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悦楽の園 についての感想・レビュー・書評


悦楽の園
81人が登録 ★4.10

著者: 木地雅映子 
本 / ジャイブ / 414ページ / 2007年10月発売
ISBN/EAN: 9784861764363
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評価平均: 4.10
登録数: 81
レビュー数: 25
価格: ¥ 1,890 (参考価格:¥ 1,890)

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みんなの感想・レビュー・書評

ちはやさんのレビュー 4 読み終わった

読み終わった後、うーんとうなってしまった。
テーマは重い。

「普通に生きられない」と感じる人たちを「普通」の枠になんとかして押し込めようとする集団の恐さが読み取れました。
私なんぞはごくごく「普通」に「学校に行くのが当たり前」と思って小中学校を過ごしてきたので、その頃はたぶんここに出てくる先生みたいな意見を持っていて、「多数サイド」でいることに安心感を持ったんじゃないかなー

少女がたくましいです!喝采したくなるところが多々。

あばらぼぅさんのレビュー 4 読み終わった

革命を起こそうとした少女の物語。

そうか こういう価値観もあるのか。と思った。
基本的にみんな頭いい。
真琴がんばれw
染谷くそかっけぇ!

sister_bさんのレビュー 読み終わった
ritz-mashiroさんのレビュー 4 読み終わった

想像してた内容とちょっと違っていて、予想外の面白さに頁を繰る手が止まらない、ほどではないものの仕事の日にも関わらず2日で読み終えました。難しい題材だと思うんだけど、必要以上に重く扱うことなく割とあっけらかんと描いてますよね。学生の時って学校で過ごす時間が大部分を占めるので、学校以外の場所に居場所があるかどうかって大きな差だと思います。まこちゃんみたいに、特殊な家庭環境でも理解のある家族がいれば強くなれるんだろうな。彼女の批評眼の鋭さには冷や冷やします。辛辣。末恐ろしい13歳です。画伯は家にも学校にも居場所がないっていうのが辛い。

しろそっくすさんのレビュー 4 読み終わった

永野のりこの「電波オデッセイ」読んだ直後にこの本を図書館から借りて読んだ。
近い、つながってる…(電波夫婦って!(笑))

この物語が、この物語を必要とする少年少女の元へ届きますように。

あちさんのレビュー 4 読み終わった

一人の女の子が、愛する男の子のため に革命を起こそうとするお話。

話のテーマは、著者がデビュー作から取り上げているもの。
LDやADHDという名前は、教育関係者の間では当たり前のものになっているけれど、名前だけでわかった気になっている人も多いんだろうなあ。


染谷君の存在がとてもありがたい。
異性間の親友関係が、「ああ、あるある。」と思う。

13歳でこの先一生ずうっとこの人と生きていくんだと決められるのは、幸福だけれど、自分を顧みるとなんだか不思議。

きんぴかでザクロをもぐ姿が、目の前に浮かんできて。とてもハッとした。

なぎさんのレビュー 4 読み終わった

 15歳で身ごもり、出産とともに命尽きた母ミチルと、その母がかくまった革命家の父から生まれた少女真琴。真琴が資産家の祖母と曾祖母と暮らす相原の家には、児童相談所で働く伯母と議員の叔母が泊まりこみ、来る日も来る日も伯母の連れてくるワケありの子ども達であふれていた。  いつか両親のような「妥協しない相手」と出会うことを夢見る真琴は、グロテスクな絵を得意げに見せる、クラスメイトから浮き出た存在の南... 続きを読む »

bea-riecheさんのレビュー 4 読み終わった

タイトルとジャケットからは、かつて超話題になった大人の小説を想像させるが…アスペルガー症候群で絵画に天才的才能を持つ同級生を「学校」という「普通の集まり」から救うために敢然と立ち向かう少女の命の戦いが激しく生々しく描かれていく。後半少女の精神が混乱していく様子が出てくるが、実際にこういう治療をしているときに心の深い深い場所で起こるまさにそのカオス状態がリアルに描写されている。「普通」であることを強いられる学校生活。そこにムリヤリはめ込まれる「普通でない子供達」をどうやって理解していけばいいのか、これを読めばそのヒントが得られるかもしれない。

