思考をやわらかくする授業 (Sanctuary books)

著者 :
  • サンクチュアリ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861139987

感想・レビュー・書評

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  • http://kashiwabaray.com/blog/index.php?itemid=341
    本田直之さんの新刊です。かなりおすすめです。

    本田さんの著書はこれまでに10冊以上読んできましたが、本書はかなりオススメできる1冊です。正直なところ最近の著書は、自分の中であまりヒットしたものはなかったのですが、久しぶりに相当ヒットしました。
    まとめも4ページにわたるもので、どれも参考になるものばかりでしたので、ぜひご覧になっていただければと思います。その中でいくつかを以下に紹介します。

    ■旅のように生きる
    日常の人生には区切りがない。区切りがないから、一日だらだら寝たり、ぼんやり過ごそうとする。でももしも旅のように生きることができれば、旅をしているときのように決断できれば、一日の密度は自然と濃くなっていく。
    旅をしているときは、いろいろなものを観たいと思う。知りたいと思う。時間をムダにしたくないと思う。
    普段は時間をムダにしていいのだろうか。毎日を同じ景色だけを観てていいのだろうか。毎日を旅のように生きられれば、成長のスピードは速くなると思う。もっと一日の密度を濃くしていこう。毎日を旅のように生きよう。

    ■知らない世界をどれだけ目撃するかによって、人生の満足度が決まる
    「知りたい」と思うだけで楽しいし、「知っていく」ことによって、さらに見えてくるものがある。
    新しいことを知ることは楽しい。そして自分は知らないことばかりだ。だからこそ最近大きな可能性を感じる。人生は学習だ。もっと積極的に学び、いろいろなことにチャレンジしていこう。そうすればきっとチャンスをつかめるはずだ。

    ■ふだんから意識的に「いつも選ばない方」を選んでいないと、いざというときに冒険できない
    無意識に行っていることのすべては、日常のパターン化された行動だ。パターン化された行動をくり返していると、たとえ目の前に面白いものや、新しいチャンスがあったとしても、そのほとんどは見逃してしまう。
    だから行動パターンは、変えようと思って変えないといけない。
    つまり自分がふだんやらないことを、「あえて」やらないといけない。
    ついつい無意識に同じパターンの生活を送ってしまっている。それでは成長がない。
    日常を壊すのだ。同じような日なんてあってはいけない。毎日新しいものに触れ、チャレンジし、変化していくのだ。面白いものがあったら、すぐに飛びつこう。もっといろいろなことに関心を持とう。きっと見える世界が変わってくるはずだ。

    ■一番になれないなら、専門家をめざすな
    「その道のプロ」じゃないからこそ、まったく違う視点から面白いことができる。その分、注目を浴びるチャンスがある。
    誰にも負けないものを1つ持とう、そう考えてきた。もしかしたら違うのかもしれない。自分には才能がない。だからこそ1つのことで勝負しても勝てない。
    だからこそ、専門家になるのではなく、いろいろなことにチャレンジして人との差異を生み出していけばいいのではないか。

    ■「聞こえのいい言葉」を捨てた途端、一瞬で自由になれる
    増やす、持つ、手に入れる、あきらめない、なんでもやる、つきあう、好かれる。そういったポジティブな言葉を胸に刻んで生きるもの悪くない。でも結局はまわりに合わせながら生きることになる。
    減らす、持たない、捨てる、あきらめる、こだわる、つきあわない、嫌われる。一見、ネガティブな言葉かもしれないが、そうやって生きることも許される時代になった。もちろん覚悟はいるし、それなりに傷を負う。
    でも今までの価値観と逆行したことで、ハッピーになった人はどんどん増えている。
    どっちが正しい生き方かはわからない。ただ自由に選べるようになったということだ。

    最後は本田さんのEpilogueの言葉で締めたいと思います。
    「なにかに依存する生き方ではなく、自由で、とらわれない生き方を求めて、知らない世界に飛び込もう。」

    【1読書1アウトプット】
    旅のように生きる

  • オーディオブックで聴きましたが、メモを取りたい部分がいくつもあり、結局3回繰り返して聴きました。
    ・偶然の出会いが人生を豊かにする。人、モノとの出会いを求めて外に出よう。
    ・他の業界の人の話を聞くと、知りたい事ではなく、知ろうともしなかった事を知れる。それが良い刺激になる。
    ・予定が詰まっているときも忙しいとは言わない。レベルアップのチャンス。
    ・人の批判はしない。良かった事だけ口に出し、そうでない時は何も言わない。
    ・物を捨てると思考が軽くなる。必要ない物が置いてあると空間の質が下がる。
    ・得た知識はどんどん発信すると頭が軽くなり、新たな知識をまた取り込める。

  • サクッと読めるが、ほとんど内容が残らない。
    残念ながら印象に残ったものがなかった。

  • この本で繰り返し言われているのは、「パターン」(やだれかにとっての常識)を否定すること。そして、自分にとって「不可欠なもの」を見つめ、「足りないもの」に気づいた上で、それを手に入れるためには何が必要かを考え、「楽しむため」に努力するということ。

