まさしく、暗黒の歳月です。愛する人との悲劇的な別れに解決はあるのか?5巻が楽しみです。

  • ナチの支配が色濃くなるベルリン。まさに暗黒の歳月。今まで以上に、次の巻が気になるラストだ。

  • かなしひ。

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