The MANZAI 1 (ピュアフル文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861762536

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ1巻目。
    あさのあつこを読むのは2作目だったかと。
    「バッテリー」の文庫1巻目を読んだときには「わりと面白いかも」と思い、2巻目と3巻目を同時に購入した。

    しかし・・2巻目までは読んだももの、ついぞその続きに手が伸びることは無かった。つまらなくはなかったはずだけど(苦笑)。
    だから、その時買った3巻目も、いつの間にか読まれずなままどこかに消え失せた。

    それから何年経ったか。。。5~6年は経たかと。

    気になってはいたタイトル「THE MANZAI」。
    恐る恐る1巻目だけ買ってみた(^-^)v。

    面白かった♪♪♪

    続巻が6冊?続いてるのを知っているからか、本書はあくまでも、とある青春物語のプロローグの一幕、という位置付けに感じられたが、十二分に楽しめた。

    今度こそ、最終巻まで楽しく読めそうな気がする。

    ★4つ、8ポイント。
    2020.12.08.古。

    相方くんの抱えた問題
    彼の幼なじみと主人公との距離感
    主人公の背負う過去
    彼らはプロを目指すのか?

    ・・・伏線は山のようにある、

    続きが楽しみ

  • 娘が高校の時に、読書習慣付けに配布された作品。
    転校生・歩は、父親と姉の交通事故死の原因が自分にあると思っている。それは、根拠がある過去。
    そんな歩に、サッカー部の次期キャプテン・貴史が漫才コンビを組もうと誘ってくる。
    頑なな歩は、貴史やその友人達と関わりながら、自分の居場所を探し出せるのでは。
    重松清さんとは、アプローチが違うけれど、対照的な中学生が出会い成長する青春小説。

  • 転校して間もない歩は、クラスの人気者秋本に「付き合ってくれ」と言われる。彼は2人で漫才コンビを組もうと言い、その最初の舞台を学祭のクラス劇『ロミオとジュリエット』にすることを宣言する。

    本当の、素の自分を認め、愛してくれる人(同性であっても異性であっても)がいることはなんて幸せなことだろうと思った。
    そんな仲間を持てるのは人柄が決め手だと思うが、前向きに「変わろう」という意志を持ち、実行に移そうと努力している姿も、人を惹きつける力になると感じた。

  • やたらと暑い十月最初の木曜日-転校生の瀬田歩は、サッカー部の次期キャプテンと噂される秋本貴史に呼びだされた。貴史とほとんど口をきいたことのない歩には、その理由がわからない。放課後の駐輪場で「なぐられっぱなしだけはいやだ」と唇をかみしめる歩。ところが、彼の耳に入ってきたのはら思ってもみなかった貴司からの申し出だった…。

    いきなりの漫才の申し出から、文化祭で漫才を披露するまでの物語。クラスメイトの手助けやフォローを経て成功に導くまでがテンポ良く描かれていた。

  • 当時ピュアフル文庫が創刊された時期にこの本を読みました。なんといっても読みやすかったです。行と行の間が広く、読むのがあっという間でした。

    あさのさんといえば、少年少女を主人公にした作品が多く、小中高向けの小説かなと思いました。また、印象に残っているのが、昔本の雑誌で紹介されていた「バッテリー」や「No.6」がBLの印象を与える「匂い系」として扱っているということでした。どちらも読みましたが、少年同士の友情がそういう風に解釈されるのもまた面白いなということで、記憶に残っています。
    そういう意味では、この作品も同様でした。
    リアルっぽさはないですが、軽快なテンポで、爽やかな風が吹いているなという印象でした。色々重い過去があるものの、そういう空気感を漂わすことはなく、ユーモラスでコミカルに描かれていました。女性視点での少年がこの作品に活きているかと思いました。
    読んでいて、学生の頃を思い出せてくれます。

    余談ですが、この後ドラマCDになり、聴きましたが、とても面白かったです。瀬田役は石田彰さん(代表作:新世紀エヴァンゲリオンのカヲル役)、秋本役は中井和哉さん(代表作:ワンピースのゾロ役)。コミカルで、声優の新たな一面を聴いた覚えがありました。一度聴いてみては。

  • 「ほんまにおかしゅうてたまらんて笑い、気持ちええねんで。エネルギーあるんや。ああ、おもろ。これで明日もだいじょうぶて気ぃにさせてくれる。そんな笑い、やりたいねん、おれ」
    ー秋本貴史

  • 父親、姉が交通事故で亡くなった原因は、自分の不登校がきっかけ。みんなと一緒の事が出来ないという事が核になっている。自分は普通だと思い込みたい状態の主人公。そんな時に、突然の告白をされる。自分とは、正反対の相手に。お前は特別、人とは違うと言われ思い悩む。繊細な気持ちの中で次第に自分の気持ちの変化に気付き始める主人公。文化祭の出し物を成功させる為に成長していく。大成功の結果、待っていたのは職員室への呼び出しだった。その後は、読み手の想像に委ねられている。続きが気になる。

  • あゆむ~

    ジレンマとかさ、苦しみとかさ
    なーんかマイナスって感じのことを
    すべて秋本くんとかまわりのみんなが
    吸収してくれてるねぇー。
    けど、君も伸びてるねぇー。

    しあわせだねぇー
    あゆむ~


    とりあえず1~3までのを。

  • 普通でありたい、そうでなくちゃならないと思う歩と、そんな歩を「おれにとっては、特別なんや。」と言い切る秋本。2人の会話や気持ちが楽しくて、思わず笑ってしまった。
    今後のふたりに期待。

  • 秋元と歩が面白かったです!
    ロミジュリに萌えました
    2巻も絶対読みます

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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