オマケの王子様 (ダリア文庫)

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著者 : 高月まつり
制作 : こうじま 奈月 
  • フロンティアワークス (2005年11月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861341069

オマケの王子様 (ダリア文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  かわいい話でした。

     平凡な大学生だった理央は、ある日突然、黒い服を着た男たちが迎えに来た。
     母と姉は事態をすぐにを呑み込んだみたいだけど、「父親は外国人」としか知らされてなかった理央はびっくり。
     何と、理央の父親はヨーロッパの小国の国王だったようで、その父親が事故により急死したことで、理央たち家族もその小国へ向かう事になる。
     小国まで案内されながら、自分と姉の真理に対する扱いに戸惑う理央。
     実は、理央の父親の国では、男性も女性も関係なく、第一子が王位継承権を持つとされ、父親の後に王になるのは姉の真理であると決まっていたのである。
     おまけに、第二子が王子である場合、過去に反乱を起こすなどした敬意から「不吉である」とされ、理央は「オマケ」だったのである。
     しかしながら、理央にはその逆境を乗り越え、小国の外交を担うように成長して欲しい、というのが理央たちの父の遺言であり、また祖母である皇太后の願いであった。
     そのため、優秀な真理とは違い、英語の読み書きもさっぱりな理央にも教育係が付けられることになった。
     その名もルシエル。
     ルシエルは、白銀の髪にすみれ色の瞳を持つ美形。
     だが、日本語もできるルシエルは、口を開けば理央に対する暴言ばかり「殿下」とは呼ぶものの、理央の細かい失敗をチクチクチクチクとつついてくる。
     それでも時々は優しくて、挙げ句の果てにキスをしてきたり……!?

     理央はルシエルが本当は何を考えてるのかわからなくて、戸惑うけれど……

     という話でした。
     なんというか……。BL漫画の主人公が王位継承権第二位で、優秀な姉が第一位ってなかなかない設定で結構面白かったです。
     理央は基本的に素直だからそれに不満もなかったみたいだし、それどころか逆にお姉さんはお母さんを守ろうとしているのがすてきでした。

     肝心のBL方面ですが、理央の方はありふれた感じ。
     冷たく当たられて、時々優しくされて……いろいろエッチなことも教え込まれて次第にドキドキするようになって……と。
     一方のルシエルも理央のちょっとボケてるけど、一生懸命なところと、素直で表情をくるくる変わるところがかわいくてしょうがないんだろうなー……と思いました。

     物語全体としてはちょっとテンション高めですが、それについていければ大丈夫だと思います。
     かわいらしい話がお好きな方にはオススメします。

  • ◎総合評価 5
    ◆ヒロイン? 4 ◆ヒーロー 5
    ◆純愛 4    ◆情熱 4
    ◆さわやか 4  ◆セレブ 5
    ※文章のテンポがイイ!

  • 話の設定はあり得ないので、乙女チックな気分で読むのがよろしいかと…(エロアリ★☆)

  • タイトル:オマケの王子様
    著者名:高月まつり
    イラスト:こうじま奈月

    ■Story■
    平凡な日本の大学生だった理央は、父親が亡くなった事で
    突然ヨーロッパ小国の皇太子に!!
    だが、王位継承者は姉の真理で、理央はオマケだったのだ!
    そんな理央の教育係に就いたルシエルは、玲瓏とした美青年。
    だが、ルシエルは厳しい上に意地悪で何を考えているのかまるでわからない!
    そのくせ理央にキスどころかHまで…ッ!!
    ルシエルに与えられる甘い刺激に理央は抗いきれるのかっ。

    ■感想■
    突然、自分が王族の血をひく者だと言われたら、誰でも卒倒するよな。
    それにしても肝の据わったお姉さんだこと!
    20年もそんな人と生活していたら、控えめな性格になっちゃうだろうに(笑)
    しかし、その控えめさ加減が、可愛さを増徴させているのに気付いているのか?
    きっと本人は、これっぽっちも「可愛い」と認識してないんだろうな。
    悪い虫がつかないように、始終目を光らせなくちゃならず…大変だな!

  • 回送先:町田市立金森図書館
    イロモノというそしりは免れないが、それでも緻密な思考をしている感は評者も抱いている。ちょうどテッサ・モーリス・スズキが天皇制とイギリス王室との差異を比較して分析したのと同じ筆跡でボーイズラブが構築されているといったような関係である。
    ただ難点は―まさにテッサが言うように―「無害な君主制としてオーデン王室は生き延びられるか」という問いかけが成立してしまうことにあろうか。「君主制はユニークな歴史的伝統が具現化されたものとして呈示される。こうしていずこの君主制も、「我々の」王や女王や皇太子や天皇は他者の基準や伝統でははかりえないものだとして、比較分析からまぬがれる」とテッサがため息交じりに述べるこの一文が『オマケの王子様』とものの見事にリンクしてはいまいか。

    悪い作品だとは思わない。だが、尻つぼみになってしまった部分があることは確かだ。そして、その尻つぼみは高月まつりやこうじま奈月によるものではないことは一理あるだろうか(少なくとも「王子さま」という語に対する一種の神格化について否定しているのだから)。

  • 初めて買った…そういう小説です笑
    こうじまさんの絵は前々から好きで、このお話のルシエルの紳士で強引な様は正に眉唾物…おっとしつれい(じゅる

  • 黙っていれば美人だけれど、性格は俺様な母と姉にこき使われ、家事全般をこなす弟と書いて下僕と読むらしい、運動神経だけ抜群な大学生の理央。

    平凡な理央でしたが、父はヨーロッパの小さな国の国王だったんです!
    その父がある日突然なくなったことで、理央は皇太子になるんですが、王位継承権は姉の真理にあり、理央は『オマケ』の皇太子なんです。
    直系なのに王位を継げない男子が何度か内戦を起こしているらしく、王の長子でない直系男子は嫌われているので『オマケ』の王子様なんですね。
    王子様なんですが、やっぱり庶民のレベルから逃れることが出来なくて、笑わせてくれるんですよね、理央。ルシエルにいろいろとツッコミを入れたんだけども、心の中で叫ぶのが精一杯というのか。そのへんのやりとりも楽しかったです。母とおばあちゃんが、結構役者で食わせ者でいい味出していたような気がします。

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