卵と小麦粉それからマドレーヌ (ピュアフル文庫)

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著者 : 石井睦美
制作 : 水上 多摩江 
  • ジャイブ (2006年3月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861762826

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  • タイトルと表紙が物語っているように
    かわいいかわいい、
    焼き立てのマドレーヌのような物語。

    小学校時代のいじめも、恋を選んで家を出た父のことも
    今はふわりと乗り越えて
    たった半年の母の不在をなんとか阻止しようとする菜穂に
    「なに言ってるの、変わるのは、菜穂、あなたよ」
    と言ってあげられる亜矢が、とてもいい。

    誕生日の前日に
    「一押しの『みずうみ』には12歳の夏の日が閉じ込められています。
     菜穂のとくべつなきょう、『みずうみ』だけは読んでね。」
    と渡される、『10月はたそがれの国』。

    中学生に戻って、こんな親友に巡り会いたいなぁ。。。

    40歳を目前にして、「赤い靴」をはく決意をするママも
    それを自然体で受け入れつつ
    最後にはサンタも顔負けのプレゼントを用意するパパも
    菜穂の成長を静かに祝福してくれる司書の上原先生も
    とにかくみんな、人生を見つめる視線がとても柔らかい。

    気持ちが下を向いた日には、冒頭のこの言葉を唱えて
    このやさしい物語を思い出そう。

    「ねえ、じぶんがもう子どもじゃないって思ったときって、いつだった?」

  • 思春期の心の動きが丁寧に描かれた温かいお話。
    赤い靴の表現、好きです。

    読んでいた時ちょうど娘が同い年だったのでウチの娘もこんな風に想ってくれてたらうれしいなぁと・・・(笑)
    終盤はうるっときてしまいました。
    登場人物みんながすてき。

  • 6/7掲載 長沼町図書館 池内氏

  • 思春期のみずみずしい不安定さが書かれています。
    「小さかった頃にちゃんとわかっていた大切なことを、一生忘れずに守っていくのは、至難のわざなんだ。それができれば、ほんとうにすごいことだと思うな」
    「変わるのはわたしです」
    短いお話でしたが、上を向きたくなる言葉がちらほら。

  • 「もう子どもじゃないって気づいたとき、いつだった?」

  • ③内容
    ・対象: 高、YA
    ・特色&ジャンル 中学生
    ・時代 現代
    ・舞台 私立女子中学校(?)
    ・主人公 北村菜穂(きたむらなほ)
    川田亜矢、まゆ子

    ④キーワード
    ・オススメ 女子中学生 フランス料理・菓子 赤い靴
    12歳最後の日 13歳の誕生日 「なりたいもの」
    写真部

    ⑤コメント
    ・著者情報 石井睦美
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E4%BA%95%E7%9D%A6%E7%BE%8E

    中学にはいって、二日目の朝だった。
    「ねえ、じぶんがもう子どもじゃないって思ったときって、いつだった?」
    前の席の子が振り向いて、突然そう言った。川田亜矢という子だ。

    読みやすい文章。
    中学生になったばかりの菜穂はママっこ。
    新しい学校の二日目に前の席の亜矢から声をかけられる。
    ちょっと大人っぽい亜矢に惹かれる菜穂。
    二人は友達になる。

    菜穂の13歳のお誕生日に、ママが爆弾宣言。
    受け入れることができない菜穂。
    しかし、亜矢やまゆ子の言葉で、少しづつ変わっていくことができる。

    P89「なに言ってるの、変わるのは、菜穂、あなたよ。」


    P106
    「変わるのはわたしです、でした。」

  • 「もう子どもじゃないって思ったときって、いつだった?」中学に入学したばかりの菜穂は、そう問い掛けてきた亜矢と仲良くなり学校生活を楽しむ。しかし13歳の誕生日に母親がフランスに単身留学するということを聞かされショックを受けるのだった。
    実に前向きな物語です。それは少女たちだけでなく大人にもいい得ます。嫌だなと思う気持ちを受け止め、でもそこに留まらずに次のステップを踏み出す。自分が変わることによって、次のステップが踏める。そんな思いを大人も抱いているのが素敵です。菜穂の母親が夢へのステップを踏み出そうとしたきっかけ、そしてそれに対して見せる菜穂の気持ち。そんな心の動きが丁寧に描かれているので、余計に心に甘く温かいものが宿ります。

  • 図書館の本。ふだん読まない感じの。なんかほんわかしててよかった。

  •  ブックオフで百五円で購入しました。
     中学一年生になったばかりの主人公を取り巻く環境と、母が母たることをやめてしまう現実を受け止めさせるお話。
     料理上手な母がフランスの料理学校に行くという。昔主人公に言われた台詞が耳から離れないのだと。それを叶えるために向かうのだと。

  • 温かい気持ちで読み終えました。 自分は主人公・菜穂の母親とほぼ同い年やから親目線で読んだ。って言うても自分は結婚してないので実際には赤の他人目線で読んだ。 この家族は凄い。情けないけど、自分は誰の立場でもイヤやわ。 まゆ子の家庭も何か有りそうに感じたけど続編に書かれてるんかなぁ。

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