錦織圭 マイケル・チャンに学んだ勝者の思考

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  • サンクチュアリ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861138249

感想・レビュー・書評

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  • 鼓舞される。やるぞという波に乗っている時に読むと背中を尚押してくれる。

  • ○「グリコーゲンローディング」は覚えておいてよいスポーツ栄養学の理論である。(173p)

    ○素晴らしい成功を収めてきたテニスプレーヤーを徹底的に研究した結果、常に勝てる選手と常に負ける選手を分ける最も重要な要素の一つは、回復のスキルであることがはっきりした。(187p)

  • 正直ちょっと期待外れだった一冊。

    一言ごとに児玉光雄さんの所感というかまとめみたいなものが付記されますが、たぶん錦織選手ないしチャンコーチないし、コメントはあくまで一つの文脈まとめてコメントしているものだと思われます。
    ちょっと継ぎ接ぎにする内容ではないかなー、というのが感想。
    これだったら対談形式でコラムみたいにまとめてくれた方が楽しく読めたような…

  • -2015/9/5
    勝てない相手はもういないと思います。
    「自己イメージ」が一流と二流を隔てている

    アフォーダンス理論

    優勝するのはお前じゃない、俺だ、と言う強い気持ちがなければ戦う前に負けている。過去の実績なんて、目の前の試合には関係ない

    スコアじゃない、全てのポイントに意味がある

    何で練習場に1時間前に来るんだ。2時間前に来てストレッチの時間を倍にしろ

    恵まれない環境や能力不足は、自分で考えることで(創造性)で克服できる

    2014年、錦織はいくつかの具体的な目標を立てた。TOP10入り、グランドスラムのBest4。目標を明確にした事で、そこへの道筋も見えて来た

    ノートに記録する習慣をつける

    悩んで解決する悩みと、悩んでも解決しない悩みがある。例えば、ベストを尽くすと言う、自分でコントロールできることに集中する

    夢は世界チャンピオンになること

    テニスをすることに生きているという理由がありそこから快感が生まれてくる
    一意専心こそ成功者の共通点
    -
    練習以上の成果は、試合ではでない

    闘志をもって戦うことが自分にとって一番大切なこと•••試合で心掛けていることを聞かれて

    子供の頃、試合に勝つことが快感で、楽しくて仕方ありませんでした。強くなるにつれて、打てるショット、できるプレーが増えて、楽しみが増えて行く。そういう気持ちを忘れないことが大切だと思います

    自分でいつも大事にしているのは、まずテニスを楽しみたいと言うこと。

    勝つと思い込むことが、重要になると思います
    勝つことが全てではない、勝つ決意をすることが全てなのだ

  • 単純に次元の違いを感じられる。
    今の自分の甘さを客観的に見られる。

  • いい。
    自分がやってたことが間違いじゃなかったって確信できた。

  • マイケル・チャンに出会い、錦織は意識改革をしてさらに強くなった。
    短期間で錦織を飛躍させたチャンコーチの教えとは。

  • 錦織圭の言葉を元に、色々と考察してある。確かに、単元ごとに内容を変えたり、読みやすい工夫はあるけれど、連続性はないというか、それぞれの内容で終わっているのと、1ページの考察が浅すぎて、読んでいても、ふーん、という感じ。新聞のコラムにもならない内容が続いて、読むことが面倒になりました。

  • ただのスポーツ本でも、ビジネス書でもなく、ミックスさせているところが面白い

  • ●僕は技術面では変えるところはないと思っていたけれど、チャンに指摘され、こんなに改善できるのだと驚いた。・・・成長のための答えは、見逃していた物事に潜んでいる。

    ●優勝するのはお前じゃない!俺だ!という気持ちがなければ戦う前に負けている。過去の実績なんて目の前の試合には関係ないんだ。・・・どんな相手に対しても勝という意識をもつ。

