スペイン貴族は甘いのがお好き (DARIA BUNKO)

著者 :
  • フロンティアワークス
3.19
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本棚登録 : 53
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861342776

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  • スペイン貴族:オスカー×元No.1ホストのオーナー:怜也

    親友の結婚式で訪れたスペインで怜也は親友に恋をしていたことに気づき悲しみに暮れるなか、バーでであったオスカーと一夜を過ごす。

    日本に帰ってきたのち、自分の店にオスカーが現れてめちゃくちゃ愛されるっていうね。

    大好物、エリート溺愛甘やかし攻めと強気で間違いだと言い張るのにホントは惹かれることを無視できなくて、たんとツンデレな受け。

    怜也も家族構成に悩んだり後ろめたさがあったり、親友に対する恋心をオスカーにはスペインでの一夜で語ってしまいバツが悪くて強がったり。
    なのに、大切な場所の水族館に連れて行ったり。
    まあ、ツンなのに合間合間でちゃんとデレてるので読んでる方はほほえましい。

    オスカーの生まれが高貴でありその後継者候補として過ごす中、秘書の一言で怜也が傷ついたり。

    親友との和解が合ったり。
    全体的にすごく甘くて幸せなお話でした。
    心の葛藤やきつい事言われた苦しんだりもするけど、読み終われば全て二人が決心するまでのスパイスだしみんな最後は認めるからめでたし!
    ☆3.7

  •  ホストクラブを経営する小櫃玲也は、親友である三田村の結婚式に列席するため、スペインへと訪れた。
     そこで、結婚する友への想いが、実は友情以上のものであると結婚式に参列しながら気がついた玲也は、バーで深酒してしまう。
     そこに現れたのは、金髪の美男・オスカー。
     彼に自分が男とも関係を持てる人間なのか、三田村以外でも大丈夫なのか、「試してみる?」と誘われ、そのまま関係を持ってしまう。

     翌日、帰りの飛行機ギリギリの時間に、何とかオスカーの部屋から抜け出すと、そのまま連絡先も告げずに去ってしまう。


     それから半年後、新宿歌舞伎町の玲也の店の前に現れたのは、そのオスカーだった。
     出会いがしらに濃厚な口づけを交わした上に、玲也に愛の言葉をささやくオスカーだったが、玲也はその言葉をなかなか受け入れられない。
     されいとて、拒むこともできずに強引なオスカーに押されるように、身体の関係を持ってしまう――

     という話でした。

     玲也は生い立ちが少し複雑で、自分でお金を稼ぎたい一心で、夜の世界に入り、そのままホストクラブの経営者までのし上がった。
     それもこれも父親に大切に思われるのが嫌だから、という少々捻じ曲がった理由から。
     そうやって家族に背を向けた玲也に優しくしてくれたのが、三田村で、その三田村だけが玲也の心の支えだった。
     そんな三田村が結婚した日にオスカーと出会い、そのまま関係を持ってしまう。
     玲也としてはまさかオスカーが追ってくるなんて思ってもないので、一夜限りの関係のつもりだったけれど、オスカーに追ってこられて、迫られて、迫られて。
     最後はついにほだされてハッピーエンド。

     完全に、オスカーの押しの一手なので、強気な攻めがお好きな方にはオススメします。
     受けと攻めがそれぞれ葛藤してて――というようなちょっと重めの話が好きな人にはあまり向いていないと思います。

  • オスカーの台詞〜すべて脳内で、べ様ボイスに変換され幸せ読了の為★4つ

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著者プロフィール

BL作家。2001年『甘い口づけ』でBL作家としてデビュー。同作スピンオフ作品『奪われる唇』でヤクザものシリーズを確立後、警察ものからケモミミまで執筆ジャンルは多彩。

「2017年 『お弁当代行屋さんの届けもの 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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