日本の伝統色―その色名と色調

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著者 : 長崎盛輝
  • 青幻舎 (2006年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861520716

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日本の伝統色―その色名と色調の感想・レビュー・書評

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  • 会話の中などで色の名前を出す時は、だいたい「濃いピンク」とか「暗めの水色」なんて言い方になると思います。それはそれでわかりやすいのですが、これらを「中紅(なかべに)」や「浅葱色(あさぎいろ)」と口にしてみると、色がもっと素敵に感じられる気がします。もっとも、相手も知らないと伝わらないのが難点ですが。それはともかく、つい漠然とした表現になりがちな色の日本名が網羅されていて、各色には歴史やどんな使われ方だったのかなどの解説があり、一般的なカラーガイドとは違い、見るだけではなく読む楽しみもある本でした。

  • 本文はカラーより文字解説の方が多いです。
    が、その解説が非常に面白く、色名の由来・染法・染料・初出文献引用など
    大変丁寧な作りになっています。
    色見本や配色辞典とはやや異なる、色そのものを理解する本なのかなと思います。
    染色をしている人などはかなり深く読み込めるのではないでしょうか。

  • 111108with能狂言sector88カレンダー

  • 山村御流の花の展示会にて購入

  • 力作だとは思う。が、色見本は色見本のページ、解説は解説のページ、と別れているのが、致命的に読みにくい。本を作った側にはいろいろ事情もあったことだろう。一概に責めるわけにはいかないと思う。だが、何も気にせず買ってしまった自分については、少しばかり腹が立つ。

  • 日本色彩芸術事典

    ロゴやキャラクターの色を選ぶヒントに。
    色合いからイマジネーションが膨んでいく。
    人名にちなんだものもあり、楽しい。

  • 書名のとおり、古代から近世、昭和初期までに現れたさまざまな色彩を、事典の形式で紹介しています。収録されている色は全部で225種。各色の説明には、初出文献、流行した時代、染色法、染色に用いる材料やその量、その色の社会的・文化的意味合いなどが記されています。植物染色や有職故実などの知識が豊富に入っていますし(理解するにはそれらの予備知識が必要ですが)、各色の英語名やマンセル色相記号なども記されていたりと、情報量は豊富です。
    中身を見てみると、多くの色は平安時代までの上代・古代か、江戸時代かのどちらかにその起源が見出せることに気づきます。両者には染色技術のほかにも、色の名づけ方や用い方、用いる人の社会階層など、さまざまな違いがみられるようです。特にその色名には、当時の人の感性を見ることができて、なかなか興味深いものがありました。一方で、中世由来の色というのは意外なことにあまり多くありません。文献が錯綜しているためか、あまり染色界に変化が起きなかったためか。どちらにしても、中世の混沌としたイメージがこんなところからも想像できるようです。
    カラーページが多いためか、文庫版としては1500円と少々高めですが、上に記したとおり情報量としては圧倒的ですので損はないでしょう。とはいえ事典ですから、通し読みにはあまり適さないかと思いますが、色調のページなどをぺらぺらとめくるだけでも飽きないし、そこから気になる色を見つけて説明を読む、というのがいい読みかたでしょうか。
    まだすべての項目に目を通したわけではありませんが、私は染色や有職故実などに興味があったので、本文の説明も楽しく読ませてもらっています。実は本書をどこのカテゴリーに入れるかで少し迷っていたのですが、私の興味関心の方向を踏まえ、「歴史」に納めることにしました。

    (2008年5月 読み途中)

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日本の伝統色―その色名と色調の作品紹介

文学を彩る様々な色は、これまで実際にその正しい色を見ることができず、文献を模索して推理する以外にありませんでした。本書は、色彩学の権威者である著者が長年にわたって蒐集した古文献・古裂・染見本帳など、権威ある典拠により考証し、さらにそれを試染して色調を確かめてあります。225色すべてに、染料・古染法・色調や流行沿革などを収載、あわせて文献年表・和洋色名対照一覧表・参考文献・英名を付し、また活用に至便なようにカラー・チャートを添えた、日本色彩芸術事典です。

日本の伝統色―その色名と色調はこんな本です

日本の伝統色―その色名と色調の文庫

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