団地のはなし 彼女と団地の8つの物語

  • 青幻舎
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861526152

感想・レビュー・書評

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  • 凝った不思議な装丁が気になり、手に取ってみた。団地をテーマにした、小説、写真、マンガ、詩、フォト、対談、インタビューと様々なコンテンツで、集合住宅好きにはたまらない。団地と共同体について語った、ジェーン・スー×佐々木俊尚さんの対談は読みごたえあり。菊池亜希子さんのフォト&インタビューは、間取り好きだからこそ、それも建築を学んでいたからこそ、自著で詳細な間取りイラストが描けていたのか!と納得。
    個人的に嬉しかったのは、団地マンガの傑作と思っている「サザンウィンドウ・サザンドア」の石山さやかさんへのインタビュー。そうか、石山さんも団地に住んでいたんだね。
    団地と、そこから生じる緩やかな繋がりを描いた松田青子さんの短編「向かい合わせの二つの部屋」もとてもよかった。
    懐かしくて新しい、そして様々な可能性に充ちた団地の魅力がたっぷり味わえる一冊。

  • 装丁が面白い本

  • 小説、写真、漫画、詩、対談…。
    さまざまな形で団地の魅力を語る本。

    実際に住んでた人と
    住んだことはないけれど
    その生活を想像してみた人と。

    自分はザ・昭和の団地に住んでたので
    (高さはないけど範囲の広い団地群)
    松田青子さんの小説が
    なんだか懐かしい感じがした。
    間取りは同じなのに、違う家って感覚が。

  • 山内マリ子とジェーン・スーを読み漁ってみるキャンペーンにてヒット。
    団地にまつわるエッセイや詩や小説てんこもり。
    団地っていいよねー。
    この前たまたまNHKで見た「ワタシたちはガイジンじゃない」も面白かったー、と思ってたら、脚本クドカンだったのね。そりゃあね。

  • 図書館で山内マリコで検索したら出てきたので借りた。でもたぶんこの短編読んだことあった。他の本に収録されていたのだろう。
    団地の写真は良い。本のデザインも面白い。こういう本、なかなか買わないよね

  • 団地のことがなぜかすごく気になってた時に見つけた本。
    団地にまつわる小説・ポエム・フォトエッセイ・対談やコミックなど、中身は豪華満載。
    これは楽しい!

  • 今をときめく女性作家/クリエイター8人による団地の魅力を伝える短編集。
    掌編小説あり、対談あり、漫画に詩に写真に…と、バラエティに富んだ内容です。
    私も4歳まで団地に住んでいたので、記憶は朧げながらも共感しながら読みました。
    マンションの様に立派な外観の団地も増えてきたように思いますが、団地ならではの
    独特さってありそう。時代はまもなく令和ですが、未だに昭和っぽさもありそうです。

  • 団地は永遠の憧れ。

  • 文学

  • 団地にまつわるお話。子供のころ、社宅住んでいる友達が多く、その団地スタイルに憧れた。雨の日にも友達と遊べるのがうらやましかったなあ。

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著者プロフィール

山内マリコ(やまうち・まりこ):1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し、12年『ここは退屈迎えに来て』でデビュー。主な著書に、『アズミ・ハルコは行方不明』『あのこは貴族』『選んだ孤独はよい孤独』『一心同体だった』『すべてのことはメッセージ小説ユーミン』などがある。『買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて』『山内マリコの美術館はひとりで行く派展』『The Young Women’s Handbook~女の子、どう生きる?~』など、エッセイも多く執筆。

「2024年 『結婚とわたし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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