画家の詩、詩人の絵 - 絵は詩のごとく、詩は絵のごとく

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制作 :     土方明司、江尻潔 
  • 青幻舎 (2015年10月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861524783

画家の詩、詩人の絵 - 絵は詩のごとく、詩は絵のごとくの感想・レビュー・書評

  • 以下引用

    うたは神への訴えを語源にする

    竹久夢二;
    まてどくらせどこぬひとを
    宵待草のやるせなき
    こよひは月もでぬさうな


    長谷川利行

    昼明るき街角がある
    凡そ、歩き疲れて来る街角がある
    街角には昼の電灯は灯らない
    しんじゆくのまるやの
    女あるじが油彩を描くから
    と云つて、愛光と
    そのキヤフエで、
    麦酒を飲む。
    心の酔に、きうらどが欲しい


    村上塊多:

    走る走る走る
    黄金の小僧ただ一人
    入日の中を走る、走る走る
    ぴかぴかとくらくらと
    入日の中へととぶ様に走る走る
    走れ小僧
    金の小僧
    走る走る走る
    走れ金の小僧



    川上澄生:

    かぜとなりたや
    はつなつのかぜとなりたや
    かのひとのまへにはだかり
    かのひとのうしろよりふく
    はつなつのはつなつの
    かぜとなりたや


    棟方志功;

    あおもりはかなし
    かりけり
    かそけく

    田沼
    に渡

    沢写の風


    山口薫:

    なんとなく
    わびしき日かな
    この屋並
    独り身の
    わびしき日かな
    今日去りぬ
    君に来てくれと
    いうのでもなく
    さびしく
    人を恋うる日もある
    誰を?
    それがわからない
    一杯の酒


    松本峻介:

    絵筆をかついで
    とぼとぼと
    荒野の中をさまよへば
    初めて知った野中に
    天に続いた道がある
    自分の心に独りごといひながら
    私は天に続いた道を行く



    正岡子規:

    病む我を
    なぐさめがほに
    開きたる
    牡丹の花を
    見れば悲しも


    宮沢賢治:

    もうけつしてさびしくはない
    なんべんさびしくないと云ったところで
    またさびしくなるのはきまつてゐる
    けれどもここはこれでいいのだ
    すべてさびしさと

    内的違和感でものを生み出す

    日本人の特性なのか、整理癖というか、詩人とか、画家とか、どうしても分類しないと気が済まない

  • 画家の書いた詩がとても素敵。詩人の描いた絵もとても素敵。展覧会自体も素敵。
    とはいえ、中身が濃いので、2時間くらい…なんて無理です。はい、2日かかります。実際見てきましたけど。
    そう思うとこの本はありがたいです。

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画家の詩、詩人の絵 - 絵は詩のごとく、詩は絵のごとくの作品紹介

表現者は、永遠に求め得られぬ領域を永遠に求め続ける。明治から現代まで画家・詩人64名による創造の探求。

画家の詩、詩人の絵 - 絵は詩のごとく、詩は絵のごとくはこんな本です

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