    他人に合わせる必要はなく、自分の価値観を信じ、体裁を気にせずに、「まずはやってみる」という生き方。

    群れからはぐれるのは、勇気のいることかもしれないが、そうやって生きていくことも許されるのだと思える本。

  • ・知識労働者は自らが教える時に最もよく学ぶという事実がある。
    ・知識は溜め込まず、ドンドン発信していくべき。
    ・急いで喋らなければと思うのは自信がないから。

  • とても読みやすく、元気をもらえた1冊。
    若い人も、すでに大人になっている人も、
    迷い、悩むこともあると思います。
    そんな時に、パラパラっとページをめくってみては

  • 感想
    例えば新幹線であえて自由席に座る。隣に座った人と話す。取り入れた知識を使って話せばどんどん機会が増える。新しい世界への小さな一歩。

  • 目新しいことはなかったが、簡単な自己啓発本
    読みたい人にはお勧めかも。

  • 社会人若手だった頃に影響を受けたレバレッジシリーズに続き、2回転職をした今、非常によくわかる言葉だらけ。

    ■知らない世界をどれだけ
     目撃するかによって
     人生の満足度が決まる。

    ■給料以外の対価を見つける。
    少なくとも会社にいれば、無料で新しい事に挑戦できる。

    ■自分が今持っている能力だけで、何年も無事にやっていけるのだとすれば、それほど不幸な事はない。


    最初の会社から挑戦したく、年収を半分にしてベンチャーに飛込んだ一度目の転職。
    そこで学んだ事を活かして、新しい道を探そうと、一度仕事を辞めて考えた2度目の転職。
    引越しは8回目。

    そんな中で、他の同年代よりも「楽しく」生きていられる理由がこの本に書かれていた。

    ■「こうあるべきだ」にとらわれず、自分の好きな事を好きなだけ試してみよう。
     これまで守ってきたもの、縛ってきたものをいったん忘れて、
     思い切ってゼロから始めてみよう。

     もっと面白いものはいくらでもあって、それは意外と簡単に手に入れられるし
     経験できるはずだから。

    ■知らない世界をどれだけ
     目撃するかによって
     人生の満足度が決まる。

    ■一度組み立てたブロックを いつまでも大事そうに眺めている子供より、
     すぐに飽きて壊して新しい作品を作り始める子の方が、成長が早い。

    ■定期的に引越しをして、今やっている事を完全にリセットする。
     仕事も遊びもライフスタイルも、根本から壊すことによって、
     結果鉄器に自分が出来る事の領域をもっと広げる事になる。

    ■「変えるべきではない理由」を上げ始めたらきりがない。まずはやってみる。

    ■順調な時こそ、次の準備をする。
    「いい時」が続くほど、「悪い時」の創造が出来る人は強い。

    ■賞賛は得られなくて当たり前だと思っておく。
    大衆に合わせず、とことんオリジナルに拘る。
    「普通の人」には嫌われろ

    ■プログラミング

    ■楽しい生活を手に入れるためには、必死にやらなければいけない時もある。
    しかしそれは、物欲を満たすための必死さとはまるで違う。

    ■1番になれないなら、専門家を目指すな。
    専門じゃないからこそ、いつも新鮮で、違う視点から物事を見る事ができる。
    ある仕事で身に着けたスキルは、別の仕事をしたとき、オリジナリティを生み出す強力な武器になる。

    ■給料以外の対価を見つける。少なくとも会社にいれば、無料で新しい事に挑戦できる。

    ■他責にする人と自責にする人の差は、20年後物凄く大きな差になる。
    そしてその差を埋める事は不可能に近い。

    ■少しはサボらないと、仕事は楽しくならない。

    ■モノを持たない人ほど、物の価値がよくわかっている。

    ■自分が今持っている能力だけで、何年も無事にやっていけるのだとすれば、それほど不幸な事はない。

    ■貯金よりも、新しい経験を増やす。幸せな未来を約束してくれるのはお金ではなく、身についた力だけ。

    ■うまく行かなくて後悔するのと、やらなくて後悔するのは質が違う。前者は進化のためのハードルに過ぎない。

    ■「何を知っているか」はどうでもいい。
     大事なのは、その知識を使ってどんな新しい価値を生み出せるか。

  • オーディオブックにて。歩きながら聴くのにちょうどいい優しい文章だった。
    新卒とか若手の時に読みたい。
    物事の考え方について、今の私は改めて大事だなと思うことと、部下に求めるだけでなく自分のスタンスとしてどうあるべきか見直しできた内容が書かれてた。

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著者プロフィール

レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役。ハワイ、東京に拠点を構え、日米のベンチャー企業への投資育成事業を行いながら、年の5ヶ月をハワイ、3ヶ月を東京、2ヶ月を日本の地域、2ヶ月をヨーロッパを中心にオセアニア・アジア等の国々へ食およびサウナを巡る旅し、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る。食やサウナのイベントのプロデュースも行う。コロナ禍では各地方にある酒蔵のPR支援などにも取り組む。オンラインサロン「Honda Lab.」主宰。

「2020年 『パーソナル・トランスフォーメーション コロナでライフスタイルと働き方を変革する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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