パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学

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著者 : 池谷裕二
  • クレヨンハウス (2017年8月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861013430

パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学の感想・レビュー・書評

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  • 脳研究者で薬学部の大学教授が自身の子どもの0歳から4歳までの成長を綴ったブログをまとめた一冊。薬学部で脳研究というと解剖でもしてそうなイメージですが、どちらかというと心理学とか行動科学的なものも含んだヒトの脳機能だとか発達に関する研究を専門にされているような雰囲気です。子どもが生まれてから少しずつ世界を認知し人間(ヒト)になって成長していく過程を、吾子の行動を通して専門家らしく蘊蓄盛りだくさんで紹介しております。「子育てブログ」+「脳発達に関する蘊蓄」+「コラム」という体裁で、子育てブログの部分は、自分の子ども自慢かと鼻白む部分も多いのですが、4歳ぐらいまでの子どもを育てている人には参考になることも多いと思う。個人的にはむしろ「コラム」の部分の方が一般的なお話しなので面白かった。少子化は夫婦が子どもを生まなくなったのが原因ではなく、生涯結婚しない人が増えたからであるとか。著者によると、早期教育にはあんまり意味は無く、3歳ぐらいまでにいろんなリアルな経験をさせてあげることが重要なようです。教育とは「親がいなくても一人で立派にやっていけるように導く」ことのようで、自分で考えて行動できるように導きつつ、社会性をしつけるのが大事とのこと。虐待や育児放棄をするような親に対して、子どもが通常より愛着を示す、というのも勉強になった。はそうしないと子どもは生き残れないということがDNAに刻まれているようです。注意したい。

  • 東大大学院薬学部の脳研究者である池谷裕二さんによる育児に関する本。
    池谷さん本人の育児体験を通しつつ、脳科学・心理学的に見た時に育児はどのように行うのが良いかの考察が書かれている。
    池谷裕二さんの本は共著も含めてこれまでほとんど読んできたが、「進化しすぎた脳」「単純な脳、複雑な「私」」に見られた、勢いと知的好奇心を強くくすぐられる部分が本書ではあまりなかった。
    内容的にはそれなりに面白く読めた。

  • 脳科学者の池谷さんが
    待ちに待ったお嬢さんの誕生から、
    四歳までの成長を綴った記録です。

    生まれてすぐの赤ちゃんの脳の発達の仕方というのは
    人類の進化の歴史をダイジェストでみるようなものだと聞いたことがあります。
    脳科学者が綴る赤ちゃんの発達の過程は
    (しかもリアルタイム観測!(笑))
    驚くほどの合理性と弾性を備えた、それはそれはドラマチックなものでした。
    子育てには正解がないから、親は自分が良いと思った道を選ぶしかないのだけれど
    願わくば、子どもが持つ本来の能力や生きる力を
    損なうことなく育ててほしい。
    この本はそのためのお手伝いができる本だと思います。
    特に、新しくパパになる人へ
    育児書の代わりに読んでほしい本です。

  • 認知的不協和の件で、親の褒め方に問題があって子どもが興味を失ったのに反省する親は少なく、子どもが他のことに興味が移ったと子どもの側に原因を求める傾向にある、というのは目からうろこだった。

  • 自分が子どもを育てているかのような、追体験ができて面白かった。子どもの何気ない仕草が、脳の発達の上ではとても意味があることを知ると、なんとも言えない嬉しい気持ちになる。赤ん坊を育てる前に、読み返したい。

  • おそらく最初に人間の(脳の)取り扱い説明書という概念を作ったのは、池谷裕二さんではないかと思う。
    地球上で『脳』を持っている生物は全体の0.13%、その『脳』は多量のエネルギーを消費する臓器のため生存効率が悪い。そんな脳の仕組みと子育てという、興味をそそらないではいられないテーマ。子育て世代には必読の一冊。

  • 「4歳でマシュマロ・テストが合格できるように」というのは乳児〜幼児期の初期の(親の育児の)良い目標の立て方のような気がした。
    なかなか育児というものは正解がないし、日々の生活の中でいつも100点の対応ができるわけではないけれど、それでも何か目安があるだけで親が子どもに対して働きかけることに軸ができると思うので。

    学習については、入力はほとんど意味がなく、圧倒的に出力の方が大切だというのはなんとなく実感はあるものの研究者が断言するのだから間違いないのだろう。
    だからこうして私も本の感想を書き残すというアウトプットをしている。笑
    絵日記を書く、本を子どもに読んでもらう、といったことは楽しく取り入れられそうだと思った。

    人間の脳は3歳までに70%の能力を削ぎ落としてしまうらしい。子どもの頃に本物に触れさせろ、体験させろ、というのは、この脳の削ぎ落とすかどうかの選択の際に効いてくるのだと思う。

    大人にとっては3〜4年はあっという間、でも生まれたての子どもにとってはものすごく重要な期間である。
    待機児童問題とかいろいろ言われているが、多くの子どもたちが様々な人との関わりの中で本物に触れられる体験ができるような環境が整ってほしい。もはや本の感想からは逸脱してしまっているが、そう思った。

  • 脳科学者の書いた育児書というのが適切か、脳科学者が子供の成長を見守りながら脳科学の実証をした記録というか。子供の育て方も脳科学を知っているのと、知らないのとでは違うなと感じた。または、自分がどのように育てられたのかもわかる気が。この本を読んで、赤ちゃんを育てると心配事が少なくなるのかも。いろいろな実験の事例もあり、面白く読める。よくある胎児に音楽を聞かせてから産むと、産んでからもその音楽を覚えているという実験の紹介があったり、自分の子供にマシュマロテストをしたり。子供が生まれたばかりの人もさることながら、人間関係をよりよくすることにも役に立つかも。オススメ。

  • すごく好評なんですね。
    脳科学者による育児書。といってもアドバイスというのではなく、わが子の成長のひとつひとつを脳の発達でみるとという説明がなされている、興味深い本。育児本とも違うかしら。池谷さんが育児に深く関わってらっしゃるのは本書でも見受けられるけど、世の育児本はどちらかというと育児にまつわる奮闘や気づきのエピソードを読者に楽しんでもらうエンタメよりの本が多い。そういった意味ではエンタメ本ではないかな。
    著者紹介の所にある優しげな笑顔の写真がどうも私の頭に入ると白衣を着たバカリズムに変換されてしまうので、本書を読んでいて書き手がバカリズムになってしまい著者に申し訳ない気持ちになった。

  • 池谷本はどの本もそこまで違いがなかったので最近読んでなかったけど、これは実践編という切り口で面白かった。暫定解として各種知見を子育てに活かすには、という感じ。能力の発達を観察する視点でいれば、親としては不愉快な行動も相対視できる、のだろうか本当に。

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パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学の作品紹介

脳研究者・池谷裕二さんが、娘さんの4歳までの成長を、脳の発達と機能の原理から分析し、子育てのコツとして惜しみなくご紹介!専門家だから伝えられる「脳科学の育児術」は、大人にとっても新しい発見があること、間違いなしです。

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