相倉久人の70年代ロック&ポップス教養講座

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861710339

感想・レビュー・書評

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  • ポップスとは音楽の中で共同体が崩れること。メディア化によって日本列島が情報化しモノが過剰化したと1977年に書いている。

    70年台に書かれた文章を読むといま喧々諤々と議論されていることの本質はここから変わってないんじゃないかと思えてくる。進歩ねぇ。

    ジョン・レノン暗殺前なので、カリスマになっていなくて(むしろ活動休止中だし過去の人感が強い?)、フィルターのかかっていないレノン論が新鮮だった。

  • 70年代に書かれた音楽論に関するエッセイ集。P212-218が一番お気に入り。70年代・・・今(2012年)から30年以上も前に書かれた文章だけど、新鮮に読めました。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。東京大学文学部(美術史)在学中からジャズ評論を執筆。その後、ライブの司会などを通してジャズの現場に深くかかわった。1970年代以降はロックやポップスを論じ、日本レコード大賞の委員も務めた。主な著著に『新書で入門ジャズの歴史』(新潮新書)、『相倉久人のジャズ史夜話』(アルテスパブリッシング)、『されどスウィング』(青土社)のほか、『モダンジャズ鑑賞』『ジャズからの出発』などがある。2015年没。

「2016年 『相倉久人にきく昭和歌謡史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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