思考をやわらかくする授業 (Sanctuary books)
- サンクチュアリ出版 (2013年11月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861139987
感想・レビュー・書評
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http://kashiwabaray.com/blog/index.php?itemid=341
本田直之さんの新刊です。かなりおすすめです。
本田さんの著書はこれまでに10冊以上読んできましたが、本書はかなりオススメできる1冊です。正直なところ最近の著書は、自分の中であまりヒットしたものはなかったのですが、久しぶりに相当ヒットしました。
まとめも4ページにわたるもので、どれも参考になるものばかりでしたので、ぜひご覧になっていただければと思います。その中でいくつかを以下に紹介します。
■旅のように生きる
日常の人生には区切りがない。区切りがないから、一日だらだら寝たり、ぼんやり過ごそうとする。でももしも旅のように生きることができれば、旅をしているときのように決断できれば、一日の密度は自然と濃くなっていく。
旅をしているときは、いろいろなものを観たいと思う。知りたいと思う。時間をムダにしたくないと思う。
普段は時間をムダにしていいのだろうか。毎日を同じ景色だけを観てていいのだろうか。毎日を旅のように生きられれば、成長のスピードは速くなると思う。もっと一日の密度を濃くしていこう。毎日を旅のように生きよう。
■知らない世界をどれだけ目撃するかによって、人生の満足度が決まる
「知りたい」と思うだけで楽しいし、「知っていく」ことによって、さらに見えてくるものがある。
新しいことを知ることは楽しい。そして自分は知らないことばかりだ。だからこそ最近大きな可能性を感じる。人生は学習だ。もっと積極的に学び、いろいろなことにチャレンジしていこう。そうすればきっとチャンスをつかめるはずだ。
■ふだんから意識的に「いつも選ばない方」を選んでいないと、いざというときに冒険できない
無意識に行っていることのすべては、日常のパターン化された行動だ。パターン化された行動をくり返していると、たとえ目の前に面白いものや、新しいチャンスがあったとしても、そのほとんどは見逃してしまう。
だから行動パターンは、変えようと思って変えないといけない。
つまり自分がふだんやらないことを、「あえて」やらないといけない。
ついつい無意識に同じパターンの生活を送ってしまっている。それでは成長がない。
日常を壊すのだ。同じような日なんてあってはいけない。毎日新しいものに触れ、チャレンジし、変化していくのだ。面白いものがあったら、すぐに飛びつこう。もっといろいろなことに関心を持とう。きっと見える世界が変わってくるはずだ。
■一番になれないなら、専門家をめざすな
「その道のプロ」じゃないからこそ、まったく違う視点から面白いことができる。その分、注目を浴びるチャンスがある。
誰にも負けないものを1つ持とう、そう考えてきた。もしかしたら違うのかもしれない。自分には才能がない。だからこそ1つのことで勝負しても勝てない。
だからこそ、専門家になるのではなく、いろいろなことにチャレンジして人との差異を生み出していけばいいのではないか。
■「聞こえのいい言葉」を捨てた途端、一瞬で自由になれる
増やす、持つ、手に入れる、あきらめない、なんでもやる、つきあう、好かれる。そういったポジティブな言葉を胸に刻んで生きるもの悪くない。でも結局はまわりに合わせながら生きることになる。
減らす、持たない、捨てる、あきらめる、こだわる、つきあわない、嫌われる。一見、ネガティブな言葉かもしれないが、そうやって生きることも許される時代になった。もちろん覚悟はいるし、それなりに傷を負う。
でも今までの価値観と逆行したことで、ハッピーになった人はどんどん増えている。
どっちが正しい生き方かはわからない。ただ自由に選べるようになったということだ。
最後は本田さんのEpilogueの言葉で締めたいと思います。
「なにかに依存する生き方ではなく、自由で、とらわれない生き方を求めて、知らない世界に飛び込もう。」
【1読書1アウトプット】
旅のように生きる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サクッと読めるが、ほとんど内容が残らない。
残念ながら印象に残ったものがなかった。 -
この本で繰り返し言われているのは、「パターン」(やだれかにとっての常識)を否定すること。そして、自分にとって「不可欠なもの」を見つめ、「足りないもの」に気づいた上で、それを手に入れるためには何が必要かを考え、「楽しむため」に努力するということ。
他人に合わせる必要はなく、自分の価値観を信じ、体裁を気にせずに、「まずはやってみる」という生き方。
群れからはぐれるのは、勇気のいることかもしれないが、そうやって生きていくことも許されるのだと思える本。 -
・知識労働者は自らが教える時に最もよく学ぶという事実がある。
・知識は溜め込まず、ドンドン発信していくべき。
・急いで喋らなければと思うのは自信がないから。 -
とても読みやすく、元気をもらえた1冊。
若い人も、すでに大人になっている人も、
迷い、悩むこともあると思います。
そんな時に、パラパラっとページをめくってみては -
感想
例えば新幹線であえて自由席に座る。隣に座った人と話す。取り入れた知識を使って話せばどんどん機会が増える。新しい世界への小さな一歩。 -
目新しいことはなかったが、簡単な自己啓発本
読みたい人にはお勧めかも。 -
オーディオブックにて。歩きながら聴くのにちょうどいい優しい文章だった。
新卒とか若手の時に読みたい。
物事の考え方について、今の私は改めて大事だなと思うことと、部下に求めるだけでなく自分のスタンスとしてどうあるべきか見直しできた内容が書かれてた。