栄光の敗者たち

著者 :
  • 長崎出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860951849

作品紹介・あらすじ

プロ野球史上最もドラマティックな球団『近鉄バファローズ』を支えた戦士たちの秘話。

感想・レビュー・書評

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  • 近鉄がいかにドラマティックな球団だったか。79年11月4日の日本シリーズの江夏の21球。88年10/19のロッテ2連戦の悲劇。01年9月26日の北川博敏の代打逆転満塁サヨナラ胴上げホームラン。いずれも球史に残る名勝負ばかりです。しかし、この著者は少しそれに酔い過ぎていて、流石に熱狂的ファンであったはずの私も若干白けました。
    懐かしい猛牛戦士たちを紹介しています。栗橋、小川、平野、大石、梨田、金村、鈴木貴久、村上、石渡、吹石、そして代走専門の藤瀬など、いずれも名前を見るだけで当時の興奮が蘇ってきますのですが、私の記憶の中だけに留めて置いた方が良いのかなと反省しました。また、私的には羽田、永淵、伊勢、神部、清らが出てこないことは少し寂しいです。それにしても近鉄のバンカラな雰囲気は何ともいえない楽しいものでした。著者は近鉄百貨店に勤務していたとのことで、近鉄ナインには詳しく、また親しくお付き合いしたとのことですが、佐々木恭介、ジャンボ仲根、そして監督としての鈴木啓示などに対する冷たい書き方はちょっと主観的過ぎるように思いました。

  • (単行本(ソフトカバー) - 2007/2/20)

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著者プロフィール

1953年福岡県築上郡築城町(現・築上町)の山間部に生まれる。生まれた時から周りは農家の子供ばかりであった。実家も兼業農家として一時期米づくりをしていたので、わずかに米づくりの手伝いをした記憶がある。
大学卒業後苅田町に勤め、退職後農業塾で野菜づくりを3年間学び、楽しみながら作った野菜を周りの人に進呈。
若い頃から写真は趣味で撮っていたが、この本を作るにあたり、66歳にして絵を始める。
共著に『豊前国英彦山 その歴史と信仰』(海鳥社、2016年)がある。

「2020年 『人と自然にやさしい米づくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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