0323awawaさんのレビュー 読みたい

相原真琴、13歳。「普通」が求められ、息詰まる学校で、彼女は見出した。パパとママと同じように、妥協せずに。相手は、驚天動地、天衣無縫の先天性不思議少年。
『氷の海のガレオン』の著者が描く、気高き少年少女の物語。

ハヤミさんのレビュー 4 読み終わった

 児童文学、なのかなこれは。
 とりあえず手に取るときドキリとする題名ですねー。

 木地さんの新作。そうきたかーと思いました。
 気が付けば体制側の人間になっているじぶんには、ほろ苦くもあり。
 でもこの不安定さを忘れたくはないと思う。

shushuさんのレビュー 3 読み終わった

発達障害を持ちながら、天才的な絵の才能を持つ男の子
彼と出会い、ともに歩みはじめる少女
13歳の青春たち。
脇役ながら染谷くんが格好いいぞ!

kosuiさんのレビュー 5 読み終わった

ブロ友Chieさんから勧めてもらった本。
病院入院中に一気に読んだおもしろい1冊。

百子さんのレビュー 5

相原真琴、13歳。 母は15歳で彼女を産み死亡、父は失踪という、 複雑な家庭環境に育ちながらも、 祖母や祖祖母、叔母たちに囲まれ、まっすぐに生きてきた。 そんな彼女が、心惹かれるかれたのは、 クラスメイトたちに変人だと思われている同級生・南。 不思議な絵を描く自閉症の彼に、いつしか恋に落ちるのだった。 いじめや虐待などの問題も描かれ、ただの中学生の恋愛小説とは違う、 ある意... 続きを読む »

norihisaさんのレビュー 4

「ふつうの子」以外ははじかれてしまう学校で、輪に入ることができない発達障害の少年と、彼を守るためたたかう少女の物語。 すごくよかったです。感動しました。少女が賢すぎ、ありえない物語展開などの難点はありますが、発達障害の子の苦しみや中学校の閉塞感をよく描いています。 いいな・・と思ったのは、少女が「いじめ」の匂いを感じたときにすぐに欠席し、それを家族もスンナリ肯定すること。これができ... 続きを読む »

プラハのお城さんのレビュー 3

好みの問題なんだろうけど、私はちょっと…
主人公の真琴が、ありえなすぎる。

サンベンさんのレビュー 5

氷の海のガレオンの著者。久々の新刊ということでダヴィンチで紹介されていたので読んでみました。
成長の早い少女とちょっとヤンキーと発達障害?の少年の話。
強くあろうとする少女がさわやか。
いい話です。

紙子さんのレビュー 5

うわあ!
これは、何か、ものすごいもの引き当てた!

今思い出すと赤面裸足で逃げ出したくなるような、自意識を持て余しつつ内実全能感に満ち満ちていた、とっても生きづらい鬱屈思春期を過ごした覚えのある全ての人に、突き刺してえぐって塩をすりこむ! そういうヤングアダルト小説でした。

いでででで←思い当たるフシあり

「馴染めなさを感じながらも集団生活を表面的にはそつなく送る私」を主人公に据えた物語の大概が退廃やら滅びに美学を見出している中、この物語は戦ってます。学校という勢力圏内のはみ出し者を従え、普通という名の見えない圧力に反旗を翻すジャンヌ・ダルクです。その逞しさだけでわたくし涙が出そうであり、この年でまだソレか、とちょっと気恥ずかしくもあります。てへ。とりあえず、当たり!

