パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学

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著者 : 池谷裕二
  • クレヨンハウス (2017年8月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861013430

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パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学の感想・レビュー・書評

  • お盆休暇、1冊目。子育てをやり直したくなりました。失敗したからというのもちょっぴりありますが、マシュマロテストがしてみたい。4歳ころから合格できるようになるそうですが、うちの子たちは合格できただろうか。大好きなマシュマロをしばらく食べずに我慢する、我慢ができればさらに追加がもらえる。我慢するためには見ないようにするのがよい。そういう生活の知恵を教えるのが教育だと池谷先生は言います。とにかく、この池谷家のご長女さんはかわいすぎます。マシュマロのかわりに使ったのは好物のミカンゼリー。次の日、「昨日のミカンゼリーのゲーム、今日もまたやろう。」だって、かわいすぎる。それともかしこすぎる? ところで我が家でも「心の理論」の実験ビデオは見せました。4歳の息子はできましたが、2歳の娘はあっさり間違いました。それぞれちゃんと発達段階があるのですね。本書は「クーヨン」の連載がもとになっていますが、イラストもあったかいし、もくじとか章扉の作り方とか、とってもていねいな仕事で、すてきな本に仕上がっています。

  • 脳科学者である著者の育児日記的なエッセイ的な本。
    単純に面白いし、興味深い。

    親ばか全開の著者の育児エッセイだが、日々の子供の発達を脳科学の側面から解説しているのが、勿論最大の特徴。

    赤ちゃんから幼児期にいたるまで、各月齢の子供は、世界をどのように認識しているのか?
    わが子の発達と照らしながら「ああ、きっと今、この子の中では世界はこのように理解されているんだろうなあ」と思いを馳せるのが面白い。

    年齢の低い子供を今まさに育てている親なら、確実に楽しく読めて、そしてちょっぴりタメになるんじゃなかろうか。

  • 読みながら、自分の子どもの小さい時のことを懐かしく思い出しています。
    子どもが生まれたばかりの頃にこの本を手にできていたら良かったのか、そうでなくて良かったのか、微妙な気持ち。
    最後はマシュマロ・テスト!そつか、そうすると、後者で良かったかな。
    次の本が出るのが楽しみです。

  • 脳科学者の筆者が自分の娘の成長の様子を科学的な目線で解き明かした一冊。科学的と言っても中身は大変読みやすく、また親子の愛情をひしひしと感じる本でした。
    見つけたのは朝日新聞書評から。

    娘の成長を0〜4歳まで追いかけながら1ヶ月刻みに何ができるようになったのか、その裏ではどんな脳の発達、そして認知の発達があったのかを明らかにしてくれます。

    自分の幼少期を思い出したり、今まで不思議に思ってた人間の脳の謎にもわかりやすく説明がしてあります。例えば3歳までの記憶は殆どの人にはないですが、それは「なぜ」なのか。私たちは記憶できるのが当たり前だと思っていますが、考えてみたら脳も発達の末に記憶という能力を「獲得」します。つまり3歳までは脳が長期の記憶をそもそもまだ作れる発達段階にないのです。

    本書を読んでいて、自分も自分の両親が愛情を込めて育ててくれたんだなと思い直したり、また親目線から子育て大変だっただろうなと思うことも多く、また筆者が思う子育ての目標や到達点にも共感できる良書でした。

    ぜひ多くのお母さんや妊婦さん、そしてまだ若いお父さんに読んでほしい一冊。

    筆者関連本として次に読みたいのは「受験脳の作り方」「進化しすぎた脳」

  • 最愛の娘の成長を観察しながら脳科学を解き明かしている本
    赤ちゃんがどういう風に自分を見つけ、自分の外側の世界を知っていくのか。
    言葉の自然習得だけじゃなく、人間としての成長を自然の流れで身につけていく。

  • マシュマロテスト=我慢する心
    認知的不協和=矛盾する二つの認知をした場合に自分にとって不都合な方の認知を変えようとする心理、ほめられたから勉強したわけではない

  • 誰彼構わず、脳ってねー!と話したくなる、知らないことばかりのことが、自らのお子さんの誕生から4歳までの成長にあわせて紹介されている。
    ノートを広げてメモしながら、もう一度読み返したい。

