あめと星の降るところ -Complete Book 1- (ダリア文庫)

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著者 : 朝丘戻
制作 : テクノ サマタ 
  • フロンティアワークス (2017年3月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861349805

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あめと星の降るところ -Complete Book 1- (ダリア文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 藍の身勝手な子供っぽさがどうにも苦手だったので身構えつつ読んだ「君に降る白」の続編が一番しっくりときました。
    自分を取り囲む問題から逃げていた藍と成瀬はお互いを労わりあい、欠けたものを環境や周囲の人間のせいにせず、きちんと向き合うよいパートナーシップを築き上げ、家族とも結果はどうあれきちんと話しが出来たんですね。
    姉が味方になってくれたあたりに良かったね、と。成瀬さんも包容力のある大人の男になり、ふたりきりの家族の絆が生まれているようで何より。
    メインはあめの帰るところ、記憶を失ってもう一度恋をして日々を積み重ねる千歳と先生の日々はぽやぽやしたかわいらしさとセンシティブな描写がないまぜ。
    能登のことを知った千歳の両親の態度に痛いなーとなるのですが、家族との関わりを一貫して描くのが朝丘さんなんですよね。
    積み重ねていく蜜月の向こうに絶え間ない愛が溢れている。
    星は本田さんの独占欲とぽやぽやかわいい裕太郎のいい子すぎるところにう〜〜んがあったのですが、愛情に飢えた本田さんを理解して包み込もうとする裕太郎の優しさ、家族でまるごと迎え入れるけれどやっぱり本当のこと全部は話せないもどかしさにむずむずと切なさといとしさが。
    まぁえろ方面に旺盛なのは若いから…笑
    いつの間にひろ、ゆうになってるんだ。ちょっとびっくり。
    ココロは不器用で傷つきやすく一見粗野な男とナイーブで傷を内に秘めた男の心の触れ合いのような淡い淡い恋模様。
    ボーイズラブが描けるセンシティブさで、時代や媒体の背景もありきの作品だと思います。
    リアリティラインにはてな? なところには目を瞑るとして…魂はどこにある、みたいな死生観が目を引きました。
    朝丘キャラのセンシティブさと傷をえぐるところが好きで、過剰な愛らしさにちょっとうーんとなるのですが硬質めな文体の方がより好みだなー。

  • 三作番外編「君に降る白」本編を再読したくなった。ツン受けに弱いもので。「あめの帰るところ」本編を再読したばかりなので過去と未来が切なかったけど幸せになれそうな二人で良かった。「星を泳ぐサカナ」本編既読なのに全く覚えておらずこれも再読せねば。ひろの独占欲がいいね。「ココロ」加筆修正。SFだ。和人の本体はどう保存しているのかとか気になった。余韻を残したエンドと言えなくもないけど不安も残りスッキリしない。表紙書下ろし中の挿絵無し「あめの〜」ラフ画集あり。

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