    ●チャンは錦織の嫌がる単調な反復練習を身体に沁みこむまで叩き込んだ。実は何千、何万という基本の繰り返し作業はメンタルの強化にもつながるからだ。

    ●自分はグランドスラムで優勝できた。私より才能がある圭がタイトルをとれないわけがない。・・・壁にぶつかったとき、才能に劣る者は頭を働かせて工夫を凝らしながらその壁を乗り越えようとする。ハンディに感謝して壁を乗り越えることを快感にした人間だけが一流人になれる。

    ●応援があればより高く飛翔できる・・・14年全米オープン、錦織は「マラソンマン」と呼ばれるほどの大熱戦を連日演じ、大観衆を味方につけて勝ち上がっていった。

    ●悩んで解決する悩みと、悩んでも解決しない悩みがある・・・楽観主義者とは物事の良い面をとらえるといった単純な人間を意味するのではない。自分がコントロールできる要素を完璧なものにすることに努めて本番に臨む。

    ●1954年にロジャーバニスターが人類初めて1マイル4分切って以降3年以内に16人が、10年以内になんと336人の選手がこの壁を破った。この現象は心理学的に考えると「自己イメージの変化」以外ではまったく説明がつかない。我々のパフォーマンスは抱く自己イメージによって限定されるのだ。

    ●あなたがなりたいメンター(仕事や人間性において尊敬できて、追いつきたいという気持ちにさせてくれる人物)を持つ。このパワーは決して侮れない。

    ●闘志と平常心は相反する響きがあるが、この2つは裏表の関係にある。テニスというゲームにおいて、チャンスはほんの一瞬だけ現れてすぐに消えてしまう。闘志を持続させながらも平常心でプレーすることで、そのチャンスの瞬間が見えてくる。

    ●悪い出来事も数多く経験すべきである・・・逆境を乗り越えることで、私たちの脳は達成したときよりも何倍も強烈な快感が得られるのだ。

    ●世界のトップで戦っていると、そんなに「日本人としての自分」を意識することはないんです。・・・キャリアこそ、私たちの才能を育ててくれる原動力。いくら血の滲むような練習を繰り返しても、実践という修羅場をくぐらない限り、世界で通用する実力は養われない。国際レベルの現場における経験値が、その人間の評価となるのである。

    ●「一生懸命やっている」とか「頑張っている」という意識がある限り成果は限定される。ほんのわずかである、日々の成長している悦びを敏感に感じ取ろう。それだけでなく、幸福感を抱きながら修練を積み重ねれば、あなたは限りなく成長していくことができる。

    ●システムがその人間の才能を育ててくれる。あなたの働いている組織はメンバーの才能を開花させるコンセプトを備えているだろうか?これからの時代はその人間のモチベーションを上げて成果を生み出す仕組みがしっかり構築されている組織からしか有能な人材は生まれてこない。

    ●自己暗示は多くの一流人が実践している心理法則。「思い込みのパワー」を侮ってはいけない。”勝つことがすべてではない。勝つ決意をすることがすべてなのだ”byビンス・ロンバルディ

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著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。臨床スポーツ心理学者。追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問。前鹿屋体育大学教授。日本スポーツ心理学会会員京都大学工学部卒業。1971年住友電気工業に入社。研究開発本部に所属。学生時代テニスプレーヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院に学び工学修士号を取得。1982年に脱サラし、米国オリンピック委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員としてオリンピック選手のデータ分析に従事。過去25年以上にわたり臨床スポーツ心理学者としてプロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを務める。また、日本でも数少ないプロスポーツ選手・スポーツ指導者のコメント心理分析のエキスパートとして知られている。2013年3月鹿屋体育大学を定年退職。2010年より5年間「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)に準レギュラーとして出演。主な著書に、ベストセラーになった『イチロー思考 孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫』(東邦出版)をはじめ、『大谷翔平 勇気をくれるメッセージ80』(三笠書房)、『ゴルファーの潜在能力を開花させるマインドセット革命』(実業之日本社)、『新庄剛志 楽しく夢をかなえる言葉』(清談社Publico)など250冊以上にのぼる。

「2024年 『岡田彰布 眠れる力を引き出す言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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