スローモーション (ピュアフル文庫)

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著者 : 佐藤多佳子
制作 : ゴトウ ヒロシ 
  • ジャイブ (2006年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861763021

スローモーション (ピュアフル文庫)の感想・レビュー・書評

  • 高校生とその生活に視点を置いた作品が読みたくて、かつ最近忙しいので短めの作品を探していて出会った。
    佐藤さんの本は3冊目かな。ただでさえ独特で瑞々しい作者の表現に多感な女子高生の語り口調が合わさったもんだから、なんだかそれだけで特別なものが出来上がってしまっている気がする。
    忙しない日々に慣れてしまうとなにもかもが白黒早送りになってしまうけど、そんなときにこの本を思い出せれば。モノクロームの毎日にちゃんと色が付いていることを教えてくれるような気がする。

  • なんか似たような印象の本を読んだことがあるなと思ったら、別の出版社で出されたやつを読んでいたみたい。良くも悪くもなかった。佐藤さんにしては物足りないかな。

  • 小学生の頃に読んだと思う。
    お兄ちゃんとスローモーションな友人が印象的。

  • ひねくれたコドモたち。
    おとなもだけど
    いい人的な人間が全然出てこない。。

  • 普通?の女子高生千佐と元やんでバイク事故後はニート生活の兄、動きがスローな同級生及川の物語。

    兄妹の微妙な感情がうまく表現されている。

    及川がスローな理由のエピソードはちょっと無理があると想うけどね。

  • 誤解を恐れずに言い切ってしまうと、
    大きな事件が起きるわけではない。
    登場人物が大きく成長する訳でもない。

    主人公や、その周辺人物が、
    ものすごく魅力的な訳でもない。

    実際にその辺にいそうな女子高生と、
    ちょっと...不思議だけど、
    ま、こういう人もいるかもね、
    という周辺人物たち。

    彼ら・彼女らが、つまらない日常の
    ちょっとした事件で泣き笑いし、
    少しだけ前に足を踏み出す...

    言ってしまえば、そんなお話。

    でも、登場人物たちの感情が、
    とても素直でリアルなせいか、
    知らず知らず引き込まれてしまう。

    噂ばかりが先行していじめられる
    「何もかもスローモーな」女の子。

    いつもつるんでいる仲間たちとの、
    ほんのささいなきっかけで
    「あっち側」と「こっち側」に
    別れてしまう関係のあやうさ。

    「悪そうな」仲間と遊んでいても、
    部活の水泳だけは真面目にやってた
    主人公の熱の失い方と復活。

    そんな、当人以外にはどうでもいいような、
    等身大の悩みと葛藤とあきらめと...
    それでも少しずつは何かが変わっていく。

    「一生続く」登場人物たちの暮らしの、
    ほんの一部分をスポイトで吸い上げて
    プレパラートに載せて観察していた。
    そんな読後感の小説。

    本を閉じた後も、登場人物たちは
    同じペースで生活を続けていくことが
    見えはしないが確信できる、
    そんな不思議な魅力を持った一冊です。

  • これも初期作品。雰囲気はわかるわかるー、って感じなんだけど、やっぱり文章は今と違って、今が好きな読者としては、なんかしっくりこなかったかなあ。

  • ちょっと込み入った人間関係や一癖ある登場人物たちに、ぐいぐい引きこまれたが、なんだか尻すぼみ。

    結局、大した進展もなく、むしろ平凡になって終わってしまった。

  • 作中に「ニート」や「クラブ」なんて言葉が出てくるから最近の作品かと思ったら、1993年の作品なんだな。
    道理で一平の設定や、全体の雰囲気が何となくバブル時代の気配を残してたわけだ。文庫化するにあたって加筆修正したというのはそのあたりなんだろう。

    この著者の作品は地に足が着いているから好きだ。登場人物たちに、おためごかしな簡単な解決を与えない。
    でも読み終えるとハッピーエンドだなと素直に思える。
    最後はちょっと物足りない。でも現実なんてこんなものだし、それに彼女にとってもこの出会いは忘れがたい、重要なものになっただろう。これまでと違う人生を歩き出せたと信じたい。

  • 著者の作品は最近気に入ってよく読んでいるが、この作品はあまり楽しめなかった。文章のうまいケータイ小説とでもいおうか。著者が繊細な心情とリアルな職業(今作では女子高生だが)の描写がうまいのはわかっていて、これが身の丈の作品でないことは確かなのだが、そのうまさゆえか随分と小さな物語に感じてしまった。まとまりすぎているのに、妙にしっかりと女子高生目線。おそらく年のいった男性読者にはハマらない小説なのだろう。