  •  子育てを脳研究者の観点から解説する。思いっきり子育てをしているから、なんともロジカルに説明しようとして、意外と無理もあって、子育てとは難しい。
     メンタルローテーションとは、頭の中で自由に物体を回転させて眺める能力のこと。ある人を違う角度から見ても同一人物と判定するには、この能力が必要になる。逆に、鳥はそれがなく、百舌の速贄(モズは自分でとった餌を枝に刺し、そしていつのまにか自分の撮ったものだという判断ができずに飛んで行ってしまうことを、忘れやすいと表現してきた)はこうした能力が人間特有であることを示す。
     ウソをつくようになったら、それはパースペクティブ、つまり自分が事実を知っており、相手が知らないということを前提に、ある目的を達成しようとする場合、遠近法的に前後ろ、上下、過去未来などの視点を持ったことを意味する、成長そのものである。
     イヤイヤ期は、子供のピュアな願望と、大人のルールの間で衝突が起こっている状態。
     東大生は三月四月生まれで差がない。プロ野球選手は四月生まれが多い。いわゆる幼児教育。やらないと決めるのは勇気がいるが、ブレないことが大事。

  • 非常に面白かった。脳科学者のパパが心から楽しんで子育てをしていることが伝わってくる。脳科学の視点から、とても細かい娘の行動の違いを説明してくれます。自身も子育ての時にもっと丁寧に子供の変化に気づいてあげなければと思いました。また、マシュマロテストもぜひトライして見たい。

  • 晩婚や高齢出産の良い点を挙げるならば、筆者のような成熟した大人がこうして子育てをエンジョイして、周囲の刺激となることだと思う。長女が4歳になるまでの親馬鹿日記。ほんとに楽しそうで感動した。この不確実な世界で唯一確実なのは、親の子への「想い」。それでもこの壮大なプロジェクト、主役は子供たちであって、真に育成されているのは実は親なんだよなあ。日々成長している子供たちと、今後もちゃんと触れ合っていこうと思いました。とくに2歳までのお子さんがいる人には大推薦の本です。

  • 書評サイトで見つけて手に取ってみました。確かに、ただの子育て本じゃありませんでした。

    著者の娘さんの、生まれてから4歳まで、月ごとの成長記録には違いないのだけれど、ちょっとした変化、成長の兆しを、脳研究者ならではの観察力で、今、娘さんには何が起こっているのか、他の動物とヒトとの仕組みの違いなどを、分かりやすく噛み砕いた表現で解説してくれています。
    子育て中ならものすごく参考になるだろうし、子育てに縁がなくても、自分が昔通ってきた道だと思えてなんだか親近感がある。とても身近に『脳』を考える機会になりました。

    研究者としての冷静な視点と、父親としてメロメロな愛情溢れる眼差しが両立しているのも、読んでいてなんだか心地いい。
    イヤイヤ期とか、自我の目覚めとか、きっと親なら悩ましくなってしまうタイミングも、大切な成長の証だと解説してもらえると、少しおおらかに受け止められそう。今度チビッコたちに接するとき、思い出すように心がけてみます。

    そして、この本を読んでいて、あぁ、この人、信頼できるなぁと思ったのは、この人がところどころでしっかりと主張するいくつかのメッセージ。
    ・『本来の育児の姿は、「親の希望通りの子に育て上げる」のでなく、むしろ「親なんていなくても立派にやっていける子になる」ように導くこと』
    ・子育てを心底楽しみながらも、結婚や子どもを持つかどうかは人それぞれという理解。
    ・なぜ、叱らずに褒めるべきなのか、いい褒め方があること、虐待が絶対にダメだということ
    などなど。
    散りばめられたコラムも示唆に満ちていました。

    なぜかベビーラッシュな我が周囲。新米パパママたちに特にオススメしようと思う本との出会いでした。

  • 脳関係の本とするか育児の本とするか迷いました。
    著者は、子育てをしているときは本能的に、一歩ひくと科学者の顔になるようですね?

