- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861524059
感想・レビュー・書評
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普通に写真を見ているだけで飽きない。現代アート作品を見ているようで面白い。様々な国でいろいろな仮装、自然に対する畏怖だったり憧れだったり願いだったり。
日本でいうところの神事、村の奇祭に登場するシャーマン。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
チェルブル カプラ (ルーマニア)
ハーベルガイス (オーストリア)
バブゲリ(ブルガリア)
シュナップフィーシェ(イタリア)
ドンドラシ(クロアチア) -
「西洋なまはげ」とでも説明するとわかりやすい?西洋の祭などで現れる悪魔や妖精のようなモノ。一見すると笑ってしまうような動物型や、見てると不安になる人型のモノ達…表紙のアレが一番インパクトありましたわ。解説ページのシルエットも良。
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長い冬をうちやぶる、春の精霊たち。
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ヨーロッパ版なまはげ、と言われてしまえばそれまでだけど。
祭典とは切り離された写真がとても美しい。
解説と写真が同じページになっていたら尚読みやすいのにな。
カウベルと山羊と熊が多い。
ヨーロッパって、やっぱりアメリカとは違う、幾重にも重なる歴史というか時間が、流れているんだなーと実感。
地元の人にはどのくらいの重要性なんだろう。
都市部に住んでる人にとっても親しい感情を持つものなのだろうか。 -
クリスマスからエピファニーまでの十二夜がキリスト教的装いをとりつつも、キリスト教以外の要素からできているように、ヨーロッパの民俗宗教は幾重にも積もった層から成り立っている。その中の一つであるWILDER MANN。異教的で時として滑稽、猥雑なこの写真の不思議な楽しさと不気味さに感動する。
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ヨーロッパ版なまはげ写真集といった感じ。
写真がざぁーーーっって出てて、最後の方に仮装の解説がまとめて書いてある。
お値段が高いのでちょっと買うのにためらうけど、ちょいちょい見返したい本。
一言で獣人と言ってもいろいろあって面白いなぁ。
熊の仮装がやたらと多いなぁと思っていたら、熊は冬眠のために穴籠りするが、仮死状態で冬を過ごせるその能力は熊があの世とのつながりを持っていることを暗示している。熊が穴から出てきたとき、春が到来することから「春の神」として現れると書いてあって納得した。
色々と解説が書いてあるけど読みにくい部分があったり、ヨーロッパの文化をあまりよく知らないのでちょっと分からない部分もあったりしたけど、面白い本だった。