  • 柿本千佐、女子高の1年生。22歳のニイちゃんは元不良で無職、父さんは小学校教師でクソ真面目人間、母さんはお見合いでバツイチ堅物男と結婚した専業主婦。父さんはあたしに、修道女みたいなタイプを望んでいる。最近、いつも動作がスローな同級生・及川周子が気になってしかたがない?。『しゃべれどもしゃべれども』などで話題の著者による、ちょっと痛くて切ない少女たちの物語。

  • 情報科教員MTのBlog (『スローモーション』を読了!!)
    http://blog.livedoor.jp/will_pwr/archives/51552365.html

  • ひとりでもいい自分を必要とし愛してくれる人がいれば生きていける。逆に守りたい存在があれば立ち直る事ができる。親が子供にその事を伝える事ができるかどうか。そういう風に読みました。

  • ちょっと悪そうな感じの子に惹かれる時期ってあるよな。
    できごとひとつひとつはちょっとしたことなんだけど
    それがきっかけで心が動いたりするんだなと。
    文章が好き

  • 2006年7月6日購入。
    2006年7月10日読了。

  • 登録忘れてました。面白かった気がします。

  • 柿本千佐、女子高の1年生。22歳のニイちゃんは元不良で無職、父さんは小学校教師でクソ真面目人間、母さんはお見合いでバツイチ堅物男と結婚した専業主婦。父さんはあたしに、修道女みたいなタイプを望んでいる。最近、いつも動作がスローな同級生・及川周子が気になってしかたがない・・・・・。
    『しゃべれどもしゃべれども』などで話題の著者による、ちょっと痛くて切ない少女たちの物語。


    最初は、もっとアットホームな家族を想像していた。
    だから、ちょっと残念だった。
    もともと、自分が想像するようなアットホームな家族なんて、なかなかいないんだろうけど。

    周子の存在が、最初はちょっとイラっとした。
    ニイちゃんと同棲しちゃってるのも、正直意味分かんない。
    だんだん慣れてきたけど、ちょっと・・・。

    正直よかったところは、
    最後にニイちゃんの不良仲間だったユーイチが来て、ニイちゃんが今までホントの母親からずっと貰ってた服や本を全て売り、交通事故で怪我してそのままにしてた足を治す、
    と言って車に乗っていったところぐらい。

    正直、早く読み終われ!って想いながら読んでた。

  • 出てくる登場人物たちの関係性が面白い。
    ただ、単調なお話なため印象的なシーンが少ないのが残念。

  • 今回はあまりグッとこなかったかな。この内容を瀬尾まいこが書いていたらもっと面白くなったなんて思ったりして。親が千佐ってうまく発音できないからと言って妥協して呼んでいるのが面白かった。ニィちゃんが最後にかけてドンドン前向きな方へ向いていくのが読んでいて清々しい。

  • うーん…。タイトルとモチーフのみ。

  • 自分とは異質、と感じる同級生と仲良くなっていく女子高生のおはなしです。 こんな風に友達になれたらいいな、と幸せな気持ちになりました。


  • いちいち家族に対して「チシャ、なんて、ちゃんと発音できないんだったらそんな名前つけるな」なーんてイライラしてるところなど、すごく10代っぽくて、リアル。わたしなら、楽しい仲間(ギャルたち)がいれば、そんなスローモーな女の子なんて無視してるかもしれないけど・・。

    アマゾンで書評を読むと、いろいろ深いことを書いてあって、感心した。私は・・そこまでは感じなかったな。どうも女子高の話だと自分と比べてしまうところがあって、共感できたり共感できなかったりばかり気になって、全体のことが見えない。つい気になってしまう子っていうのは、やっぱりあって、そういう子に手を出すと、自分が作ってたワールドが切り崩されちゃう(その子の影響力が強ければ強いほど)、そういう脆さっていうのは、上手に描かれてたなあと思います。

    ああ、難しい。

    「柿本千佐、女子高の1年生。22歳のニイちゃんは元不良で無職、父さんは小学校教師でクソ真面目人間、母さんはお見合いでバツイチ堅物男と結婚した専業主婦。父さんはあたしに、修道女みたいなタイプを望んでいる。最近、いつも動作がスローな同級生・及川周子が気になってしかたがない。
    『しゃべれどもしゃべれども』などで話題の著者による、ちょっと痛くて切ない少女たちの物語。」

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