  • ===qte===
    あとがきのあと「パパは脳研究者」 池谷裕二氏 育児で考える脳の成長
    2017/9/9付日本経済新聞 朝刊
     2013年に生まれた長女が4歳になるまでの成長過程を、月ごとに脳研究者の父親がつづった。育児に奮闘しながらも研究者としての観察眼をのぞかせる。
    日常の何気ない行動を拾いあげて脳の仕組みを解説する著作で知られる。「子育て」は人間の脳の成長を間近で観察できるまたとない機会なのだろう。
     娘の成長をつい脳科学の理論で考えてしまう癖は「職業病で、自分でも変人だと思う」と苦笑い。例えば2歳9カ月で口にしたダジャレ。本人はダジャレ自体が面白いとは感じていないようだが、相手が笑うことを期待している。「相手の反応を予期する力」がより深まったからだという。
     嘘をつくようになるのも成長の証しだ。出先で靴下をはいて帰るように呼びかけると、靴下を持った手を後ろに回し「くつした、ない」と言ったことがあった。親としては困った行動だが、研究者の目からは高度な認知プロセスが働くようになったと見える。
     「帰りたくない」という目的があり、自分は靴下のありかを知っているけれど親は知らないことを理解し、隠すという手段を思いつくことで、初めて嘘がつけるからだ。「子どもの行動を脳機能の面から説明することが、親の安心感につながれば」と話す。
     自身の経験から「一日一日変化する子どもと関わらないのはもったいない」と男性に訴える。出産時、大量に分泌される「オキシトシン」というホルモンは母親が子どもに愛情を注ぐように作用することで知られるが、実は子育てをすればするほど父親にも分泌されると解説する。脳科学の見地からも育児への積極的な参加を呼びかける。
     子どもと接することで興味の対象は広がるばかり。4歳を迎えた長女は隣の子が泣いていると自分も泣くことがあるという。こうした同調の仕組みはまだ解明されてないが「オキシトシンが関係しているのでは」と新たな仮説を組み立てている。(クレヨンハウス・1600円)

     (いけがや・ゆうじ)1970年静岡県生まれ。東京大薬学部教授。専門は神経科学および薬理学。『海馬』『進化しすぎた脳』など著書多数。

    ===unqte===

  • 今興味があることだったので、とても参考になった。
    堅苦しくなく、科学的なことが分かって良かった。
    もう手遅れなのかなーということとか、叱るより褒める方が断然いいとか耳がいたいこともありましたが、心に残ったことだけでも実践するように…心がけたい。
    この世界を生き抜いていく力を身につけて欲しいというのは、著者と同じなのでより参考になったのかも。
    絶対音感、間に合うかなぁ…
    4歳のマシュマロテスト合格
    ヒントを与えても良い

  • 個人的には,もう少し早く知りたかった!という内容が満載だが,これまでの子供の言動に対する対応法とその物理的理由が実例と共に簡潔に明示されているので,納得もできるし面白い.

  • 結婚11年で生まれた長女が4歳を迎えるまでの育児を、父として、脳研究者としてつづった「脳科学の育児術」

     ・「痛い!」と患部が押さえられるのは見逃せない変化
     ・ウソがつけるのは高度な認知プロセスができる証拠
     ・トイレでおしっこができる自制心は社会性の芽ばえ

    各節末の「こぼれ話」には父親の愛があふれ、ところどころにはさまれる「コラム」では子育てのポイントを学ぶことができる

    「本書は、個人的な育児記録であると同時に、脳の発達を通じて脳の働きについて考えるための解説書でもあります」-「はじめに」より

    いっしょに子育てをしてきたような思いになるお嬢さんが4歳の誕生日を前に「マシュマロ・テスト」(本書「おわりに」参照)にみごと合格する場面では、思わず目頭が熱くなる

  • テレビに出ている脳科学者の著者が、脳科学の知識をもとに、自身の子どもの成長を見守るエッセイです。脳科学の本はどの本も紹介される内容が同じことが多いですが、あまり他の本で見かけない内容も多く、参考になります。詳し過ぎず、端折って事実から遠ざかり過ぎず、上手に書かれています。知識の先取りより自制心や好奇心や理解力を大切に育てたいという考え方に共感します。ほめ方において認知的不協和に気を付けるのは考えさせられました。子供が好きなことをやっている時にほめると、好きだからやっていたのではなくて、ほめられたくてやっていたのかなと現状の解釈を変更し、興味が失われていくというものです。最後に僕も自身の子どもにマシュマロテストをやってみたいです。

  • 子育てあるあると言えばそれまでだが、
    それにおさまらない知的な面白さがある。
    未就学児を持つ親御さんは楽しめるはず。

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パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学の作品紹介

脳研究者・池谷裕二さんが、娘さんの4歳までの成長を、脳の発達と機能の原理から分析し、子育てのコツとして惜しみなくご紹介!専門家だから伝えられる「脳科学の育児術」は、大人にとっても新しい発見があること、間違いなしです。

パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学はこんな本です

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