- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861013430
感想・レビュー・書評
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育児書棚なんて初めて行きましたよ…。出口先生の本の冒頭で推薦されていたもの。
(笑)が多くて(←SNSとインタビュー記事以外でこれ使う人苦手!)ツラかったが、それ以外はとてもわかりやすく面白い。
もう遅いのかもしれないが、「アウトプットしないと(インプットばかりでは)知識は定着しない」というのは心しておきたい。実際そのとおりだと思う。
あとは「アメとムチならアメの方が教育効果が高い」。
引用注のジャーナルタイトルを読み下してしまう職業病。J. of exper. psy. とか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
池谷裕二さんの子育て本。
最初は親バカ度合いが鼻について、東大の先生の子ならそりゃ賢いでしょ、という感じでなかなか読み進まなかったのですが、池谷裕二さんらしい脳の機能の切り口はやはり面白く、最後は一気読みでした。
以下備忘録。
・好きなことに没頭してる時は、その行為を褒めてはだめ。好きでやっていたのに、褒められたくてやっていたかのように捉えてしまうことがある。
・4歳までの子育てで大切にしたいことは、物事の本質と規則を捉える「理解力」、先を見越して準備する「対処力」、未来に投資する「忍耐力」 -
面白かった
エッセイとして読み進めていたつもりが、いくつかの知識もつけられたと思う。 -
ひとり目の娘さんの4歳までの成長を通じて、子どもの脳の育ち方や脳科学者である池谷裕二さんの目指す子育てなどがぎゅっと詰まった、著者初の育児エッセイです。
脳の育ち方や、記憶、遺伝、IQについてなど、子どものこと、そして脳のことがよく理解できる1冊です。 -
脳科学の観点から赤ちゃんの発達が4歳まで1ヶ月毎にコラム調で記してあって気軽に楽しめ勉強になる。赤ちゃんの何気ない仕草や細かな成長にもその背景には脳のダイナミックな発達があることが分かり、我が子が日々偉業を成し遂げているのだなと感じ入る。
「虐待を受けた子どもは虐待をするようになる」という説は統計的に否定されている、というものや、哺乳類の赤ちゃんが可愛いのは生存のため、というのははぇーっとなった。 -
子供の実年齢に合わせてまた読みたい一冊
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産休中に読みました。
脳科学者である池谷さんの、娘さんの成長を1ヶ月ごとに記したもので、「脳科学の側面から見ると、これも成長なんだ!」と気付かされて面白かったです。
図書館で借りて読みましたが、4歳までのことが載っているので、我が子の子育てと合うページをその都度読み返したく、中古で購入して家の本棚に置くことにしました!
色々な方のレビューを読むと、「池谷さんの娘さんの成長が早くて、我が子と比べて落ち込むから読まない方がいい」というような感想も見かけますが、本の冒頭で「子供の成長は人それぞれです。娘の成長も、平均より早い部分もあれば、遅い部分もあります。ひどく凹凸です。本書は成長記録という性質上、どうしても早い部分だけに焦点が絞られます。だからでしょう。私が今この文章を読み返すと、2人目の娘の成長は随分と遅れているように感じられてしまいます。もちろん、そんなことはありません。人は皆、個性的です。差があって当然です。(中略)お子さんの成長について神経質になることなく、おおらかな目で見守る姿勢を大切にしてください。」と書かれています。
あくまでそのことを大前提に読み、自分の子供にも当てはまることがあれば参考にするくらいの気持ちで良いのではないかと思います(^^)
脳科学のお話も面白いですが、なにより、等身大の池谷さんのお父さんとしての真心こもった子育てと、ほっこりエピソードがおすすめです!笑 -
面白かった!
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博士時代に興味を惹かれて読んでいた池谷先生の子育て・脳科学の本。娘さんの成長の描き方も小話も、多様な研究もどれをとっても面白かった。この成長に合わせて何度も読み直したいと思って、新しく出た新書版を購入。でも図書版の挿絵も捨てがたかった。
娘さんが4歳になる直前に行ったマシュマロテスト、一番身近な研究だったので、それを行おうとした目的や様子もとてもわくわくする。
乳幼児の脳に関してばかりでなく、インプットよりもアウトプットという点や認知的不協和など、大人になってからの学びや心理を理解する上でも知っておいて損はない知見も多い。
池谷先生の他の作品もさらに読んでみたくなった。 -
3歳と5歳の子供がいるいま、特に後半が刺さりまくりました。。
メンタルローテーションはかしこさの基礎
答え合わせするのではなく、思い出すとこそが重要
いい経験をしてきた人は、いい反射ができる
しつけを通じて、本人の「内面化」を促してやることが教育の基柱
ほめるときは、「行為」をほめるのではなく「成果」をほめる