地域を変えるソフトパワー アートプロジェクトがつなぐ人の知恵、まちの経験

制作 : 影山裕樹 
  • 青幻舎
3.21
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本棚登録 : 184
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861523779

感想・レビュー・書評

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  • 関わる人を、風の人、土の人、水の人、光の人と例えていた表現は面白かった。色々な仕事の場面で使ってみたら、軽やかに考えられそうな気がした。
    アーティストが、地元の人のアートな部分を沸き立たせるというのも、面白いし大切にしたい視点。
    一方で、アートだからか、継続という点では弱い部分もあるのかもしれない。変わるきっかけと思えばいいけど、まちづくりという長期的な視点だと、イベントになってしまわない仕組みやシステムを作る大事さも、同様に持っておきたい視点。

  • そのタイトルどおり、アートなどを軸としたコミュニティづくり、まちづくりについての本。
    事例として参考になる部分はあるが、個人的な目的は果たすことができなかった。
    <メモ>
    ・空きやの用途を事前に限定してしまい、その上で重なる人にきてもらう。
    ・神山の取り組み 
    ・お父さん・お母さん制度
     滞在するアーティストの政策サポートをお父さん役が、生活面をお母さん役が行うというもの
    ・メーリングリスト
     アーティストもお父さんもお母さんもそのほかの人みんな、共通のメーリングリストを活用。
    ・アトリエ
    少子化で場所が余っている空き教室を活用。
    ・交流プログラム
     いろんなところを案内するイベントを企画。

  • 購入。

    アートでまちを活性化させた事例が紹介されている。

    アートプロジェクトというと病院、学校、子ども、女性で行われると考えがちだが、この本では商店街のおじさんやおばさんも登場する。想定読者については末尾のコラムに書かれている。

    つながりが失われ、地域のつながりをそれほど経験していない人が多い状況で、アートプロジェクトが地域を変えていけるかも知れない。でもそれはプロジェクトに参加した人だけで決めていい問題なんだろうか、と疑問を持った。

著者プロフィール

美術家/十和田市現代美術館副館長

「2012年 『地域を変えるソフトパワー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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