やじみなさんのレビュー 3 読み終わった

なんとも不思議な印象の物語だった。 早熟な13歳の少女・真琴は、革命家の父(出奔して行方知れず)を持ち、15歳で自分を産んで死んだ母の実家で、叔母、祖母、曾祖母と暮らしている。 生育環境のせいか精神的に老成している彼女は、中学校の生活も斜に構え、積極的にクラスに馴染まない絶妙の位置に立っている。そんな彼女にまとわりつく、奇行の目立つ同級生・南とヤンキー少年の染谷。 はじめは南を疎んでいた真琴... 続きを読む »

ゆいさんのレビュー 5 読み終わった

読む前は、何となくファンタジーだと思ってました。読み始めたら青春小説だったのかと思いきや、最後には…。とにかく感動しました。ネタバレ無しでは説明できないのがもどかしいんですが、青臭いのが嫌いじゃない方には強く奨めます。

ちえさんのレビュー 5 読み終わった

2008.02.15. 本を読んで泣く、なんてこと本当に滅多にない。『号泣しました』なんて帯では引いちゃうくらいだし、そういう涙には縁がなかった。。。が、読了後知らぬ間に涙がつうっと頬を伝った。誰かが死んでしまうとか、どうしようもなく悲しいとかじゃない。嬉しくて心の容量がいっぱいになったのだ。本当にチンケな言葉だと思うけど、感動した。こんな種類の本、初めてだと思う。

hachimitu3さんのレビュー 3

こんなマセた中一がいるのか?!と思ってしまうのは私が幼かったからだろうか。

中盤〜終盤にかけて一気に幻想世界へと流れ込んでいくのが興味深く、いささか乱暴な気もすれど、ヒロインが精神的指導者の立場に立って、生徒たちが各々の奇矯な趣味を開花させていくくだりはそれなりに面白いです。

共同体における精神的アウトサイダーの立ち位置についての洞察の深さは特筆に価する感じ。でもこの人の描く幻想にはあんまり魅力を感じないのだよなあ。。。

jyunko6822さんのレビュー 5 読み終わった

な、何?いったいこの少年少女たち・・・
この子たちの非凡な生い立ちからこうなった訳ではないのでしょう。私自身この年頃には、思っても見ない戦い(っていっていいのかどうかも分からない)を日々乗り越えて成長する様は圧巻で傍目には心地よくもあります。

多賀さんのレビュー 4 読み終わった

読書完了日2007年12月19日。

calさんのレビュー 5 読み終わった

1994年のデビュー作から満を持しての4百頁!でも読み始めたらあっという間に最終頁でした。なんか過激で、でも今学校で起こっている問題を扱っているようで、どこかおとぎ話しのようであり、読み終わると実はラブロマンス?40人に2人は軽度発達障害がいるそうです。彼らは正しく理解されないと二次障害に陥る危険をはらんでいると言われています。‘普通’とは何か。そこからはみ出したっていいことを大人が理解して、子どもたちに伝えていかなければならないのかもしれませんね。

空虹桜さんのレビュー 5

こんなにも優しくて、柔らかい恋愛小説が読めるとは思ってもみなかった。<br />
「氷の海のガレオン」にあった一人称一視点の肉体感や切迫感から一歩遠のき、「小説」であるというフィクションの客観的なぬくもりがこの物語には敢然と横たわっている。<br />
たぶん、客観さの分だけレンジが広くなって、「ガレオン」が微かにしっくり来なかったアタシみたいな人間にもヒットしたんだろう。<br />
もしかしたら、優しさの分だけ、深さや鋭さや、本来もっとも受け取るべき人に刺さりきらなかったりするかもしれない。そういう人は改めて「ガレオン」を読めばいい。<br />
これから先どれだけ生きるかわからないけど、アタシは何度もこの本を読み返すだろうし、もしかしたら大切な人に贈るだろう。<br />
読むことが、読み終えることが、たまらなく嬉しかった。<br />
生きてて良かった。

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